【謎の神社、鳥居の奥】#2

鳥居の向こうはどうなっているのだろうか

シンプルで小さな神殿のような建物と共に

他のどの星よりも眩しく光っている何かが見える。

もう周りの星の光が見えない

鳥居を通り抜け
雲の上を進んでいく末

大きな月と共に
建てられた神殿に
辿り着いた。

この浮かび光るものは
この神社の御神体なのだろうか。

一体これは何なのだろう。

罰当たり覚悟の上
恐る恐る手を触れる。

ものは目の前にはっきりと存在しているのに
触れられない。

手が物体を通過してしまう。
まるで空気と同じように。