思えば、やったことないだらけだ。
そういえば、大声コンテストに出たことがない。
最近読んだエッセイ、著者の益田ミリさんが鹿児島での大声コンテストに参加した様子を読みながら、なるほどボクもやったことがないなと気づいた。
たまに休日のほっこりニュースで取り上げられる大声コンテストや何かしらのタネ飛ばし大会、デカお餅運び大会等々。
そういうご当地コンテスト的なものに参加したことがない。
いつも傍観してるだけ。
ニュースで見て「やっとるなー」と思う程度。
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思えば、まだまだやったことないだらけだ。
通勤時、地方裁判所の前を毎日通るが、思えば裁判の傍聴をしたことがない。大学の頃、法学部の友達から、一度行ってみたら?結構おもろいよ、と言われたっきり。結局行ってない。
そういえば、ラクダの上にも乗ったことがない。鳥取砂丘で乗るタイミングはあったはずなのに、結局乗らなかった。映画やドラマで砂漠をつきすすむときは、必ずと言っていいほど乗らなくてはいけないラクダ。
いつもそのシーンを見るたびに「ラクダの上ってどんな乗り心地なんだろう….」の思考を通らなくてはいけない。もし、砂漠をつっきらなければならない状況に立たされたとき、「あ、あのすみません。自分、初めてなもんで…」とゴニョゴニョして、周りの人をダルがらせる自信しかない。
そういえば、果物の王様といわれているドリアンも食べたことないし、世界一臭い缶詰シュールストレミングの匂いを嗅いだことがない。にもかかわらず、テレビで「うえー🤑」とリアクションしてる芸人さんを見て、ゲラゲラ笑う。
もし横でドリアンを食べたことある人やシュールストレミングを嗅いだことのある人に「え?知らんくせになんで笑えるの?」といわれた日には、すっかりテンション下がって一言「ごめん」と言って黙ってしまうだろう。
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したことがないことが多すぎる。
己の経験値のなさときたら、恥ずかしい。
穴があったら入りたい気持ちだ。
ま。
実際、恥ずかしい時に、目の前に穴があったら困るだろう。「恥ずかしいなら入れよ」と言われても、多分入らない。
穴に入ってしまったら、余計に恥ずかしい気持ちになるのは目に見えている。
けど、穴があったら入りたいときに、都合よく穴があるときなんて、おそらく人生において万が一のチャンスだ。
そんな時に穴に入れるかどうか。
人としての面白み、深みが増すのは、そういう場面でやるかやらんかのような気もしないわけではない。
・こぼれ話
・最後に一曲
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