いりえ

いまは🎤の沼にいるオタク。 特に要請されていない自分語りをします。

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最近の記事

悪魔に魂を売ってでも他者の書いた推しカプを拝みたかった人間が二年間かけてマーケティング活動に取り組んだ結果#5【完結編】

リアルイベントにて3サークルが参加する「実質オンリー」を開催することができました!(結果) あらためまして、いりえです。ちょうど昨年、推しカプにハマって2年が経った記念に書き始めたこのシリーズですが、気付けばそれからさらに1年半が経ってしまいました。 月日の流れる速さに驚きつつ、いい加減「2年間かけて〜」というのがタイトル詐欺になってしまうので、このあたりでマーケティング活動の総括をしていくことにします。 最後は「いかにして他者を《書く・描く》という”一線を超える”行為に至

    • 悪魔に魂を売ってでも他者の書いた推しカプを拝みたかった人間が二年間かけてマーケティング活動に取り組んだ結果#4

      総勢11名によるアンソロジーを発行するに至りました!!!(結果) あらためまして、いりえです。前回記事から随分と経ってしまいましたが…私はこの間、労働&原稿&労働&オタク活動に励んでいました。そして今回の原稿のゴールは10月10日に予定されていた同人誌即売会――いわゆる「イベント」です。過去最も仕事に追い詰められながらも、結果的には無事にアンソロジーと個人誌を出すことができました。 さて……私は前々より「イベントは展示会理論」を用いて、あの手この手で己の推しカプをアピール

      • 悪魔に魂を売ってでも他者の書いた推しカプを拝みたかった人間が二年間かけてマーケティング活動に取り組んだ結果 #3

        Pixivにある推しカプ作品のおよそ6割が「自分以外の方の手によるものになりました!(結果) あらためまして、いりえです。気分の上ではまだ4月上旬なのですが、気づけば5月も終わりに差し掛かっていて驚愕します。この間、おおむね原稿をやるなどして過ごしていました。(原稿がひとつ終わったので、noteを書いています) #0「前置き編」はこちら #1「マーケティング理論編」はこちら #2「Twitter運用編」はこちら さて、今回の記事では「執筆におけるTwitter/Pi

        • 悪魔に魂を売ってでも他者の書いた推しカプを拝みたかった人間が二年間かけてマーケティング活動に取り組んだ結果 #2

          Twitterで沢山の方とお友達になり、もくりにて「6名で寂銃のことを語る」というような場が持てるようになりました!(結果) あらためまして、いりえです。前々回に引き続き前回の記事も、たくさんの方に面白がっていただけて嬉しいです。 #0「前置き編」はこちら #1「マーケティング理論編」はこちら さて、前の記事でも書いた通り、まだ市場に知られていない状況では、とにかく「カップリング名を認知」させることが大事です。 そしてTwitterアカウントをフォローしていただくとい

        悪魔に魂を売ってでも他者の書いた推しカプを拝みたかった人間が二年間かけてマーケティング活動に取り組んだ結果#5【完結編】

        • 悪魔に魂を売ってでも他者の書いた推しカプを拝みたかった人間が二年間かけてマーケティング活動に取り組んだ結果#4

        • 悪魔に魂を売ってでも他者の書いた推しカプを拝みたかった人間が二年間かけてマーケティング活動に取り組んだ結果 #3

        • 悪魔に魂を売ってでも他者の書いた推しカプを拝みたかった人間が二年間かけてマーケティング活動に取り組んだ結果 #2

          悪魔に魂を売ってでも他者の書いた推しカプを拝みたかった人間が二年間かけてマーケティング活動に取り組んだ結果 #1

          Pixiv作品総数が、活動開始後8ヶ月で10倍になりました!(結果) ↑ヤモリ(@yamori_ko)様のツイートより引用させていただきました。 あらためまして、いりえです。前回の記事、長い前置きであるにも関わらず沢山のご反応をいただきありがとうございました。 前回の記事はこちら↓ さて、ここからは私が「実践」に移したことをまとめて書いていこうと思います。まず第一弾は、「マーケティング理論の実践」編です! ※私はマーケティングを学んだり仕事で用いたりしている人間ではあり

          悪魔に魂を売ってでも他者の書いた推しカプを拝みたかった人間が二年間かけてマーケティング活動に取り組んだ結果 #1

          悪魔に魂を売ってでも他者の書いた推しカプが拝みたかった人間が二年間かけてマーケティング活動に取り組んだ結果 #0

          Pixiv投稿作品数が、4件→101件にまで増えました!(結果) あらためまして、いりえです。 私は2019年3月24日に「寂銃」というカップリングにハマって以来、「どうにかして誰かの書いた/描いた推しカプを拝みたい…」「というか、なぜこのカップリングがバズらないのか?」など思いながら二年間をマーケティング活動に費やし、その過程で本も10冊ぐらい出し、そしてついにこの春、総勢8名によるアンソロジー刊行にまで至ることができました。 そこでこの記事では、私が今まで何を考えて

          悪魔に魂を売ってでも他者の書いた推しカプが拝みたかった人間が二年間かけてマーケティング活動に取り組んだ結果 #0

          2021年に大流行するカップリング予想

          ※この記事は私の推しカプである寂銃のマーケティング活動のために書いています※ 皆様こんにちは。激動の2020年も間もなく終わり、新たな一年が始まろうとしています。そんな中、こんなことを感じている方も多いのではないでしょうか。 2021年、どんな男同士の激重/エモ感情が流行るんだろう…? メンズエモーションのムーブメントを振り返ってみると、ここ数年でのオメガバースを筆頭とする「バースもの」の普及や、風邪を引いた受けを決して襲わない「令和攻めしぐさ」の定着化など、新たな観念

          2021年に大流行するカップリング予想

          推しカプの本が存在する世界に来た

          私はいま、ほろよいの冷やしパインを飲みながら、泣いている。人生で初めて、「推しカプの本」を手に入れたからだ。 私が好きなカップリングは、公式で二言ぐらいしか会話していない。どうしてハマったの?と聞かれても、「ある朝起きたら突然……」としか答えようがない。公式からの燃料投下なんて端から期待していない、火の無いところに煙を立たせる営みだ。でも、公式では「二人が実は付き合っている」ってことを否定されてもいない。悪魔の証明だ。だからそれぞれのキャラクターの言動をいちいち真剣に(そし

          推しカプの本が存在する世界に来た

          性癖について真剣に考えてみた【R18】

          性癖って何だろうこれが私のここ一ヶ月ほどの悩みでした。元々SMが大好きでずっと寂銃というカップリングでそんな話を書いていたんですが、思えば18歳からの6年間ずっと似たような話ばかり書いている気がして、もっと自分の可能性を広げたいなと思ったのが発端です。 さて、私は「性癖」という言葉を、「生まれ持っているような、その人にとって変えがたい生活の特性」みたいな意味だと思っています。収集癖とか、露出癖なんかのことですかね。 しかし一方で、「性癖」って言葉はもっとライトな意味で

          性癖について真剣に考えてみた【R18】

          終わり方の話

          こんにちは。いりえです。とある文字書きの方と話していて「文章の終わり方ってどうしてますか?」という流れになり、まったく意味のある回答ができなかったことを後悔しているので、ここでは私の文章の終わり方を整理していこうと思います。主観1,000%でお送りします。 ①いきなり未来にすっ飛ばすまずはこれです。すとんと落ちをつけて、さっぱりとしながらも輪郭のはっきりとした確かな読後感を得られます。(食レポ?) あまり人によって癖の出ない、比較的誰でもやりやすい終わらせ方なのではないかと

          終わり方の話

          新刊の話(マーケティング戦略編)

          こんばんは、いりえです。今日は私の「同人誌即売会とは、すなわちマーケティングのための展示会出展である」という思想と、その展開の仕方についてお話ししたいと思います。 大前提として、私が今推してるカップリングは「寂銃」という、医者と警察官といういくらでも解釈の余地がありそうな職業同士なのに公式でほぼ何の接点がなく、私がハマり始めた2019年3月時点ではPixiv総作品数5件(※イラスト小説の合計です)という市場でした。 ターゲットとするイベントは10月、申し込んだのは5月頃で

          新刊の話(マーケティング戦略編)

          新刊の話(本の中身編)

          おはようございます、いりえです。今日は忘れる前に新刊の話をしていきます。(すでにそこそこ忘れてますが) 以下、本の中身(文章)の話をしていきます。何を思ってどう書いたとか、どこがどう好きとか、特に書いてない設定とかの話です。いかんせん作者なのでネタバレとか普通にあると思います。ご承知おきください。 Case of DatesCoDは「寂銃の出会いを集めた短編集」です。公式でほぼ何の接点もないカップリングなので、必然的にどれだけ質の高い幻覚を見て、かつそれをお伝えできるかと

          新刊の話(本の中身編)

          イメージネイルの話

          おはようございます。いりえです。今日は比較的有用な話をしたいと思います。 以下、イメージネイル大好きな私がそのレシピなどをざっくり話していきます。全然プロとかではないので適当なことも言います。あまり鵜呑みにはしないでください。 コンセプトを固めようまずこれです。キャラクター単体でいくのか、チームカラーを押し出していくのか、推してるカップリングなのか…何をイメージとするのかを固めていきます。 私は今回、今一番来てるカップリングである「ひふ乱」のイメージネイルをしたいなと思

          イメージネイルの話

          自分の書いたものの中で好きな描写の話(Pixivにあるやつ編)

          肥大した自己愛の延長線上、みたいな話をします。自分で読み返して好きだな〜ってなるセンテンスなどを書いていきます。 ①「寂乱が寝バックする話」より 何を隠そうPixivにあげた処女作です。タイトルセンスの無いこと、会話が少なくて薄暗い話が好きなことがこの時点で明らかになっています。 私の書いた他のやつを読んでくださってる方にはお察しのことだと思いますが、本当に私の書く話は、こういうことばっかり言ってますよね。 https://www.pixiv.net/novel/sh

          自分の書いたものの中で好きな描写の話(Pixivにあるやつ編)

          「推し」という概念と自我に関する話

          おはようございます。いりえです。不明瞭な自我を抱えていると、いまいち「推し」って定まらないのでは?という自省的な話をしようと思います。 「推し」のいる文化ヒプマイに来て驚いたのは、「推し」という言葉の出現頻度です。おそらくずっと昔から「ご贔屓」という文化はあったと思うのですが、そのキャラのグッズを集めて愛でて、そのキャラに関する情報にはいち早く飛びつき、何なら中の人にまで愛の波及する「推し」という概念を、私はここで初めて目の当たりにしたような気がします。 そしてこの「推し

          「推し」という概念と自我に関する話

          はじめましての話

          自己紹介はじめまして、いりえと言います。都内でOLをやっています。労働以外の時間は、文章を書いたり楽器を吹いたりしています。だいたいTwitterにいるんですが、文字数に制限があったり、色々と流れていきがちだったり、何となく人目を気にしてしまったりするので、好きなことを好きなように書き散らかす場所が欲しいなと思って、ブログを始めることにしてみました。 ツイッターはこれです。 ミュージックについて今いちばんハマってるジャンルはヒプノシスマイク、その前はユーリにちょっと手を

          はじめましての話