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良い褒め方と悪い褒め方とは??【褒めることの重要性】

こんばんは、夜桜サクです。ここ最近は蒸し暑くて辛い日が続いていますね。特に梅雨の時期は、湿気が多くて気分もどんよりしてしまいます。早くカラッとした夏が来て、冷たいビールをグビグビと楽しみたいものです。

さて、今日は「褒めること」についてお話ししたいと思います。私自身、子供と関わる仕事をしており、療育の現場に身を置いています。そこで、褒め方の難しさを痛感し、様々な学びを得ました。その学びを皆さんと共有したいと思います。

褒めることの良し悪し

一般的に「褒めて伸ばす」という言葉を耳にしますが、実際には褒め方にも良い褒め方と悪い褒め方があります。悪い褒め方は、逆効果を生むことがあります。具体的に、どういったステップで悪い結果を招くのかについて説明していきます。

悪い褒め方の影響

  1. プレッシャーの増大
    褒められることで、「期待に応えなければならない」と感じるプレッシャーが生じることがあります。このプレッシャーが原因で不安を感じ、結果として挑戦を避ける行動につながることがあります。例えば、成功体験を求めるあまり、難易度の低いタスクにしか挑戦しなくなることがあります。

  2. タイミングのズレ
    当たり前のことを褒めると、相手は「自分はそんなにレベルが低いのか」と感じてしまうことがあります。逆に、「私は普段そんなにできていないんだ」と自己評価を下げる原因にもなります。例えば、「宿題をちゃんとやって偉いね」という言葉が、日常的なことを特別視する結果になりかねません。

  3. 能力を褒めることの危険性
    能力を褒めると、その能力が発揮できない時に強い挫折感を感じることがあります。例えば、「数学が得意で素晴らしいね」という褒め言葉は、問題が解けなかった時に自己否定感を強く感じさせる可能性があります。成功体験に依存していると、失敗時に大きなダメージを受け、継続的なモチベーションを保つことが難しくなります。

ただただ褒めるたけでは人を傷つけてしまうことがありますが、つい褒めてしまう時もありますよね。。。

良い褒め方のポイント

では、どのように褒めるのが良いのでしょうか。以下の3つのポイントを抑えることが大切です。

  1. 信頼関係を築く
    まずは信頼関係を築くことが大前提です。相手が信頼している人からの褒め言葉は、素直に受け入れやすくなります。信頼関係を築くためには、日常的なコミュニケーションや共感を大切にし、相手の気持ちに寄り添う姿勢が重要です。

  2. 誠実に褒める
    誠実さは重要です。褒めるに値する具体的な行動や結果に対して心からの言葉を伝えることが大切です。お世辞や形だけの褒め言葉は逆効果です。例えば、子供が一生懸命に取り組んだ結果を見て、「頑張ったね」と言うことで、その努力を認めることができます。

  3. 具体的に褒める
    特定の行動や努力に対して具体的に褒めることが重要です。何がどうできているのかをしっかり説明することで、相手は自分の行動や努力が具体的に評価されていると感じます。例えば、「数学の問題が解けて頭がいいね」ではなく、「一生懸命取り組んで、解けるようになったね」という風に、努力の過程を認めることが大切です。

具体的に褒めるは、本当に大切だと実感しています!
ただ、具体的にすると本人の努力や思い入れのポイントが違ってしまうこともあるので、共感力と観察眼も重要です。。。(これが一番難しい涙)

良い褒め方の具体例

良い褒め方の具体例をいくつか紹介します。

努力の過程を褒める
「一生懸命に練習して、ピアノの曲が弾けるようになったね。君の努力は本当に素晴らしいよ。」

具体的な行動を褒める
「今日、友達におもちゃを貸して親切にしたのを見てたよ。君の思いやりがとても嬉しかった。」

誠実な感謝を伝える
「いつもお手伝いをしてくれてありがとう。君のおかげで本当に助かってるよ。」

褒めることで得られる効果

良い褒め方を実践することで、相手に対して以下のような効果が期待できます。

  1. 自己肯定感の向上
    努力や行動が認められることで、自己肯定感が高まり、自信を持つことができます。この自信は、特定の分野だけでなく人生全体に影響を与えていくものなのでとても重要です。

  2. モチベーションの向上
    努力が報われると感じることで、次の挑戦に向けたモチベーションが高まります。

  3. 信頼関係の強化
    誠実な褒め言葉は信頼関係を強化し、良好な人間関係を築く基盤となります。

まとめ

良い褒め方とは、信頼関係を基盤に、誠実で具体的な言葉を使って、努力を認めることです。これにより、相手は有能感や自己コントロール感を持ち、挑戦意欲を高めることができます。

今後も、心理学や実体験を交えた情報を発信していきたいと思いますので、ぜひフォローやいいねをよろしくお願いします。

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