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友達に日常を案内するツアーとは

山梨県立大学国際政策学部国際コミュニケーション学科4年の橘田佐樹です。7月27日、山梨県南アルプス市にある古民家「Yolo 宜 sawanobori(よろさわのぼり)」にて、“kakeru(かける)プロジェクト”の第2回目の勉強会が開かれました。その様子をレポートします。

*第1回目の様子はこちら

前回の勉強会は、TripAdviser活用法や分析法、競合などの話があって情報量の多い会でした。今回は「友達」と「日常」をキーワードに勉強会が始まりました。

外国人旅行者と接するということ

まずは、前回に引き続き、プロジェクトのコーディネーター、三浦岳人さんが「外国人旅行者と接するとはどんな感じか」というテーマでお話してくださいました。

三浦さん曰く「友達になれて、チームになれて、楽しんでもらえて、おもしろい話が聞けて、最後には感謝され、口コミまで書いてくれる」のがツアーの仕事だといいます。

キーワードは「友達」と「日常」

なぜ、こんなことが起きるのか。キーワードは友達と日常です。

たとえば三浦さんがネパールを何度も訪れているのは、そこに友達がいるからです。友達がいるからこそ、普通の旅行では行かないようなところに案内してもらえる。地元の子どもと遊ぶことができる。家に招かれたりもする。子どもたちも三浦さんのことを友達のように感じ、いつも遊んでいる木へ案内してくれる。その土地の日常を垣間見ることができる。そんな経験こそ特別だと三浦さんは言います。

南アルプスのツアーでも、ゲストと友達のような関係性を築くのが大切だと話す三浦さん。友達になることで、ゲストがツアーに対するアドバイスをしてくれたり、口コミを書いてくれたりするからです。外国人旅行者も、観光化されたものよりも、日本のリアルな日常生活に興味があると言います。このような理由から今回のツアーのキーワードが「友達」と「日常」になったのです。

友達を招くならどこを案内するか?

「外国人の友達を案内するとしたら、南アルプスのどこに呼びたいか。南アルプスの何を知ってほしいか」について、参加者のみなさんが話しあいながら付箋に書いていきます。すると、本当に色とりどりな回答が集まりました。

治水に関する建築物や小樺ダム。ある一本の道路。かりんとうの美味しいお店。温泉や地元の居酒屋、桃畑まで。他の街に住む山梨県民でも分からない超マニアックなものや南アルプスに住む人だからこそ知るスポットなどたくさん挙がっていました。一つひとつの回答からでも、その人の日常が垣間見えてきます。

次の勉強会は8月31日(金)に行われます。そこでは、ツアーの実現に向けて、少しづつ話を進めていくようです。ぜひご参加ください♪

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