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高齢オタク、エロ本捨てるってよ

【注意】
この記事は
・断捨離に悩むオタク
・オタ活に疲れたオタク
・現実を変えたいがついつい動けないオタク
向けの内容です。




はじめに


この記事を踏んだということは、オタクの方でエロコンテンツ、同人誌などの扱いに困っている方かなと思います。
もしくは、エロ本捨てるなんてけしからん!タイプかと思います。

オタクにときっても切り離せないのが
性的コンテンツ。軽度なものではティーン漫画からディープなものではAVや同人誌などもあるでしょう。その扱い方について、改めて振り返ってみてはいかがでしょうか。

エロ本について客観視したきっかけ

私も同人誌やエロい描写の多い本については昔は一人暮らしなことをいいことに何も考えておらず、ホイホイ買ってはそこらへんに置いていました。

断捨離を始めてからも一般的な本は電子書籍に移行できたのですが、同人誌はなかなか再度手に入れることが難しいこともあり、後回しにしてました。

しかし、その考えを改めるテレビ番組シーンを見てしまったのです…
あの株主優待を使い切るために日夜自転車で駆け巡る様子で有名な桐谷さん。彼が婚活、生前整理を経て、老人ホームにいつか入ることを考えていく番組が月曜から夜更かしで放映されていました。

私は断捨離やオタクの生き方というものに非常に興味があるため
全ての放映ではないですが、定期でその番組は見ていました。

最初は変わって孤独の老人にさしかかろうというおじさんを笑う…といった趣向が強かった番組ですが、途中からは彼の生前整理、老後を見つめる様子には一人の人生のドキュメンタリー番組のような作りになっていっていました。

生前整理…その過程を見ると、オタクとしての歴史があります。

桐谷さんはアイドルオタクでもありました。そのグッズは他人からみたらゴミにみえるものだったり、古臭いグラビア本なんてお笑いぐさでしょう。

けれども本人からしたら、宝物で思い出にあふれるものなんです。しかし…やはりそれを笑うようなナレーションが入り、そして…自分も思ってしまったんですよね。

こんなくだらないものをなんで30年も持ってるんだろ。って。
自分もオタクなのに。

つまり、この気持ちって自分の持ち物を他の人が見た時に思う感情と同じなんだな。とはっと気づいてしまいました。

それから保留にしていた性的コンテンツの処分もはかどりました。自分はどうしても手放せない同人誌があったのですが、それってようは桐谷さんの笑われるエロ本やグラビア本と同じなんですよねとこの番組を見て気づきました……。

作り手の情熱が~とかなんとかよく同人誌に対しての形容詞で使われますが、それってエロ本もグラビアも同じなんですよね。

漫画家が子供の頃から絵をかく仕事がしたいと夢見て頑張ってプロになって…商業の雑誌のエロ漫画なんて単価が安くて貧困で。それでもやりたいと頑張って作った作品ですよね。

グラビアも。女の子が芸能の世界に憧れて…アイドルとしてグラビアの仕事がきて頑張ってやるぞ…!そう思って撮ってもらったし、その写真のためにメイクさんや写真家さんは学生の頃にいっぱい勉強して腕を磨いてきたわけで。

でも、そんな思い入れなんて、知らん人には伝わらないわけで。特にエロ系は。エロ漫画家やアイドルの女の子の気持ちへよくよく感情移入している私でも父親が亡くなってエロ本出てきたらやっぱりなんとなーく、うーんって思っちゃいますもんね。

それに気づいてからは、家のコレクションアイテムに『自分しか見ない自分の持ち物』ではなく『他の人がみたらどうか』という視点が1つ生まれました。

すると、恥ずかしい思いをしてまで持っていたいものではないな、とかこれは電子書籍のほうが処分ができるな…と思えるようになりました。

自分と物の対話だと処分できないのですが、自分と第三者と物の三者面談だと案外処分できるものもあるかもしれません。
もちろん、捨てるのが嫌な人は中古ショップに持ち込むのもいいと思います。電子化するのもいいかもしれません。

オタクの持ち物には女性向けにしよ男性向けにしよ恋愛や性の部分は切っても切り離せないことは多いと思います。

そういった性的なものを数十年も持ちっぱなしにしていると他者からどう思われるのか……桐谷さんの番組は改めて自分を振り返ることができるきっかけになりました。

死んだあとのことを考えてみる


自分が死んだあと、部屋の掃除をする家族。
その家族が持っている漫画や本を見てどう思うのか。
リアルに考えてみてはいかがでしょうか?

よくよく考えてみると、両親や祖父、祖母の持ち物に性的なコンテンツがあまり見当たらないのはオタクではないからかと思っていたのですが、ある程度の年齢に差し掛かると、突然死ということを考えるようになり自然と性的なコンテンツは物ではあまり持たないようになるのかもしれませんね…

もちろん、まだ老人とは言えない歳で性的なモノを持っているのはおかしいなんてことはないので、電子で購入する、数を絞るなどでコントロールしてく必要はあるのかもしれないなと思いました。

エロ本1冊出てきただけなら笑えますが、1000冊の特殊性癖コレクションを残した…だとさすがに笑えませんので…

なんとなく残している、処分をかんがえているが踏ん切りがつかない。
そんなアイテムはせめていつ処分するか考えてみてはいかがでしょうか?

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