Daily UI @BONO Day1-1 (リサーチ)
SNSのアカウント作成のUI分析(Twitter、Instagram、Tiktokより)
つい先日YoutubeでUI/UXデザインに関する動画を見ていたところ、
カイクンさんという方のyoutube動画に出会い、そちらのコミュニティに参加しました。
まだ入って数日ではありますが、早速そちらのコミュニティに上がっていたお題をやらせていただきました。
今回は音声SNSの新規アカウント作成画面の作成に取り組んでみました。
リサーチやグラフィック作成に少し時間がかかってしまいましたが、まずはTwitter、Instagram、TIKTOKのユーザーID登録の導線やグラフィックの分析をしてみました。
導線分析:
Twitterのアカウント作成までの導線は他のサービスと比較して長めでした。
メールアドレス/電話番号、ユーザーネーム、生年月日を1つの画面で入力したあと、認証プロセスを経てパスワードを設定します。
その後、携帯の連絡先の同期(スキップ可能)の後、興味のあるトピックを3つ以上選択(強制)させ(ジャンル、および、ジャンル内のトピック)、選択した内容に応じてTwitterからおすすめのアカウントを1件以上フォローさせる。
その後、プロフィール画像の設定、自己紹介の入力(「今はしない」が選択可能)と画面遷移が進んでいき、初めてアカウントが使える。
TwitterはSNSへの抵抗感を覚えている人向けに連絡先の同期機能を用意していたり、おすすめのアカウントをフォローさせる機能は使いやすいと思いました。
ひとつ気がかりなのが、一部の選択を強制させている部分です。
ユーザーによってはサブアカウントとして使いたいというユーザーが新しく作るときに強制的に興味のあるコンテンツを最初に選択させたり、1アカウント以上フォローさせるのは手間がかかるかなと個人的には思いました。
グラフィック面:
一つの画面で複数の操作をさせる画面がそれなりにあり、Twitterからお勧めされたアカウントを1件以上フォローする画面はかなり文字が混み合っている印象があった。
ただジャンプ率など見易く設定されており、基本的には余白も十分に確保されていると思いました。
導線分析:
Instagramの同線は非常に簡潔という印象です。
ユーザーネームの作成→パスワード設定で実質アカウント登録が完了する。
完了前にFacebookアカウントで友達を検索、連絡先の同期、プロフィール写真の追加がある。
フォローを促す画面もあるが強制ではなく任意となっている。
登録完了までの導線はTwitterと比べ少ない印象だったがおそらく既存でアカウントを持っているとそれで登録したメールアドレスと紐付けされる機能になっているためだと思われる。
グラフィック面:
1画面に1つの作業をさせる画面構成となっている点がシンプルで使いやすいと感じました。
またユーザーネームを入力するとき、ユーザーネームが使えない場合、システムから使用可能な代替のユーザーネーム一覧が画面上で見えるがそれがキーボードと入力欄の間に収まる形になっており、参考になった。
TIKTOK
導線分析:
Instagramと同様、導線はかなりコンパクトになっている。
またメールアドレス登録か電話での登録かの部分がタブで選択できるようになっており、非常にわかりやすい。
パスワード設定、ユーザーネーム作成でアカウント作成が完了する。
興味のあるトピック選択や、他のアカウントフォローはないので、アカウント作成までかなり早かった印象がある。
グラフィック面:
1画面あたり1操作で構成されているのが非常に使いやすいと感じました。
また先ほど導線分析でも触れたが、タブで電話かメールアドレスでの登録を選択できるタブもとても参考になりました。
パッと見たときの画面もどこを見れば良いか分かりやすいと感じました。
余白の使い方大きく寄与しているのかなと思いました。
TwitterやInstagramと比べコンポーネントの幅が4ptほど広く取られていました。広すぎず、狭すぎずという感じでちょうど良さを感じました。
まとめ
各々比較してみるとサービスに応じてアカウント作成までの導線が異なる点が非常に興味深かった。
私の考えではターゲット層はおおよそどのサービスも多少のズレはあれど似通っていると思うので、ターゲット層の違いでアカウント作成の導線が変わることは大きくないのではないかと考えました。
むしろSNSのコンテンツの構成に応じて導線が変わってくるという印象がありました。
例えばTwitterはユーザーがフォローしたユーザーの投稿が基本的に見れる構造となっている。
またツイートが飽和している中ある程度情報をシステム側からコントロールした方がユーザーが迷子にならないなど、ツイッターの特性上の要因があると思われる。
一方でTiktokについてはショート動画がリール上に次々と流れてくる仕様となっており、コンテンツを選ぶというより流れてくるコンテンツを消費するという仕様になっているから例えば興味のあるコンテンツを選ばせること、などはさせていないのかなと感じた。
むしろユーザーに冒険をさせ、どんどんコンテンツを消費させているように見える。
少し長くなりましたので、次に私がこの分析をもとに作成した音声SNSの画面を紹介したいと思います。
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