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アイドルの「観客」から「ファン」になった気がした日

めちゃくちゃ主観だけど残しておきたいと思った。
個人的にそう感じたよということなので色んなファンの形があって当然だし健全だし、正解とか押し付けとかそんなつもりは全くないという前提。

「観客」という言葉の個人的な感覚

自分自身はスポーツの現場でも、教育の現場でも、行政の現場でも「観客」を減らそうとしてきたキャリアだなぁと思っている。

ここで言う「観客」とは、サービスを享受することを前提とした受動的な関わりの人のイメージ。
カスタマーとか、評論家とかという言葉を同じような文脈で使っているように思う。

この観客を「減らす」というのは、多少強引な言い方だった。訂正。
実際のところ、観客は指数関数的に増えてほしいけど、同じくらい"観客だった人たち"に「よき仲間」になってもらえるかが大切だと思って活動している。

プレイヤーとか、サポーターとか、実践者とか、自分ごととか、関係者人口とか、状況に合わせて色んな言葉を使いながら、ただサービスを待っているだけじゃなくて仲間になってくれる人を増やすような仕事をしてきた。
そして、今回アイドルの現場で感じたことは「ファン」という言葉、あるいはそのチームのファンを表す呼称がその感覚と近いのかも?ということだった。

ガラフェスに行った日

12月17日、日比谷野外大音楽堂にてガラフェスに参加。
フィロのスの特典会に参加していたので、可憐なアイボリーさんから見始めた。途中、あめふらっしさんは中抜けで逃しちゃったけど、以下タイムテーブル。

https://garafes.com/news/news-1287/より

フィロのス登場までの印象に残った何組かメモ

実はかがやきフェスでみた#ババババンビ以外は初めてみる。そんな中、もう1回観たいかも?と思ったグループのメモ。

【BLACKNAZARENE】
かっこいい。もう一声目からかっこよかった。
白い髪の南向いずみさん?が世界観1番感じてかっこよかった。照明暗いところでもう1回見てみたい感じした。

【クマリデパート】
パフォーマンスが安定している。多分緑の七瀬マナさんが好き。楽曲も強い。でんぱ組とかFES⭐︎TIVEの好きな感じ…と思ったらやっぱり玉屋2060%さん。ちなみにふるっぱーのぴゅあやコロナナモレモモのホルモン曲たちもそう。好き。

【OCHA NORMA】
なるほど、これが噂のハロプロか。という感想。
全員歌もダンスも強い。他のグループだったらみんな推しちゃうかも。あと地元の子がいるので応援しちゃう。

【高城れに】
2010〜2014に、在宅で「ももクロ」を見続けてた人間だったのに、現場でペンラ振れる日がくるなんて!!大変かもしれないタイミングなのにありがとうれにちゃん。
「サラバ、愛しき悲しみたちよ」歌ってくれたのは沸いた。

【高嶺のなでしこ】
人数多くてみんな似た制服みたいなの着て、フォーメーション系ダンスとユニゾン多めのグループは「楽しく聴けても沸くことはない」と思っていたら、ハニワさんプロデュース曲ばかり!!決戦スピリット!結局全曲テンションあがった。

【BEYOOOOONDS】
これはフィロのスの後だったけど、書かざるを得ない。楽曲もパフォーマンスも圧巻だった。まじで全員がエース、全員がセンター。
後、触れないわけにはいかないのがビヨーンズファンの皆様。盛り上がり方がすごくて、フィロのスがのびのび歌ってた気がする。

もちろんここに書いてないグループの時も楽しく観ていた。
紛れもなく、ガラフェスを楽しんでる観客だった。

そしてフィロソフィーのダンス

アイドルとお客さんはどこまで行ってもその関係性が崩れることはない。
供給していただいたもので、ありがたく勝手に楽しむ。そんなイメージ。

だから上に書いたみたいに、他のグループでも勝手に楽しんだりテンション上がったり、逆に刺さらなかったりする。
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フィロのスは文字通り毎回最高なので、なんの心配もなくただただ「1曲目なにかな?」「あの曲やるかな?」と楽しみに待っていた。

そういえば、イナズマ行けなかったから初めてみた"かがやきフェス"以来のアイドルフェスだな、などと思っていたら聞き覚えのある曲が聴こえてきた。

「え、1曲目から作り笑い…!?」

空もすっかり暗くなった野音のステージに、日向ハルさんが1人で登場。
からの、熱唱。寒さ大丈夫かな?など思う必要もないくらい声が出てる。

ツアーでは基本的に「作り笑いをさせないで」に入る前にしんみりとした語りがあって、空気感をつくってからの歌唱だったけどその日は初手が歌で勝負。説明も自己紹介もなし。

夜空に響き渡るハルさんの歌声と、歌唱力そのものに対して盛り上がる会場。

たくさんのライブに行ってきたけど、この時初めての感情に襲われていた。
「どうだ!!!!」「そうだよね、盛り上がっちゃうよね。歌声、素敵でしょう?」「これが我々の日向ハルさんですよ!」

端的に表すと「誇らしい」という感情。
自分でも意味は分からない。凄いのはハルさんなのに、推しいている自分が誇らしいという感覚。

本当に最高な、うちの日向ハルさんです。

多分、ファンになってる

この2日後、大阪のイベントでは最前に「シュークリーム・ファンクしか知らない」という大学生2人組がいた。

フィロのスの出番が終わったあと、「フィロのス聴いちゃうかも。声は赤の人、全体的に紫のひとが好きだ」と。もう1人も「赤わかる。俺はピンクが気になった」と言ってた。
これも、「そうだよね、素敵だよね」と思いながら聞いてしまった。

さらに年末、12/28。TVに日向ハルさんが出てた。
(旧)Twitterに「俺たちの日向ハル」を誇るポストが溢れている。意味わかんないけど、凄いのは日向ハルさんだけど、やっぱり誇らしい。

力を出している時、誰かに歌が届いていると感じた時、「どうだ!!」「そうだよね。」と誇らしく思う。
逆にメンバーが夢を語っていたり、他のグループが大きな箱でのライブを決めたときには、「微力でも力になりたい」「みんなに自信をもってほしい」と思ってしまう。

これは多分、自分の中で「観客」ではなくてファンになっているんだろうなぁと思う。
いや、結局何ができるわけでもないんだけどね。ありがたく供給を待つしかないんだけど、そんな感情生まれてる。

結論

日向ハルさん最高です!好きです!歌ってくれてありがとう!!!

お顔も可愛いんです、日向ハルさん。

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