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「幸せに生きる」とは

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私の想う「幸せに生きる」とはどいうことなのかを、文章で書いてみようと思いました。 2024年8月の「今」の私が考える”「幸せに生きる」とはどういうことなのか”です。今後、未来の私…
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#ウェルビーイング

はじめに(1)

この文章を書くにあたってのお礼と感謝ずっと、私の人生のテーマになっている「幸せに生きる」ということ。 大学の卒論のテーマが偶然にも宮澤賢治の銀河鉄道の夜における幸福論になり、そこで「まだこの論文は完結していないね。研究し続けなさい」と言ってくださった恩師の言葉を胸に、そこから長い間そのことと向き合う時間も取れず時が過ぎていきました。 しかしその間ありがたいことに、「教育」という場所で向き合う人の「幸せ」と対峙しながら人生の半分以上を過ごすことができました。 この文章も構想し

7章 終わりに

6章の終わりに「おなじ尺度を持つ仲間がいて、集団の中で役割をもって生き抜くことができればそれが「幸せに生きる」ということになるのかもしれない」と書いたが、補足をすれば違う尺度や価値観が違う人(生物もかもしれない)を否定するのではなく、尊重することが大切だと思う。 地球という小さな惑星のことだけではなくその周りを取り巻く宇宙も、人はどれだけのことを「正確に」理解しているのだろう。 誰が必要で何が不必要かなど、なにものも決めることなどできない。 もし決められるとしたら、ある限ら

6章 「幸せに生きる」とは何か

あらためて「幸せに生きる」とは何かを考えると、自分の「好き」を集めてその瞬間瞬間を精一杯に生きるということなのだうと思います。 「幸せ」とは事柄ではなく感性なので、その感じ方は一人ひとり違っています。 極論かもしれませんが、生きる目的があってもいいし、なくてもいい。 達成したい目標があってもなくてもいい。 ただ、自分の「好き」の感度を上げて感じていく。 もし、困難があれば自分が思う方法で乗り越えたり解決していく。 それを決めるのは自分自身なのでしょう。 決めるということは

5章 人生とは(2)

不安・恐れについて変化は怖い 変化は危険も一緒に連れてくるときもある。 だから、人にとって変化は恐怖を感じて当然です。 むしろ恐怖を感じないことが原因で危機に鈍感になり、命を落とすことの方が自然界では多いです。 けれど、科学技術の進歩は昔のように10年や半世紀をかけて緩やかに社会を変化させるのではなく、3年から5年の短い期間で社会を変えていきます。 今はもっと早くなっていて1年で大きな変化をしているように感じます。 これはとても大きな変化です。 多くの人にとってストレス

5章 人生とは(1)

衣食住と自分の欲求を満たすこと趣味の大切さ 今、この時点の私の感覚ですが、幸せに生きる人生とは[趣味そのもの]のようだと思っています。 「趣味」を辞書で調べると「①(本業ではなく、また実益などを考えずに)好きでしているものごと。②その人の好みの傾向。③そのものに含まれる味わい(おもしろみ)」(三省堂『現代国語』より引用)とあります。 「本業」が生物として「生きること」だとすると、それ以外の行為や行動はその人自身が選択することができるので「趣味」と同じだと思っています。

4章 住む(暮らす)こと

衣食住の最後は「住」、つまり「暮らす」ことです。 人間はもともと移動をしながらその日の食べ物や安全を探し続けていた生き物です。人類の歴史からすると定住せず、移動しながら旅をして暮らす時間の方が長く、定住生活をしている時間の方が短いのです。 そして、この定住生活が人間にとって大きな変化をもたらしました。 まず、移動しないということはその土地の気候などの風土に生活が左右されます。 一年中暑い所では、暑さに対応するための家や服装、食べ物などが必要です。特に水が少ない時期はどこから

3章 服を着る(自己表現)

なぜ服を着るのか 他の生物と比べて体毛も薄く皮下脂肪も少ない人間は、環境変化や敵から身を守るために何かで皮膚を守る必要があります。   縄文時代では他の動物の毛皮を加工して身にまとったりしていただけだけれど、定住して生活に余裕が出てくると暮らしに「遊び」が生まれどんどん進化をしていきました。 それは自分自身を表現する「個性」となり、やがて加工技術も向上して今のような個性豊かでオシャレな服装に至っています。 服を選び身につけることは本来は身を守るための行為だったけれ

2章 食べること(五感で感じる)

栄養を取ればいいのか1章で「人が「豊かに」生きるために必要な最小の要素は「衣食住」だと思う」と書きましたが、その中でも「食」は人間の感覚機能の中で、五感全てを使うので一番幸せを感じる体験のひとつだと思います。  人は植物のように光合成で栄養を自分で作ることはできず、食べることで栄養を摂取する生き物です。 どんなに少食な人でも水を飲まなければ約3日程度しか生きることができません。 水が飲めても栄養を取らなければ1か月持たないです。 (人は口から食べ物を食べられなくなると、一気

1章 「幸せに生きる」とはなんだろう(2)

「衣食住」と自己決定 後で詳しくそれぞれについて詳しく書くけれど、人が「豊かに」生きるために必要な最小の要素は「衣食住」だと思います。 別に「高価(高級)なものを選べ!」というわけではなく、自分のお気に入りのもの(好きなもの)を選んだほうが良いのではないでしょうか。それはこの3要素は、もっとも生きることに近いところにあるのでは?と思っているからです。 衣服は、体毛が少ない人間には身を守るのに必須のものです。 それだけではなく、直接肌に触れるので素材によって着心地が異なる