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ヨーロッパにおける「ショーアーティスト」のお仕事。

今回は僕の仕事「ショーアーティスト」についての記事を。

一つ前の記事にも書いてるんですが、僕の職業は「ヨーヨーアーティスト」です。
人前でヨーヨーのショーをして収入を得ています。
ショーを披露して収入を得る人を総じて「ショーアーティスト」や「ショーマン」と呼んだりもします。

仕事の形態はフリーランサー。依頼を受けて内容によって報酬をいただいています。

フリーランサーとはいえドイツでは事務所と専属契約をしており、現状いただいている仕事の9割はその事務所を通してもらっています。
事務所のHPはこちら。
https://www.rudi-renner.de/naoto

色んなラッキーが積み重なって今の事務所と契約する事になったんですが、その話はまた今度。

ヨーロッパでのショーアーティストの仕事の取り方は非常にシステマチックで、面白い。
各ショーアーティストはそれぞれパフォーマンス作品をもっています。これを「アクト」と呼びます。

アクトには自分で値段をつけます。もちろん値段はピンキリ。
ソロのアーティストだけでなく、デュオだったりトリオだったり10人組だったり。何でもあり。

アクトには時間の制限がありません。5分でも120分でも、面白ければその分高値で売れます。もちろん売るための努力は必要ですが。

僕にもいくつかアクトがありますが、メインで売り出しているのは7分と15分のアクト。現場や買い手の好みで使い分けてます。

僕が受ける主な仕事現場は3種類

・シアターでの長期契約

ドイツには「Variete」と呼ばれるディナーシアターが多数あります。
サーカスアーティスト、ダンサー、ジャグラー、歌手。様々なジャンルのプロが集まり、2時間のショー公演を行います。お客さんはご飯を食べたりお酒を飲みながらショーを観ることができます。
シアターや公演季節にもよりますが、1つのショーを2ヶ月〜6ヶ月ほど行う事が多いです。
ここでは7分のアクトを披露することが多いです。

・ストリートフェスティバル

野外で行われるパフォーマンスのお祭りです。音楽フェス、フードフェスのパフォーマンス版と見ていただけたら解りやすいと思います。
日本でも「大道芸フェスティバル」と呼ばれ、全国各地で行われています。
ヨーロッパではこのストリートフェスティバルが数多く行われ、規模もレベルも非常に高い。
ここで売れるのは15分のアクト。

・ガラショー

パーティーやイベントなどの単発の仕事です。
結婚式や企業の新商品発表会などですね。
現場も多種多様で、状況によって披露するアクトも変わります。

僕はこの3種類を軸にお仕事してますが
他にも自主公演だけで生計を立てている方もいますし、多種多様。

ヨーロッパは国間の移動も安易で間口が広く、自分がやりたい物をそのまま仕事にできる。
ショーアーティストにとっては凄く過ごしやすい場所だと思います。

Naoto

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