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車を運転したことが無い方に、それがどんなものかお伝えします

こんにちは。
あるいはこんばんは。
ゲームブック総合サイトの管理者です。
筆者は昨年まで関東に住んでおりましたが、都合で北海道に戻ってきました。
転勤族で地元北海道はもとより、青森・岩手・東京・神奈川に住んだことがあります。
北海道もニセコ界隈、旭川、空知地方など。
関東圏以外は、全て車に乗っています。
関東から北海道に戻ってきたとき、最初は公共交通機関と徒歩で過ごそうと思ったのですが、結局車を運転する生活になっていました。

まずは結論:都会では車は不要だが、田舎では不可欠。

恐らく読者の皆様には車を運転したことが無いという方もいらっしゃることでしょう。
車を運転するというのは想像も絶することがあるのです。

最大最悪のケースは目の前で人が即死する瞬間に立ち会うこと。

だからこそ互いに気をつけて安全運転を心がける必要があるのですが、様々な思惑が錯綜する世界なのです。

バブルの時代

最近はほんと見なくなりました。
バブル時期、日本の未来は世界が羨んでいた時代。
改造車両が幅を利かせて若いヤンキーどもがブイブイ言わせていたこともあったのですよ。
ブイブイ言わせるって、もう死語ですよね。
幅を利かせるという意味です。
あ、正確には当の本人は幅を利かせてる気分だけど、周りからは見る方が恥ずい状態のことです。高級車を改造し、車高を落とし、マフラーを交換し排気音を爆音に変え、徐行してみたり、次々に他の車たちを追い抜き追い越して行く運転をしたりしてました。
しかもエヴァの使徒の様に単体で現れるのではなく、数台連なってそれをやるのですよね。
もう、うるさいんだよー。
昼間やるならまだしも、夜中に好んで現れるからね。
まあ、そんな種族がいました。
いまはとんと見かけませんけど、田舎に行くと単体で走ってたりしますね。
で、運転手を見ると相当のおっさんだったりします。
車も古いし。
いつまでやってんだっつーの。
アップデートできない人はちょっともの悲しさがありますな。
そんな行為はお金も暇も無駄だということは、今の若い世代はよく把握しているなと思います。

かっこいい運転

上記に上げたのは超ダサい運転です。
じゃあ、どんな運転がかっこいいのか。
そりゃあーあなた、基本的に交通ルールを遵守する運転ですよ。
信号が赤に変われば停まる。
黄色であっても後続車との問題がなければ止まるべきだし。
酷いのになると無視する人いますからね、やめましょうね。
あと、かっこいいのは譲り合いの運転
本線走行中、信号待ちで前方が連なり徐行しているときに、左側から本線に入りたいなと待機している車両を見かけることがあります。
筆者は出来る限り譲るようにしています。
すると大抵は会釈などありがとうの意を表してくれます。
会釈が出来ない、こちらに見えない車間距離の場合は一瞬ハザードランプを灯してくれます。
これは「ありがとう」のサインです。
ちょっとしたコトなんですよ。
だけどこのコミュニケーションがまあまあ嬉しいもんなんですよね。
喜んでもらえたなと。
こう言うことを繰り返していると、こころなしか自分が逆の立場で譲ってもらえる機会が増えるような感じがします。
いや、感じがするだけで論文など何もありませんが、気分的にそうなので、継続しています。
とりわけ降雪の時期は、除雪車関係の車両は入れますね。
先日も雪を積んだ大型ダンプが待機してました。
譲るとこちらが想定していた以上に深々と礼をしてくれました。
除雪車が円滑に働いてくれるおかげで、一般ドライバーは雪の降り積もる道路を滞りなく運転することが可能になるのですから、当然ですよ。

力関係

実は隠れたところで車両巻間の力関係というものが存在します。
現在筆者は合理性を考えて、軽自動車(以下「軽」と省略)を運転しています。
車庫証明が不要で税金が優遇されたり、軽じゃないと駐車できない場所もあるし、燃費も概して良好。
バブル期は「軽なんて(ダサい)」という風潮がありました。
より大型車、より高級車が羨望される雰囲気が色濃く漂っていました。
まあ時代はトヨタを筆頭に、多くの傘下の企業や系列企業、零細企業の生業を担って日本経済を牽引していましたからね。
自動車が今で言うスマホやパソコン以上に夢を与えてくれる価値があったのですよ。
当時間違いなく自動車は、ファミリーに夢を乗せてひた走っていました。
ところがバブルが弾け、コンマリさんが影響力のある100人に選ばれる昨今、断捨離やらミニマリストが流行りだすと、そう言う価値観は薄らいできました。
なので車に乗らない方は、別に車種がどうだろうと余り気にならないかと思います。
実際筆者の乗っている軽だって、乗り心地は一般車両と変わりません。
バブル期の軽は乗り心地が悪く、馬力もなく、エアコンついてない車両があったり、ハンドルが非情に重たいなど、お金を節約したい人のもの。
ひどく言えば貧乏人が必要に応じて嫌だけど我慢して乗るような存在でした。(かわいそう)
前述の通り、より大型車、より高級車がいいという共通のコンセンサスは消失したはずなのですが、未だにそのへんアップデート出来ない層が居てですね。
大体ですけど大型のワンボックスカー(6人以上乗れるやつ)は運転が荒く、執拗に車線変更してきたり、必要以上に加速したり、煽り気味に運転したりする傾向がありますね。
まあ、車両本体価格が600万とか800万とか。
軽の3,4倍は平気でしますからね。
それでオラはアタイは金持ってんだと。
大型車高級車所有している俺たちゃ偉いんだと。
そう言う運転をする人がいます。
とっくに自動車で自慢する時代は終了しているのに、アップデートが不得手な方々というのはいるものです。
もちろん全員がそうではありませんけどね。

高級外車に乗る人

顧客の高級外車に乗せてもらったことがあります。
わざわざ駅まで迎えに来て頂きました。
つまり人通りの多いところなわけです。
さらには曲がりくねり、道幅も狭く、それなのに自販機がカーブに位置するとか。
北海道民には想像を絶する、小道を車道にしてんなーと思うところが関東にありました。
で、自販機で補充作業(以下作業員)をする方がいるのを気にもとめず、顧客はオラオラで運転するわけですよ。
私は黙って助手席に座るしか無いですよね。
ヤバいのはちょっと尿意を催してたんですね。
顧客のお家でおトイレ貸してもらうしかないかなあと悩んでいたその矢先、顧客の自動車が徐行中、車両左前部分が作業員の方に軽く接触しました。
これはもう、事故ですよね。
そのまま通り過ぎてしまい、筆者が後ろを振り向くとその作業員の方、膝を痛そうに抱えひっくり返ってます。
筆者は青ざめて顧客に自動車を止めるように伝えました。
顧客は「いや、大したことないだろ。(こちらが高級外車だから)ビビってんだろ。」と。
あんまり反省していない様子でした。
ここで顧客が現場を離れようとしたのはひき逃げと言うより、筆者との要件を速やかに終わらせたいという気持ちからです。
自分は(その日ホントは休みだから)全然大丈夫、まずは作業員の方とお話したほうがいいと言う旨を何とか伝え、顧客は路肩に止めて作業員の方のほうへと向かいました。
その間外車は前後切り返しなどして徐行させるわけですが、古い車種でしたけど、障害物が近づくとアラートが鳴る機能がついていました
実際歩行者が何名か通り過ぎて行き、反応してましたからね。
そんな大層な機能がついていたのに、何で接触しちゃったんだよと筆者は疑問を抱かずにいれませんでした。
で、警察沙汰になるという話になり、警察が来るまで待ち、顧客は保険会社に連絡するなど多忙を極める中、筆者は助手席で待つしか選択肢がありません。
当然目撃者の一人として警察に事情聴取されます。
小雨の降る中、大変なことになってしまったと思いながら、目の前でを起こったことのありのままをポルナレフのように話しました。
無論あとはその被害者である作業員の方と顧客とのプライベートな話になりますので、ここでもこれ以上深くは触れません。
伝えたいことは、このように車種によっては「おれは偉い」と尊大になってしまう場合があると言う話です。
ちなみに筆者は顧客とのやり取りを終えて駅に辿り着くまで尿意を我慢することに成功しました。

歩行者が怖いお話

事故は車を運転する上では避けられないことです。
それが軽微なものか、人様に怪我をさせてしまうものか、後遺症、死を伴うものまで様々です。
冒頭にも触れましたが、筆者は若い頃人が死ぬ瞬間を目撃しました。

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