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「取材者の目線で生きる」がようやく分かってきた(気がする)【さとゆみゼミ受講記③】

書くことは、取材者の目線で生きることです。

講座の初日。
さとゆみさんがそんな話をした。

はて?? と思いながらノートにメモする。
シュザイシャノ メセンデ イキル

ライターって何ですか? という状態で受講していた私は、何言ってるのかさっぱり分からんなーと思っていた。

さとゆみビジネスライティングゼミ。
あの日から1年以上が経った先日、「ん? これが取材者の目線?」と思う瞬間に出会った。
そんなことを思ったのは初めてだ。

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インスタで見つけたギリシャ料理の料理教室に参加した。
ギリシャ人と日本人の素敵なご夫婦が自宅で開いている教室だ。
夫さんの豪快な料理姿を中心に参加者同士のおしゃべりにも花が咲く、朗らかな時間と空間だった。もりもり食べた。

ギリシャ料理についてはもちろんのこと、このご夫婦について、この教室について、知りたいと思った。じわじわと出てくる興味が止まらなかった。

なぜ料理教室を?
おふたりはもともと料理人?
いつどこで出会ったの?
いつ日本へ?
どうやって始めた?
メニューはどうやって決めている?
参加者はどういう人たち?
この家の素敵な内装はDIY?
そのエプロンかっこいいですよね?
この食器、日本で買えるの?

なんとなく自然と頭のなかでこの教室を紹介する記事を想定していた。
だからこそ聞きたいことが沸いて出てきたように思う。
いや、文章にするか否かは別として、誰かに話すだけかもしれない。
それでもこの教室が、このご夫婦が気になって仕方なかった。
もっともっと知りたいと思った。

それで、もしかして? と思い出す。
これがさとゆみさんが言っていた「取材者の目線」に近いのかも?

この1カ月ほど前に、さとゆみさんと取材にでかけ、彼女の質問力を目の当たりにしたのも大きいだろう。
こうやって質問するのか、こうやって話を広げたり深めたりするのか、と、リアルな現場での学びは大きかった。その取材を元に今原稿と向き合っている。

この経験あってこその、この気付きかもしれない。

これ、かな。
シュザイシャノ メセン

取材者の目線を手に入れるには、一度ホンモノの取材者になってみること。かも。
今さらながら、少しだけ手触りを感じられたことが嬉しい。

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