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親戚のマダムが認知症になりまして。


一番ボケから遠いと思っていた人が認知症になった。

先日、おかんに親戚から一本の電話があったそうな。父方の従兄弟にあたる叔母さん(75)の長女Nさん(50)からだった。

少し前に大叔母さん(享年90歳)が亡くなった旨の連絡だった。葬儀は内々で済ませて、先日、無事四十九日を終えましたとのこと。


この時点でおかんは、少し違和感を感じていた。叔母さんとは、連絡を取り合うことはあるが、長女Nさんと喋ることなんてほとんどない。「なぜ、叔母さんからではなく、長女Nさんから?」


とりあえず、叔母さんに電話を代わってほしいと伝え、叔母さんと話をする。が、どうも話が噛み合わない。いつものテンポで話が進まない。ぎこちない他人行儀な会話のラリー。3分ほど喋った後、再度、長女Nさんに電話を代わってもらう。

N「お母さん、認知症になったんです」


オカンは衝撃を受けた。この一連の話をおかんから聞いたボクも同じ気持ちだった。反射的に「え。。。まじかー。。。」と声が漏れた。


叔母さん(75歳)は、一番ボケから遠いと思っていた。


いつも化粧をして、身なりも綺麗にしている。黒がよく似合うマダムといった印象。喋りも達者だ。

京都市内の街中でお友達と2人で喫茶店をしていた。ランチタイムとなれば、人がわんさか集まってくる。ボク自身、仕事で外に出ているとき、ふらりと立ち寄ることもあった。コーヒー飲みながら、あれこれとお話ししていた。


娘の写真を見せては「大きなったなぁ〜、この子はベッピンさんなるで〜」といってくれた。他にも界隈の噂話や恋バナで盛り上がったりした。話の内容は、そこらへんの女子高生と変わらないし、テンションも若々しかった。


要するに、若い女性だった。
デヴィ夫人を一回り若くして、庶民的にした感じ。
バイタリティ溢れる叔母だった。

亡くなった大叔母さんのお線香を上げにいった。

長女Nさんと叔母さんが迎えてくれた。叔母さん、本当に老けた。足も細い。化粧もしていない。初めてすっぴん見た。服装は上はパーカー、下はジャージ。大学生みたい。どうやら大学生のお孫ちゃんの服を着てるらしい。


叔母さんと話をする。「毎日、仕事に行ってる」だの「旦那の会社のあれやこれやをしないと!」だの、マシンガンのように自分の話をしてくれた。が、もちろん仕事には行ってないし、おじさんの会社は何年も前になくなっている。

現在、日中は家にいるらしい。長女Nさんがデイサービスを薦めるが、本人は入所を渋っている段階。「なんでこんなに年寄り扱いすんねん💢」といつも親子喧嘩になるという。

いやぁ。。。。
何というか。。。
急にきたなぁ。。。


昨年末に喫茶店をたたんだところまで聞いていた。
仕事しなくなって、3〜4ヶ月の出来事。

正直、ずっと仕事してる人は大丈夫やと思ってた。手を動かしてたり、頭を動かしてたら、ボケへんもんやと思ってた。

今までの考え方を少し修正しなければいけないのかもしれない。


認知症。
なるもんはなる。

考えてみたら、ボクの祖母も70超えたあたりで急にボケだした。あれよあれよで介護が必要な生活になった。

家系的に70歳超えたら、少しずつ頭にガタがくる傾向があると考えたほうがいいのかもしれない。。。

おとん来年、70なる。。。
おかんも65超えた。。。

マジでいうてる間にその時はくるよ〜。。。

・・・

ま、ま、ま。
クヨクヨしたって、始まらねぇ!

できることから準備しないと!
まだ、なんもわかんねーけど!
とりあえず、筋トレしよう!
体力つけよう!


・最後に一曲


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