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英語に関するQ&A(104)TOEICの古い問題集

本を出版しました。 英会話のやり直しと土台作り


2000年から現在まで20年以上、英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら沢山の英語に関する質問に答えてきました。その経験をコツコツと書いていきますのでよろしくお願いします。


Q:公式問題集1,2などの古い問題集は今も使えますか?


それとも昔とは傾向が変わったからもう使っていないのでしょうか?


A. この問題集は、公式TOEICテストを運営している団体から出版されているもので、本番のTOEICに一番近い出題傾向の問題集と言えます。


 旧方式のテスト用の公式問題集6冊(vol.1~6)と、新方式テスト改定後の公式問題集、新旧合わせて全ての問題に目を通し、自分でも挑戦しましたし、また教材として使用したことがあります。

本試験を頻繁に受けてはいるわけではありませんが、改定前と改定後の試験をどちらも受験した経験を踏まえて、TOEIC対策としての公式問題集は新しい方がいいのかと、純粋な英語の学習としてTOEICの問題集は向いているのかの2つに分けてお答えします。


①試験対策としての公式問題集について


質問者様のお考えとあまり変わらないのですが、どちらかというと新しい問題集の方が、古い問題集よりも現在行なわれているTOEIC試験の問題の出題傾向と近いと思いますので、

新しい問題集を使用する方が、実際のTOEICのスコアアップに役立つ可能性は高いと言えます。


ただ、一方で改定後に出版された公式問題集であれば、出題形式は同じなので、もし既にお持ちであれば、新しいものを買う必要はないでしょう。


②純粋な英語の勉強について、


古い公式問題集でも英語力向上の教材として使う事は可能です。


ちなみに文法や語彙力のアップという意味では旧方式=改定前の公式問題集の方が難易度は高い≒語彙力+文法力のアップに役立つと思います。
旧方式のテストの方が、part5(文法、語彙問題)の問題数が現在よりも10題ほど多いからです。
ただし、TOEICの公式問題集は、体系的に文法の説明はされていませんので初心者向けとは言えません。
既に持っているのであれば、それを使って勉強してもいいとは思いますが、純粋な英語勉強のために、新たにTOEICの公式問題集を買う事はおすすめしません。


アドバイス vol.167、vol.218.、vol.228でも参考書や問題集に関するトピックについて触れています。そちらのエピソードについても一度ご覧になってみてください。



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