猫になったら
君の髪色も変わって私の髪型も変わって悲しみが弱くなったかと思えばただ前より少し泣かなくなっただけで、依然としてそこにはずっと君が私からすると突然消えてしまったことの戸惑いといたたまれない気持ちとやはり悲しみが居る。
君が生活していたところに似ている景色や君が好きなお酒や君が食べれないものに出逢うたびに君は頭に浮かんでくる。
猫になったら、ただ好きなのだから当然でしょう。私は君が好きだよ構ってと、聞くべきではないことなど考えず、誰かのことを想うことをただ愛おしいと思えるだろうか。
悲しみに暮れても、何に悲しんでいたか忘れて、ただ何かを思い出そうと思いながら気づいたら違う一生を過ごしていただろうか。
多分思いっきり可愛がられても、人間になって君と話したいと思うのかもね。
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