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240422 ゼツメイ「死春期」@池袋EDGE 初見感想

※個人の感想です
※頭を振りながら見ているため、言葉や流れの記憶は曖昧です

初見のバンドを見るのって楽しいなブームが到来し、今日はこちら。

ゼツメイというバンドは名前は見かける程度で、曲は聴いたことがなく、メンバーもフライヤーを見るに4人……なのかな?ぐらいの前情報しかなかった。
下調べをせずに見ることでより真新しさを感じられておもろい(私談)ので、何も知らぬままに池袋に向かった。

昨日に引き続きなので、いやいや、黒髪片目隠れ襟足長い男が好きなだけではないのか?と自分に問いかけるが……

好きやろ……。

黒髪片目隠れ襟足長い男とか爆裂ツインテールミニスカート男などが好きだから、このジャンルにいるんだよ!!



ライブは18:35頃開演、20:40頃終演。

当日無料のワンマンなので、長くても90分ぐらいかなぐらいの気持ちで行ったらがっつり2時間のパフォーマンスでした。
アンコールやMCは挟んだものの、本人たち曰くも「あまり話さないバンド」ということでトークの割合は少なく、ライブパフォーマンスでやりきってたのは素直にすごい。

セトリ等がわからないため、ふわっとした感想になってしまうけど書き残しておく。セトリください。

お客さんの入りは最初たぶん60人弱ぐらいで、その後増えてたかも。体感で、結構入ってるなと感じた。

ボーカルの月白さんが序盤で「あんま人こなかったらどうしようかと思ったけどいっぱいいるじゃん」と漏らしていたり、後半にも「ここモニターで観れるんだけどそのときスカスカに見えて……30人ぐらいかと思った……」みたいなことを言ってたので、それは本当に良かったな……という気持ちになる。

この月白さんという方、世界観や雰囲気でいうと例えばザアザアの一葵さんみたいな、ねっとりと絡んでくる気持ち悪い系(良い意味で!)なのだが、わりと漏れ出るコメントが素直なので途中から、結構普通に良い人なんじゃ……?と思いながら見ていた。

・ライブの雰囲気

アングラな雰囲気だが暴れ曲が多い!今日だけで首がシャンクスになった説ある。
ヘドバン、モッシュ、手扇子が基本なので「今日は暴れたいンだわ」みたいなバンギャルにオススメできる。
かつ、凝りすぎたフリはないので、バンギャルなら誰でも馴染める。私はとにかく頭を振りたいので、楽しかった。
WODは1曲だけあって、ヴィジュアル系あるある横モッシュかと思いきやボーカルに向かって突進折り重なり型で激しかった。ボーカルはだいぶ下敷きになってたけど、怪我ない?とファンを気遣っていたし、楽器を持ってフロアに降りたベースに「危ないからベース置いてきて」と指示してたのも助かる。

・パフォーマンス

ボーカルは声域が広く、綺麗な声だなと思った。
世界観が確立してることもあり曲調は似た印象が多かったので、このボーカル力があるなら今後もっと幅広い曲が聴けたら良いな〜!と思った。
あと個人的に声がデカいボーカルが好きなため(歌詞何言ってるかちゃんと聞こえてほしい派)腹から声が出ていて好印象であった。

演奏は個人的にドラムのアグレッシブ感が良かった。楽器隊はひどく主張することもなく、ボーカルを支えていた印象である。


・煽り

「構い合おうよ……」
「一つになろうよ……」みたいな気持ち悪い系(褒めてる)のねっとり煽りが多め。

でもその気持ち悪い系の合間に「みんなで作ってる感が楽しいね」とか「もっと前詰めてくれたら人いっぱいいる感じがして嬉しい」とかうっかりピュア発言が多くてニコニコしてしまった。
フリ指示ミスったときも「あっ、ごめん間違った……」と素直に謝っていたし、モッシュ前は「床に荷物ない?」と気を遣っていた。

あと、執拗な個人客いじりとかもなかった。曲中で誰かに「そこのお姉さん……」とか言い出して、これは嫌な感じの客いじりか!?となったら「大丈夫…?具合悪いなら後ろに椅子もあるからね……」とか言い出してわろてしまった。優しいがすぎる。実際、体調悪い人や妊婦向けの椅子が後ろに用意されていた。
煽られるのは好きなんだけど、初見がいる想定のライブであんま無茶言ってくるバンドは困るので、その点ホスピタリティ高〜!と心で拍手した。

個人的には「こんなダメな僕の言うこと聞いてくれてありがとう……」という自己肯定感低い発言からの「言うこと聞くなら全部聞け!!!!」という急なド煽りが一番刺さりました。(しばかれたがり)

・MC

普段はあまり話さないバンドということで、レアな感じだったのかもしれない?最後は全員喋っていた。

ベースの方は「生きるとか死ぬとか言ってるバンドだけど、この前友達に生きる意味がわからないから死のうかな、とか言われたんです。ここに居るみんなは、そんなに、難しく考えないでほしい。ライブ観て、終わって、ライブ楽しかったなぁ〜このために生きてるな〜ぐらいでいい。そんなに難しく考えないで」という(ような)話をしていた。

本人は、まとまらない話になっちゃった、と自省してたけども個人的にはこの話はわりと刺さった。私もすぐ意味を探しだそうとしてしまうので。。意味がなくたって良いんだよと言われた気がして、なんだかすっとした。

ギターの方は、かなりこのワンマンに思い入れが強かったみたいで途中涙を堪えながら話していたのが記憶に残っている。話を聞くに、彼がボーカルを勧誘したっぽい?曲も作っている模様。いろいろあったバンドみたいなので、幸せになってくれ。。。と思う。

ドラムも後から入った感じなのかな?サポートを経た感じの話をしていた。バンドのアンダーグラウンド感に反して彼は唯一ポジティブなオーラを発していた。「俺あんま話しすぎないようにする!ぱっぱらぱーになるから!」と笑っていた。

ボーカルはそれまでの経緯でなんだか掴めない人だなと思っていたけれど「死ねとか、本気で言ってるわけじゃない。死にたいと言う気持ちを絶命させるという意味でゼツメイやってるんです」みたいな話をしていて、そこでパフォーマンスに筋が通った感じがした。

ステージ上には鬱や死という文字の紙が貼られ、血飛沫が飛んだような衣装、病んで歪み、ややエログロい感じの歌詞が多いが、ライブを総括してみるとどこかそこに堕ちすぎていないというか……ファンへの気遣い含め、なんだか優しさのあるバンドだなと思ったので。。風評被害かもしれんけど……でも、私はそこが良いなと思った。
見ていて不快感がないし、ファンのこと大事にしながら自分たちのやりたい音楽でもっと前へ進もうとしてるんだな〜と。

「絶命せずに、ゼツメイやれてる」と笑っていたボーカルの姿が、かなり印象的でした。

帰りに、個人的にいいなと思った曲をApple Musicで探してみた。

・誘拐
サビのメロディーが印象に残り、クセになる。

・鳥籠ノ手
バンギャルならすぐ動き出したくなるド定番キャッチー曲。


・残叫
本編か最初のアンコのラストで締めっぽく歌われたバラード。シンプルに表現力が良かった。

これ探してて思ったけど、今日もしかして全曲やってたのかもしれない。そういえばメンバーが、もう全曲するワンマンは無いと思うと言ってた気がする……!?

最後に歌われたのはバンド名が組み込まれた「絶やさぬ命」。これが代表曲かな?

こうして振り返るとフリ覚えてて動きたくなる曲も多いので、ライブ自体はだいぶキャッチーだと思う。

超初見だったけど、ボリューミーで楽しいライブでした!また見れたら良いな〜。

いろいろ情報間違ってたらごめんなさい!
おわり

ゼツメイ公式

https://x.com/zetsumei_info

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