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(小学生英語)フォニックス を蔑ろにしてしまった結果、2-3年目に差が出てしまう子を救いたい
AIの画像生成機能を使って、課題の言葉(例えば「犬」)を使わずにを英語で「足4つの動物」「舌出す」など指示して画像を生成するゲームをしました。
これが面白かったので、私も猫猫を生成してみました。なかなか似たので嬉しい~。
さて、うちの教室では、SNSではいいところをカッコよく見せていますが(←さらっと言う)、見せたくない大きな悩みが2つあります。
そのうちのひとつが、「英語が読めない3-5年生」です。
読めない理由①:コロナのマスク
コロナの影響でマスクが必需だった頃、フォニックスの授業をしながら、講師は口元を見せられなかったし、生徒さんたちの口元が見えませんでした。
最初はこの点をカバーするデジタル教材も少なかったです。
読めない理由②:音で覚えたものを読めると勘違い
うちでは1年生の4月からフォニックスを始めますが、英会話教室や家庭英語学習で少し英語をたしなんでいる生徒さんにあるのがこれ。
1年生で始めるフォニックス授業は一見ABC遊びをしているように見えるのか、誤って蔑ろにしてしまう生徒さんがいます。
フォニックスは「書かれている文字を発音する技能」を養うものだけど、イラストなんかがあるとその単語を知っているので意気揚々に発音します。でも彼らがやっているのは、「音で覚えた単語を言っている」のであって、「文字を読んでいる」わけではないのです。
1年生で出てくる単語は簡単なものなので、まだ「すでに知っている単語リスト」で対応できるのですが、単語からイラストが無くなったり、難易度があがると、「記憶リスト」にないものだから、つまづきます。
そして、つまづいていることをごまかしたり、隠したりするようになります。
解決法①:150%のデモで超絶技巧に努める
読めない①②以外に、単純に「あまり器用ではない」というのもありますが、これは①に入れて話を進めます。
大人でも、わずかな知識を褒められてるとちょっといい気分になって、「あ、あぁ、もちろん。常識よ!」と知ったかぶりしてしまうこともありますよね。(え、無いですか?私はよくあります)
ただ、家に帰ってこっそり勉強して、自己フォローする方が多いと思います。
でも子どもたちにその自己解決は難しいようです。
①の生徒さんに再指導するのは難しくありません。講師として必要なものは、文字の書かれたカードと大げさなデモンストレーション。
大阪のH先生のセミナーで教わったことで私の言葉ではないのですが、とても有益なのでシェアします。
「生徒たちは先生のデモの6-8割の動きをする。だから私たちは120-150%大げさに発音を見せると良い」
これに倣い、カードのめくり方の練習と体当たりな顔芸で、超絶技巧に挑んでジングルやってます。
![](https://assets.st-note.com/img/1717132846008-KsUCPGhVqG.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1717132870855-95xt0ilIK0.jpg?width=800)
*この教材たちは、自分の教室のためだけに作っているので販売用ではないです。Canvaで楽々作れるので、ぜひ作ってみてください。
解決法②:生徒と講師の相互理解に努める
②の生徒さんですが、ここはおそらく上手にコミュニケーションが必要だと思います。
ただフォニックスの技能を養うサポートではなく、生徒さんのプライドや本人たちが自分たちに備わっていると思っている英語力を絶対に否定せず、尚且つ褒め過ぎず、指導していく必要があります。
絵本を使ってさりげなくサポートしながら、あたかも生徒さんが一人で読んでいるようにはこぶなど、99%のサポートをして最後の1%をさせてあげるなど。(生徒さんによりますが)
正直、腹立たしいこともあります。
「あなたができないから教えてるんでしょ!聞きなさいよ、声出しなさいよ!声出してくれないと、どこまで分かってて何を分かってないか、こっちに分かんないでしょ!」
という心の声をぐっと飲みこんで、
「ここに来てるんだからこの子もやりたい気持ちはあるんだ。でもうまくいかないからもどかしいし悔しいだろう。」
と、相手の性格を見ながら気持ちを汲んで、私自身も一緒に取り組みます。
(*余談ですが、これが「わが子」だとひたすら腹が立つものです。人様のお子様だからこそ、優しく、強く、向き合えます。)
結構神経使うし、かなり疲れます。
でも、これを乗り越えると、その後卒業時まで、いい関係が作れて生徒さんも結果、英語技能がつくのでいいことしかないです。
では、また。
よなよなT
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