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Polimi Design PhD festival 2020 Day1

Buonasera! ミラノ工科大学デザインPhDのFestivalが始まりました!

Festivalというのは、いかにもデザイン学部らしいですね。博士課程の最終発表会が、このような呼称で呼ばれるのもとてもクールで、好きです。

3日間に渡って行われる、博士課程での最大イベント。最初の一日目はキーノートのスピーチが行われました。Ezio Manzini先生の講義を修士のとき以来、また聞けるとは、なんだか感激しました。

修士の当時は、かなり実務的なことを追い求めていたこともあって、Manzini先生の授業はいまいちピンとこなかったのですが(笑。というか私の見識が浅すぎたのか笑)、博士課程になるとまた違った意味で含蓄のあるメッセージだなと感じます。
デザインをソーシャルデザインとサステナビリティと捉えて学説を唱え、また、プロダクト・サービスシステムの知見にも広く貢献してこられた、イタリアデザイン界の大巨匠。Zurlo先生やVerganti先生を始め、数多くの現役の教授陣も師から学ばれていたことから、Manzini先生はミラノ工科大学にとって本当に特別な存在なのだなと改めて感じます。

今年は博士課程創設30周年!ということもあって、かなり気合が入っているようでした。

PhDのあり方を巡っての考え方にまで話が及ぶイベントで、特に「Research through design」の話にフォーカスがあたっています。

これまでも『What is PhD in Design?』という問いは何度となく出てきていますが、これは30年たった今だからこそ、改めて見直すと過渡期にあるようですね。

特に印象的だったお言葉。

What do research through research?
・Context
・Map
・Metaphor
・Questions
・Actions
・Reflections
How we do research through design?
・Patterns
・Actants
・tickers
・Catalysts
・Weavers

複雑化する世の中では、グローバルかローカルか、というそういう次元ではなく、大きな物語が必要になってきているのではないか。Terrestrial(地球の)次元で物語を作ることが一つの意思決定のあり方となるはずだ。

Manzini先生らしい、力強いメッセージです。

博士論文執筆の励みになりました!

Ciao Grazie!!







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