見出し画像

「2020年05月」 視聴セミナー動画レポ

こんにちは、DTPオペレーターのあきづきです!
今年のGWは外出自粛期間ということで、3日に1度食料品を買いに出た以外はほぼ引き籠り状態でGWが終了しまいました(汗

一方でずっと家に居たからこそ、じっくり勉強する時間が確保できたので、今回はGW中に視聴したセミナーの内容を、備忘録的に簡易紹介レポートしていこうと思います!

DTPの勉強会(東京) 特別編・第7回

【Session 1】
製版工程目線で考える「令和」の環境に合わせた
DTPデータの在り方

スピーカー:森脇 恵さん(研友社印刷株式会社)

InDesign や Illustrator は、最初に作った制作バージョンで作らないと危険」という話はよく聞きますが、実際にはどういう危険性があるのか?について紹介されていました。

最近だとInDesignの角丸問題解消の話をよく聞きますが、それ以外にもバージョンまたぎをする際に崩れる可能性がある具体的なポイントが紹介されていて、とても勉強になりました。
森脇さんもセッション中で仰っていましたが、崩れやすいポイントこそあるものの、結局最終的には「全部見る」になってしまうというのが、セッションを拝見して、より肝に命じた内容でした。

また、もう一点特に勉強にさせて頂いたのが、「PDFネイティブ構造の活用」というお話。
(日頃はカタログ案件を担当することが多いので)バージョンUPを行うとすると、基本数百ページあろうが、全ページまとめてバージョンUPするのを当たり前にしがちでした。
ただそうした時、がっつり1ページ表組のところとか、検版がむちゃくちゃ大変&面倒なんですよね。。。
Proof Checker Pro + dproofs の併用で、なんとか時短はするものの、数百ページとなると、そもそも全ページ差分をかけること自体が大変。。)
だからこそ、「あまり改定のないページはバージョンまたぎの対象から部品を切り離す」= 「InDesign側にはPDFを貼って、元データは古いバージョンのまま運用する」という考え方は、自分としては新たな発想でとても勉強になりました。
  

【Session 2】
「修正に強いデータ」を作ろう!
InDesignテキストフレームの徹底解説

スピーカー:戸田 大作さん(日経印刷株式会社)

InDesignでデータ制作をする際に意識したい、「修正に強いデータ」を作るために必要な考え方が紹介されていました。
「単にこう作るんだよ」と説明するだけでなく、『どういったデータの作り方が修正に弱いデータなのか』→『修正に強いデータにするには、どう直していけば良いのか』という両者を比較する形で紹介されており、「どう効率化を考えれば良いのか」の説明がとても分かりやすく、勉強になりました。
色々なテキストフレームの設定についても、機能としては理解していても、「なるほどそういう使い方があったのか..!!」と目から鱗のテクニックが数々紹介されており、他の方が作ったデータを見るのは、とても勉強になるし、終始ワクワクしながら拝見してました(笑

1つのテキストフレームで作ることを意識する = ONE FRAMEの考え方もとても素敵ですが、「DTPは作って終わりではなく、修正することを含めてが仕事。作業全体を考えて効率化することが大切」とまとめられていた内容もとても印象強く、大切にしたい素敵な考え方だなと思いました!
 

【Session 3】
スクリプトで未然に防ぐInDesignの不具合と作業ミス

スピーカー:三枝 祐介さん(広研印刷株式会社)

DTPの現場で高い品質を担保するために自社で活用されている、自社製InDesignスクリプトについて紹介されていました。
自分の場合、「修正作業を楽にするスクリプト」は日頃からよく活用しているのですが、「品質チェックのためにスクリプトを使う」ことはリンクチェック周りが大半だったので、とても勉強になりました。
特に「予め定めたチェック項目をスクリプトで自動でチェックする」「問題があればエラーが出てPDFが書き出せない」という流れ(フロー)は、部署全体で必ず同じチェックができるわけなので、品質を一律に保つ意味でとても大切な内容だなと感じました。

また、考え方の面でとても素敵だと感じたのが、「スクリプトはあくまでも手段であり、使うことが目的にならないようにすることが大切」というお話。
スクリプトの便利さを伝えられながらも、「何故その作業を(スクリプトで)行なっているのかを意識して、統合的に俯瞰して考えられる視点と知識を持つことが大切」と使う理由についても紹介されているので、考えて使うことの大切さ・考え方が、とても印象に残りました。
 

【Session 4】
できるだけ「やりなおし」しないためのPhotoshop操作術

スピーカー:村上 良日さん(やもめも)

Photoshopで画像加工を行う際に活用したいテクニックの数々について紹介されていました。
パスを編集するコツや、色味を合わせやすいスポイトツールの設定のコツ、画像結合のテクニックなどの様々なテクニックが紹介されていて、日頃あまり画像編集を自分でしない(実はPhotoshopが苦手)な私でも、「今度機会があったら是非使って見たい!」と思う技術の数々で、見ているだけでもとても楽しかったです。

特にスポイトツールで平均値が取れる、という機能は完全に初耳だったので、もっと早く知りたかった...!!と、とても勉強になりました!

どの内容もとても勉強になる内容ばかりだったことと、『諸事情により、公開期間は「緊急事態宣言の発令中」』とのことだったので、このGW中にしっかり身につけなければ!とそれぞれ気になるポイントは何回も巻き戻しながらじっくり勉強させて頂いてました(笑

BOOTHで販売開始されたと知った時点で、価格を見て思わず二度見してしまったのですが、これだけの内容で、なんと「頒布価格:350円」。
思わず「一桁間違ってませんか?!」と言ってしまいたくなるくらい素敵な内容なので、個人的に物凄くオススメな内容です!!
(購入する場合、以下ページのリンクから購入できます)

このGWは、こちら以外にもWEB系でも5・6本勉強させて頂いてた気が。
こんなご時世ですが、色々な手段で勉強できるというのは、本当にありがたいなとつくづく感じたGWでした。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます! 少しでも参考になるものがあれば、「いいね」や「シェア」などのリアクションも頂けると、泣いて喜びます!   また、もし良ければTwitterのフォローもお願いします! https://twitter.com/yryama