【雑感】生きやすさと相対化と好奇心
生きやすさと物事を複眼的に捉える相対化について
最近、ふとSNS上で紹介される、a scopeというラジオにはまっている。
このラジオのコンセプトとしては、
教養を知ることを通じて、 今生きている社会や日常を相対的・複眼的に捉え、より生きやすく、より豊かな生活を送れるようになるということ。
これは、複眼的に捉え、相対的に比較できることにより、1つの社会、1つの組織、1つの考え方、1つの生き方に縛られづらくなるということを言っている。
例えば、30代になったら結婚すべきという主張に対して、以下のような観点で捉え直してみる。
・時間軸観点:数百年前の社会だとどうだった?
・空間的観点:他の国だと、どうか?
※いろんな観点で相対化ができると思うが、あくまで上記は例。
上記の捉え方ができると、上記の主張はあくまで他人から言われる1つの主張に過ぎないということに気づき、そこにとらわれない選択や思考ができる。
基本的には、絶対的はものはなく、他観点では、〇〇かもという形で、判断を保留し、複眼的に物事を捉えることができる。
また、ビジネスにおいても、対象物と比較し、複眼的に思考するというのは、人とは異なるアイデアを生み出す、筋の良い決断をする過程に必要だという。
複眼的に物事を捉え、比較・相対化して理解するには教養が必要
では、複眼的に物事を捉え、比較し理解するという行為には、何が必要なのか。
社会学的で捉えると〇〇、文化人類学的に捉えると〇〇といった、
先人が開発してくれた複眼的に概念を捉えるフレームや型を活用できると、多角的に物事を捉えることができる。
こうしたアプローチ方法、眼鏡を学ぶという意味で、教養が必要だという。
そのため、各専門の有識者と対談し、日常との接点や概念の捉え方や背景を平易に伝えるというコンテンツを配信している。
感想
①生きやすさと物事の相対化・比較について
人は、1つの社会、1つの組織、1つの主義主張に捉われると、執着し、生きづらいのかもしれない。
物事を比較・相対化することにより、人は絶対的なものはないと前提をおくことができる。
それにより、判断を保留し、
ある時代の、ある社会の、ある組織の、ある人の考え方の1つである、
という形で受け入れることができる。
そんな解釈の余地が少しずつあるだけで、捉え方は変わり生きやすさも変わってきそうだ。
また、こうした視点を無意識に持つために、リフレッシュするためと言いながら、
・今の自分と距離のある小説や映画を見る
・仕事以外の複数組織への関わりを持つ
・仕事以外の趣味を複数持つ
・日本以外の文化に触れる
といった行為を繰り返しながら、比較する眼鏡を持とうとしているのかなと感じた。
②ビジネスとはあえて切り離して、楽しむ
仕事モードを切り替えることができないと、短期のアウトプットにどう役立つかという時点でジャッジしようとしてしまう。
先人の今まで深めてきた、各学問の物事を理解するアプローチ。
これらを理解し、
1つの経験、事象からより多くのことを面白がれる、気づける、楽しめる。
そんな人生の方が豊かなのかもしれないと、早速、社会学、文化人類学系の入門書となるものを読んでみようと思う。
※ぜひ、入門的に面白いものがあれば教えてくださいませ。
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