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【18年ぶり3回目のデバイスReview】Pulsar ES1 XL BRUCE LEE EDITION

どうも、ClanYrならびにOwnzおよびおっさんずVALOのOFFです。
今回はpulsar es1 XL BRUCE LEE EDITIONというマウスパッドのレビューを書かせて頂きます。

まずは前置きから。
あ、前置き大変長くなっております。
シンプルにPular ES1マウスパッドのレビューを読みたい方はこちらをご参照ください。

前置き

先日、上記のツイートを見かけまして。
お?商品は無償提供ですか成程。
インフルエンサー的なフォロワー数が居なくてもチャレンジさせてもらえると書かれておりますので、まぁ応募するだけなら無料と書いてタダですし?応募させて頂いた次第です。

そしたらこんなメールが。

お?
pulsarさん?
大変失礼な事を言いますが…………


正気ですか?


応募要項には私のTwitterアカウントを書いたのですが

私のプロフィールこんな感じですからね。

おかしいな…
このプロフィールで販促もしくは商品の改善に繋がるようなレビューが書ける人と判断されてしまいましたか。

なるほど、良い判断です!
流石Pulsarさん!!
きっとその眼は間違ってない!

多分!


知らんけど!

ところで私、実はメーカーから依頼をされてデバイスのレビューを書いた経験があります。

ただしそれは2004年のお話。

まだ日本にゲーミングデバイスが殆どなかった時代ですね。
シンガポールのRazer本社から、何故か依頼を受けてRazerのDiamondbackとeXactMatのレビューを書いたのです。

当時数少ないeSportsのwebサイトを運営していたからでしょうか。
未だにはっきりした理由は謎のままです。
RazerのCEOから直に依頼メールが来て、航空便でマウスとマウスパッドが送られてくるという大変貴重な経験をさせて頂きました。

Razer DiamondbackとeXactMat

ところで、このRazerのeXactMatが凄い良いマウスパッドだったんですよ。価格は4000円程度なんですが、なんと金属(アルミ)製
黒いパッド面も金属板に張り付いているわけではなく、アルミの表面を陽極酸化させているので、剥がれてしまうようなことはありません。
19年経った今でも元気です。つまり耐久性抜群です。
ツルツル系の滑りも大変私の好みで、今でもこういう製品が出てくれないかと待ち続けているんですが、残念ながら金属製のマウスパッドはこの後に発売されることはなく今はNINJA RATMAT(6.2~8.5万円)だけ。

Pulsarさん、どうにかなりませんか!
現代のマウスパッドサイズ+アルミ製を1万円くらいで!
もし解析用にRazer eXactMat必要なら提供しますので!

すいません話がそれました。
いや、そらしました。
意図的に。
強い意志を持ってそらしました!
だってマウスパッド開発者に読んでもらえる可能性がある訳じゃないですかこのレビュー。
金属製マウスパッドの復権にワンチャンスにかけました。
  Pulsarのマウスパッド開発者さん見てる~
  アルミ製マウスパッド開発よろしくお願いしますどうか~

2023/3/27追記
Razerさん、eXactMatの後にアルミ製マウスパッドを2製品ほど販売していたそうです。Ironclad(2011年)とManticor(2012年)
mossさん情報感謝!!
Manticorちょっと欲しいですねコレ。サイズは355mm×255mmとちょっと物足りないですが、定価で4900円。お手頃!

https://twitter.com/mossCSGO/status/1640318311018946563?s=20


さて…話をそらしたついでに、私が今まで使ってきたマウスパッドと思い出について書いていきましょう。

一番最初にFPSに触れた1996年
この頃はまだ光学式マウスが登場しておらず、ボール式マウスを使っていました。
マウスパッドもまぁ無くても別にという感じですね。
ボール式マウスって本当に掃除が面倒で。
初めてMicroSoftの光学式マウスInteliMouseに触った時は感動しましたね。
斜めにマウスを動かした時に、片方の軸だけが動いてしまう現象が発生しない!掃除もしなくて良いとか凄い!

すいません、遡りすぎましたか今。
せめてマウスパッドを登場させましょう

まともにFPSをマルチプレイで対戦するようになったのは2001年頃
Return to Castle Wolfenstein(以下RtCW)からなのですが、当時の私は何故か光学式トラックボールを使ってFPSをしていまして。


あ、アカン。
ダメですね。
またマウスパッド出てきてない。
あ、でもトラックボールでも案外プレイできるんですよ。

Microsoft Trackball Explorer

でも遠・中距離の精密な動きがしんどくて。
限界を感じ、当時のクランメンバーにオススメのマウスとマウスパッドを聞いて購入します。

購入したのは皆様ご存じ元祖ゲーミングマウス、ゲーミングマウスの始祖と言っても良いでしょう。
MSIE3.0ことMicroSoft Intelimouse Explore 3.0

そしてマウスパッドは元祖国産ゲーミング?マウスパッド、AirPadProIII特大

良かったマウスパッド出てきましたね!
Airpadの売り文句はたしか「エアホッケーみたいな滑り」でしたね。
テフロン系のマウスソールが付属しており、シリコン系のマウスパッドと組み合わさることで非常に少ない摩擦を実現していました。
ところで、このマウスソールは結構な消耗品でして。
そこら辺に売ってるものでもないし、送料も結構かかっちゃうのでゲーマーのお財布にはあまり優しくありませんでした。
「同じテフロンで滑る物だったら何でも良いんじゃね?」
という考えを基に、トスベール(カグスベール)をパンチでくり抜いてマウスソールとして使う技も編み出されました。
伊藤家の食卓に投稿すれば間違いなく採用されるレベルの知恵ですね。
とてもイノベーティブです。

ジェネリックマウスソール

…このペースで書いてPulsar ES1のレビューに辿り着けるのでしょうか…

いや、辿り着けないですね。
力尽きます間違いなく。
昔話を書いていきたい気持ちは山々ですが、ここは心を鬼にして…そろそろ本題のPulsar ES1のレビューに入っていきましょう。

Pulsar ES1 Review

「レビュー用のPulsar ES1を発送しましたよ」という連絡が来た次の日、我が家に大きな段ボールが届きます。

デカイ(確信)

これはデカいですね。
なるほど、丸めないスタイル、折りたたまれてないスタイルですか。
これはユーザーフレンドリーでポイント高いです。
どうしても長時間丸められてると癖もついてますし。
ちなみにARTISANも同じスタイルですね。

折り曲げないという強い意志 こちらはARTISAN

そして開封の技

今回レビューさせて頂くのはBRUCE LEE EDITIONという事で、パッケージもしっかりBRUCE LEE。
ちなみに幼き頃、ブルー・スリーだと思っていました。東名高速道路が透明高速道路だと思っていた並みにベタベタな勘違いですね。

飾っておいてもいい感じなパッケージ
空け口にもしっかりブルース・リーのシルエットが。こういう芸の細かい感じ好きです。

裏面はPCデスクに張り付くような加工がされているため、↓の画像の土台に張り付けられた状態で封入されています。

プラ製の土台

張り付くといっても両面テープのような粘着質な物で張り付けるという訳ではなく、Airpad pro IIIの裏面みたいな感じの張り付き方です。

今、大部分の人達にとって分かりにくい例えだなぁ
と感じながら例えました。
大変申し訳ございません。他に良い例えが思いつかなくて。
兎に角、粘着系じゃなくて吸着系です。
接地面の空気をしっかり抜けば真空になって張り付く系の素材ですね。
なので多少汚れても汚れをしっかり拭けば吸着具合は戻るはずです。
この張り付き、良いです。
Airpad pro IIIを彷彿…

いやしつこいですね。
すいません。

兎に角、本当に全く動かない。
設置場所から動かないってマウスパッドにとっては非常に大切なスペックだと思っていまして、マウスを通してマウスパッドに伝わる力が抜けないという事ですからね。
表面の滑りに次ぐくらい大事な性能だと思っています。
こういうユーザーに寄り添ったモノづくり、好感が持てますね。

一方で剥がしたい時は普通にぺりっと剥がせるし、張っていた箇所に粘着質な物が残るわけでもない。
気分や湿度、その日の調子によってマウスパッドを変えるようなヘビーゲーマーにも十分使って頂けると思います。
あ、プラ製の土台と箱はLANパーティーに行く民やオフライン大会に参戦する民はキッチリ保存しておきましょうね。

では、まず大きさの比較から。
公式サイト見たら大きさ書いてあるのに、比べたところでどうなの?という話なんですけど。まぁ比べさせてください。
皆さんがお手持ちのマウスパッドと比較してどっちが大きいかとか、どれくらい大きいか想像してもらいやすいですし無駄じゃないはずです。
あと尺も稼げるし。

という事で、比較していきましょう大きさ!
まずは定番のマウスパッドから







the定番マウスパッド Airpad pro III特大 AceGamer.net限定版(販売枚数50枚)
デカイですね!!
約20年の歳月を感じる大きさの違いですね。
ところでAirpadと言えば現代ではAppleのタブレット端末ですが、2000年初頭ではAirpadと言えば日本が誇るパワーサポート社製のマウスパッドの事でした。これだけでも今日は憶えて帰って頂けたらと思います。

すいません、悪ふざけしました。
どんだけAirpad pro III好きなんですかという話ですよ。

ちゃんと現代のマウスパッドと比較します。

VAXEE PAと比較。
Pulsar ES1の方が一回り大きい感じ
ARTISAN シデンカイXLサイズと完全に同サイズ
ARTISAN FX零Lサイズよりふた周りほど大きい

これ大きさ比較した理由、↑のnegitaku.org20周年記念モデルのFX零を自慢したかっただけな説ありますね。negitaku.orgのYossyさんのサイン入りという世界に1枚だけのレアものです。

すいません…またpulsar ES1に関係ない話を。
大きさの雰囲気は十分に把握して頂けたのではないかと思います。
一言で言うと、まぁ今時流行りの大きさですね。

この1行の為にどれだけのデジタル資源を無駄にしたのでしょうか私は…

さて、では実際の使用感を
公式webサイトを見ると滑り(摩擦係数)に関しては以下のように書かれています。

動摩擦係数、静止摩擦係数がA社のモデルHとモデルZと比較されていますね。
A社…
ん?これARTISANじゃね?
Zは零で
Hは飛燕じゃね?

いや、考えすぎですね。邪推ですね。
口調が砕けてしまいました。
良くなかったです。反省しています。

数値的にはY軸方向の摩擦が若干ですが大きくなっているようですが、体感できるほどの極端な感じはしませんでした。

普段はVAXEE PAを使っているのですが、PAに比べると大分滑り出しがかなり軽く感じます。引っかかる感じがないのは良いですね。
コントロール系の中でも軽い部類じゃないでしょうか?


私、使ったことあるマウスパッド5種類くらいしか無いですけど。


あ…一気に説得力無くなりましたね。

じゃあ、説得力のあるデータを用意しましょう。
滑りを比較すると
eXactMat>紫電改>Airpad>Pulsar ES1>PA
うーんデータが少ない。
そして2/5でデータが古い。

そろそろ開き直りましょうか。
ちゃんとした数値データや使用感が必要な方は、このnote絶対読んでないのでもう良いじゃないですか。
頑張りましたよ私。NTです。GGです。

とりあえずコレ私は乗り換えます。
VAXEE PAから乗り換えです。
乗り換えの決め手は
・丸めない、折り曲げない丁寧な梱包
・裏面から表面、ステッチまで丁寧なモノづくり
・絶対に動かないマウスパッド
・軽い滑り出しとコントロール性の両立
・オフライン大会やイベントへの持ち運びを考えたプラスチック土台
・高そうな耐久性
「良い点だけでなく悪い点や改善点をしっかり書いて下さい」という条件でのレビューでしたが、悪いところ見つからなかったですね。
完全なる力不足。

無理矢理にでも改善点を挙げるとするなら、マウスパッドの本質とは外れたところですね。知名度と売り方、デザインでしょうか。
マウスパッドの選び方は人それぞれあると思うのですが、昔からある選び方の一つに
「自分が好きなプロ選手や有名人が使っているモデルを使う」
があると思います。
このPulsarES1は色は黒一色のみ。ここが残念で…
マウス用イメージセンサにとっては均一なテクスチャ/カラーリングというのは好まれるものなんですが、今時のマウス用イメージセンサは高性能ですから、デザインが入っていたとしてもキッチリ反応してくれます。
だからド派手でも全然OK。
むしろド派手であってくれた方が、配信やオフライン大会の試合で選手がどのモデルのマウスパッドを使っているか一目でわかる。即ち宣伝になりイメージアップにつながる、という事になります。
このあたりVAXEEさんお上手ですよね。
「あ、こんな上手なプロ選手もVAXEE使ってる!」
と一目でわかるインパクトのあるデザインを採用されています。
好きなプロ選手、強いプロ選手と同じマウスパッドを使っているというのはユーザーにとって喜びを感じるポイントだと思います。
このあたり、次モデルや別モデルでご対応頂けたら幸いです。

あとは金属製モデルの開発も是非…!

以上、2004年以来19年ぶりのマウスパッドレビューでした。

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(私はAmazonアフィリエイトはやってないのでご安心?ください)



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