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ものをダウンサイジングする

年を重ねてものに囲まれている生活に日に日に嫌気がさしてきた今日この頃。

昨日は古い雑誌を処分して今日はもう着る予定のない服やアクセサリーをリサイクルショップに持っていって処分してきた。でもまだ何だかものが多くてモヤモヤしている。

若い時は、自分の欲しいものを買うだけ買って家にストックしていくのが何より楽しみで喜びに満ち溢れていたが、今はものをどれだけ買わずに済ませられるか、ものを減らすにはどうすればいいのかに考えがシフトチェンジしていっている。

ものを処分するたびに思っていたが、ものを処分することはものを買うこと以上にお金や労力がかかっているような気がする。ゴミ袋だって今はほとんどが有料化されているし粗大ごみなんて一つ処理するのに数百円かかる。不要なものを選別する時間や労力だってはんぱじゃない。捨てる作業がめんどくさくなって処分するのが後回しになって、その間にまた新しいものが増えてますますストレスになる悪循環をもたらすこともしょっちゅうあった。また私の場合もので溢れかえった家にいるのが嫌になってそれを紛らわすために特に予定もない外出が増え、時間つぶしのカフェ代や外出先でストレス発散にまた特に必要もないものを買ってしまうという悪循環にも陥っていた。

若い時の時間やお金の浪費を反省し、今はものを買うのをできるだけに最小限にして、もう使わないと思ったものは思い立ったらスパッと処分することを心がけるようにしている。まだ完ぺきではないけど、若い時と比べると毎日が充実しているように感じるし、心の中がスッキリしてきたと同時に考えも前向きになり、イライラすることも減ったような気がする。若い時の自分が後ろ向きで心がすさんでいたのは多すぎたもののせいだったのではないかと今は思う。

ものを増やさないようにするため食品は必要なときに必要な分だけ買うようにしたり、本はどうしても必要なもの以外はなるべく図書館で借りる、洋服は流行にとらわれず着回ししやすく長く愛用できるものを厳選して買う、ほしいと思ったものは即決せずいったん保留にするなど自分ルールを作った。生活に最低限必要なものだけ買うことを意識するようにもなった。

「限定品」などついつい買いたくなってしまうシチュエーションに遭遇することもあるけど、昔と比べると簡単に飛びつくことなく冷静に判断できている気がする。

「もの」は生活を豊かにしてくれる役目を持っている反面、持ちすぎてしまうとモヤモヤやストレスをもたらす悪になる諸刃の剣だと私は感じる。自分の負担にならない範囲でものと付き合っていくのが体や心にもいいと思う。負担になる量は人によってまちまちだと思うので、自分の心の中と相談して自分にベストなものの量を探っていくといいかもしれない。

私はある程度一人でも不自由しない生活が送れればものはそれほど多くなくてもいいと確信したので、これからも不要なものを減らして自分の好きなもの・納得いくものに囲まれて生活できるようにもののダウンサイジングを極めていきたいと思っている。

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