圧倒的な感覚をもたらしてくれるものが好き

音楽でも小説もだけど、私は共感するものをわざわざ求めたりはしません。
共感ももちろんいいけど、取り立ててそこばかり求めるわけじゃないという感じです。
私は自分が知らないことを知りたいという感じの方が強いからです。
知らなかった感覚とか、知らなかった気持ちとかね。

実は知らないものなんて検知できるはずないじゃないとも思うけど、何というか、あまり使っていなかった筋肉を動かしてくれるような、あまり使っていなかった脳の領域に通電させてくれるような、そんなのが好みです。

絶景を見た時にも、鳥肌が立つような、宇宙を間近で垣間見たような感覚になって、単に「すごいな!」「きれいだな!」ってだけでなく、恐いような気持ちなったりしませんか?
神様を肉眼で見てしまったような、圧倒されて言葉を失うような感覚。
これが「畏怖」っていうことかしら。
この感覚にとても興味があります。

音楽も小説もそうだけど、人が作ったものに関しては、「祈り」を感じるものもとても好きです。
とても純粋な祈りが込められているものは本当にすごいパワーでね。
これには共感もあるかもだけど、それ以上に共鳴という感じがします。

そういう形にはとらえられないけれど、はっきりととらえられる感覚がとても好きです。
これをもっともっと知りたいと思ってしまう。
アートや自然が好きなのはそういうとことにあると思います。

もし科学がもっと発達したら、こういう圧倒的なパワーや感覚のこともわかるようになるのかもしれませんね。



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