粉使いに成るべく。
時々、不思議なことを伝えに来てくださる方々がおります。
私の作るお菓子の美味しさや、今まで食べてきたものとの違い等、驚きの感想。
それから、何か感じる、不思議なこと。
そもそもそれは、
受け取られる側の器の問題だと思っているのですが。
感性や感受性の有無みたいな…。
何度も何度も言われるので、
お菓子を作っている時に私は何を思って感じているのかなと改めて観察してみたら。
なんとまあ、
感動していました。
いつも当たり前に、感動しているものだから、そういうものだと思っていたのですが、
たぶん食べた人もコレを感じていたのかな…?どうかな…?
お菓子は、「ただ美味しい」で在れば良いのだけれど。
それ以上に何か受け取っている方々からの言葉は本当に嬉しく感動するもので。
それは私が感動して粉を触っていたからなんだなーと思えました。
感情の会話みたいな?
先日、「よしみさんに触られる粉は幸せね。」と仰って下さる方から、「粉使いさん」という可愛い名前を頂き。
喜んでおります。
粉とバターを擦り合わせている手触りとか、
粉がまとまっていく瞬間とか。
何とも言えない多幸感です。
まさか自分がお菓子を作れるとは思っていないので、完成して店に並んでいる風景は不思議。
粉がスコーンやクッキータルトになって、
ケーキも色んな段階を経て完成する。
不思議。
作れる喜びと感動を味わって、
粉使いの名に恥じぬよう、
これからもコツコツやっていきたいと思います。
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