見出し画像

雨の朝。


私の透明な傘に
小さな雨粒がくっついて

どこまで一緒に行けるかなと
見つめながら歩く雨の朝。

だんだんと傘にあたる
雨の音が大きくなってきて

みんな
つるつる落ちて行く。

さよならだけど
さよならじゃなくて

季節が変わる
その頃に

あの雨が
花を咲かせ
木に葉をつかせてくれるから

私の歩く道で
また出会えるってこと。

ようこそ
地上へ。


静かな雨の朝の戯言。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?