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自力で拡散できる力があればいいのに

今日、「CAKE.TOKYO」で、滋賀の老舗和菓子屋「たねや」の連載コンテンツを公開しました。

連載「たねや」

(△ たねやの和工場であんこを炊き上げているところ Photo by 三浦咲恵

昨日公開した導入記事では、導入記事ということや、事前告知をあまりできなかったということ、公開時間を15:00という微妙な時間帯にしてしまったということもあるんだけど、それにしてもあまりにも反応がなくて、正直辛い。

今日公開した本編記事(和菓子の工場見学)も、あまり反応がなくて、だんだんと記事に対して反応してもらえる数が増えてきただけに、これだけ反応が違うとなると(TwitterもInstagramも)、今後このようなコンテンツは続けられず、以前と同じように、お菓子フォーカスのようなコンテンツのほうがいいのかもしれないと思ってしまう。

今回の連載に先立って、これまでとは少しテーマを変えて、お菓子のこだわりというよりも「お菓子をつくる人」のほうにフォーカスするコンテンツがあったら、お菓子の会社で働く人たちの姿勢だったり思いだったりをダイレクトに届けられるんじゃないかって思って、この連載をはじめた。でも、読者はそういうのは求めていないのかもしれない。

今回の反応を通して、これまでも薄々感じていたことだけど、自分が本当に「いい」と思ったものに対して、知ってもらえる機会を自分でつくれないこと、それがものすごく悔しい。コンテンツが面白いか面白くないかの前段階の、「知ってもらえる」ということが大事なんだけど、それすらできていない。自力で拡散できる力が、今すごくほしい。

取材に際してもいろんな方にお話を聞いて、デザインもサイト構築も自分では出来ないからお願いして、忙しい中つくってもらったのに、ふがいない。

「塩谷さんだったら読もう」とか「クラシコムの青木さんが薦めるなら面白いに違いない」とか、その人自身に信頼があるからそういうふうに捉えてくれるけど、自分は人からの信頼が薄いんじゃないかと不安にもなってくる。

もちろん、「たねや」のお菓子について紹介するコンテンツをもっとつくったほうがよかったかもしれないとか、事前告知をしっかりすればよかったとか、タイトルが分かりにくいとか、そういう後悔はいっぱいあるけれども。

あぁ、自分に拡散する力があればいいのに、と思う。

(Cover photo by Andre Benz on Unsplash)

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