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#29 お刺身たけのこをメンマで食す


春がなかった今年だけど、筍はしっかり成長

今年も筍(たけのこ)の季節が来ました。近所のおじさんが毎日せっせと筍を掘っている。うちの区画は『竹』の付く地名なので昔は竹林が多かったんだけど、いまは区画整理で残してあるところも少ない。が、今年も母が近所のおじさんに筍をいただいたので、さっと茹でてお刺身で楽しんだ。

余談だけど、室温でほったらかしにしておいたニンニクが芽を出した。慌ててて芽を摘んで冷蔵庫にしまったけど、春なのにそれだけ気温が高いということ。なので玉ねぎも冷蔵庫へ緊急移動。

わさびがない問題

残りの筍を刺身醤油でおさしみとして食べようと思ったんだけどわさびがない。普段はお刺身はヤオコーで買っているんだけど、ヤオコーだとわさびが別添えなので無料でもらえるんだよね。もちろんお刺身の量にみあった適量だけもらってくるんだけど、S&Bとか日本企業の個包装わさびなのでもうずっと別途チューブのものを買ったことがない。わざわざ筍のために買うのもばからしいので、メンマにして食べることに。

お刺身たけのこなので味染みが過ぎた

中華な味付けの『中華部分』がシャンタンだけ?もう少しだけおつきあいください

基本に使う調味料はこんな感じ。レシピサイトではないので分量は書きません。書いたところでプロのレシピのジェネリックだし、プロのレシピを参考にしてねって言った方がぼくの作業が楽になる。どうしても書きたい人なら止めないけど、検索で『○○のレシピ』って入力すると、『一位』『殿堂入り』ってサジェストで補完されるのでよっぽど自身があるか、独特な味付けじゃないと「ふーん」で終わっちゃうじゃない? 作業が非効率すぎるよね。

ハチの花椒。これがあると急速に中華感が

本来はぶっとい筍の根本をメンマにするんだけど、お刺身用の穂先を煮込んでしまったので味染みが強すぎた。つまり少々しょっぱい。後述するけど半分はおつまみで、半分は後日チャーハンを作ることに。こういう不都合なことはレシピサイトでは教えてくれない。

たとえ殿堂入りのレシピを知ったとして、どんな山でもケーブルカーで山を登れるわけではなく徒歩で歩き慣れないと到達できないのが山頂。かといってケーブルカーであるレトルト食品や冷凍食品だって立派な料理だ。高尚だと勘違いせずに趣味で作っている程度に意識しておくと料理は長く楽しめるはず。

余った煮汁をウィンナーにあてがう

本来はケチャップさんといちゃいちゃしたかったのヨ

かなり濃い味付けの煮汁になってしまったのであまりをウィンナーに絡め焼くことに。この時点では絶対にしょっぱいと思い込んでいたんだけど、のちに筍の染み入りが良すぎたことに気づいた。

とにかく摺れ! 大根おろし。余さず全部飲み干してあげる

辛いと予想していた大根の根っこの部分。全然辛くなかった

こってり中華なウィンナーをあっさり包んでくれるのは大根おろし以外
に見あたらない。余ればあまったでつけ汁うどんにしてあげるからね! ということで握りこぶしくらいのサイズの大根を摺り下ろすことに。

実食!

ごぼうが野菜室にあったのでごぼうを煮ればよかった

メンマの方は太い部分を食べてもやっぱりちょっとしょっぱい。けど味そのものはめちゃめちゃ旨い。ラー油と花椒を入れたんだけど、年々辛い物が苦手になってきているのを実感してしまった。半分を焼酎お湯割りで楽しんで残りは明日にでもチャーハンに。

ウインナーの方は思ったより味が薄めで大根おろしの出番が不要だったかも。けど大根おろし自体が辛くなく、みずみずみずしく甘いので、醤油をかけなくても単品でおつまみに。結果的にはおいしくて食べ過ぎてしまったのでシメのつけ汁うどんには追加で摺り下ろす必要あったくらい。

いまはまだ晩酌の途中なので大好きなニラ玉を作ろうか迷い中。おなかが膨れてきたのでカルパスにしとこうかな。来年、お刺身筍でメンマを作るときは調味料を半分にするか煮詰める時間を半分にしよう。すっかり忘れてると思うけどここにこうして残しておけば読みなおすんじゃないかな、多分。

追記:メンマを冷蔵庫でひと晩寝かせたらちょうどいい塩味になっていた。あの塩分はどこに行っちゃったんだろう?

今日のひとこと

崎陽軒のCMのおじいちゃん。祖父へのおみやげにと孫が家まで必死で運んでくれたシューマイを昼からビールで流し込む。悪いことしてないんだけど、道徳的には昭和感が過ぎる。このもやもやは言うなれば共感性背徳感ってことなのかな?

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