電波系という壁に傷つく

面と向かって「電波だね」なんて風には言われたことないし、別にあることないこと吹聴したりもしないけど、「電波系」って言葉からできる差別にも似た壁に、人知れず傷ついてしまいます。そう認定されたら何を言っても届かない感じがやだな。

もしかしたら私も電波系の人間かもなとも思います。変なこと思いつくし。吹聴って程でもないけど変なこと言うし。それに、私が使う電気系統がよく壊れるというのは定説だし。

それに、何と言うか、「ここで生きるの向いてないな」という気分が、ずっとずっと小さい頃からなぜかありました。

お父さん、お母さん、お兄ちゃんのいる4人家族の中で育ったけど、まず、この家族について「何だこれは?」「嘘だろ?」みたいな感覚が最初からあった。私がトイレに行っている間に、私の家族たちが爬虫類みたいな生き物に戻っているかもと思ってしまって、トイレから出るときはわざと大きな音をたてたり、咳払いしたりして、内心、(いつもの姿に戻ってて)なんて思いながらトイレから出ていました。

どうですか?これが電波ですか?やばい?

家族に対してすらこんな風なので、学校だって社会だって、「嘘だろ?」「冗談だろ?」「誰か冗談だって、ドッキリだって言ってくれ!」という風に見えてしまっていて居場所がありませんでした。

何だろうね。何でそんな風に思うんだろうね。自分でもよくわからないけど、どうもうまく世の中にコミットできないままずっときてます。

こんな風なのは根性がないからかな?なんて安易に思って、すがるようにスポーツに打ち込んだ時期もあります。でも、スポーツがうまくなっただけで私の何かが大きく変わることはありませんでした。

小さい頃から持ち続けている、「ここじゃない」とか、「こんなはずじゃなかった」とかいう気持ちを、いまだに同じように持ち続けています。

じゃあどこならよかったのかな?どうしたかったのかな?と思うけれど、それもわからない。きっとこれは私が生まれ持った課題なのかもしれなくて、私はずっときっとそれを探し求めてしまうんだろうと思います。

何だか抽象的なしょうもない話ばかりしてますが、もしかしたら電波というか、ただの精神疾患の症状かもしれません。

ただ、もうそれはどちらでもいいから許してと思ってしまう。

色んな人がいてね。

色んな人から色んな人を見ると、素晴らしい人でもろくでなしに見えるし、厳しい人でも甘く見える。だから、誰もが素晴らしくろくでもなく厳しく甘い人だとも言える。正確なことなんて一つもないのに、それを正確にしているのは自分の目だけ。

だから、私は電波でおかしくて弱くてどうしようもない存在だろうけど、どうか笑ってやってくれませんか?バカにしてもいいから面白がってくれませんか?別に尊敬もいらないし、私だってあなたを見たら大笑いするかもしれない。打って打ち返すようなそんな反応で十分です。存在だけでも許してもらえたらそれで十分です。

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