廻ることを意識してみる

 お金を出すことに躊躇する

　どうしても、お金を支払う時って損をしたくないという思いが付き纏う。
さらにはお金を支払って何かを得るということは極自然の事なんだけれど
得た先にあるものより、お金が無くなったという事実の方が強烈になる。なぜだろうか？

お金を支払う時の不安とは？

　物理的にお金が手元から無くなる事実を認識しやすいから。
例えば、ゲームソフトを購入してみた時のことを思い出してほしい。この金額で購入してつまらなかったらどうしよう。って思わなかっただろうか？人は目先のことには注意が行くけれど、その先の事をイメージすることはしない。支払った対価分のリターンはあるだろうな？と挑発的な態度を取る。
きっと、お金を支払う＝自分が損してるという認識があるのかもと考えるのがしっくりくるな。本能的に不安を感じやすい人間だから仕方ないと言ったらもう、この記事を書く意味はない（笑）

不安を希望に変える

　私は、支払う＝損という意識を変えてみている最中だ。
支払った先に何を得られるかを考えるようになったのが大きい。
それは、友情が強化されるかもしれない
それは、友人を幸せにしてくれるかもしれない
それは、いつか友人が何かの形で恩を返してくれるかもしれない
それは、友人ではない形で自分に幸運がめぐるかもしれない

お金は単なる紙切れ

　お金は単なる紙切れだよ。おいおい、それは知っているよ。
と読者は思うかもしれないけれど、知っているだけで、行動として理解してない。そう、実際にお金を支払う時に「これは単なる紙切れだ」と思いながら、支払っているだろうか？多分、実生活に活用してないから理解できないと思う。　
　こないだ、友人に子供が生まれた。その際にお祝いとして子供服を買おうと話していた。俺は派遣バイトだからプレゼントは1万は支払えないし、自分に使いたいという気持ちも頭によぎった。当日、子供服を買いに一緒にショッピングモールへ向かった。けれど、子供服などいろんな方から貰ってるそうだ。(子供服要らないんかーい！)そして、彼の口から「離乳食が始まるから、そのためのミキサーが欲しいかも」と、これは、、、
実際に家電量販店へ向かい見てみることに、私は葛藤があった。友人夫妻は私の財布事情を気にしていたと思う(願望( ;∀;))そして、いろいろミキサーを見ていたが、その姿は欲しそうな顔をしていた。考えてた金額と全然違い、嫌だなと思った瞬間もあった。けれど、お金は単なる紙切れ、俺は支払う余力がある、このお金で友人夫婦が喜ぶなら、そして使ってくれるのならと考え方を変えてみた。そうすると、不思議と気分がよくなり、ついに家電を購入してプレゼントした。
※一応1万円は超えないとボーダーラインを決めていた

お金は確かに大事であるけれど、それ以上に誰かの為のプレゼントやお祝い事、イベント、遊び・趣味に使うことを躊躇わないでほしい。
※自分が苦しまない無理のない範囲で支払う事が前提
お金で自分が幸せに、周りが幸せになるのならば幾らでも支払うだろう。

　お金は便利な道具だ。人生を豊かにしてくれるお金の使い方を意識してみてはどうだろう。それは巡り廻って自分に返ってくるから。