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初めてオーダーメイドの車いすを作成した当時のことを紹介します!(自作PCのようにワクワクしました〜)

僕が、初めてオーダーメイドの車いすを作成したのは、20代前半です。

それまでは、入院した時に病院の備品(レディーメイド)に乗っていました。

ところが、だんだんと車いすを常時必要とするようになってきたため、入院時以外にも手元に車いすがあった方が良いだろうと思ったことや、僕はガリガリに痩せているため、使い勝手や乗り心地の面で、レディーメイドの車いすに不満を感じるようになっていたと言うのが、作成に至った動機です。

不満を感じていた点は大きく2つありました。

一つが「体が左右にブレること」です。
これは、学生の頃に手術を受けた脳腫瘍が小脳にあったことから、平行機能の低下も関与していたのかもしれないのですが、それ以上に先ほど書いた極度の痩せ型がネックとなっていたはずです。(横幅が広すぎてステンレス制の水筒を挟んでも不十分でしたから

そしてもう一つが「見た目」…
備品である車いすは購入してどれくらい経過しているのかわからないほどボロボロで、塗装が所々取れて錆びついていましたから、いつかオーダーメイドの車いすを作成する時は、車体を綺麗で落ち着いた感じにしようと誓っていました。

作成は、専門業者に依頼。何しろ初めてなので、カタログを見せてもらっても、さっぱりイメージがつきません。

そこで要望は一つ!

「カタログ見てもよくわからんけん…ボディーは真っ黒にして、僕の体に合った車いすにして〜」

支払いは、一部国の補助金を申請して、残りは障害基礎年金や貯金を切り崩しての自腹!(親には加勢してもらっていません)

「うわぁ〜かっこいい!」

完成して手元にやってきた日のことは今でも忘れることができません。

現在(2024年)メインで使っている5台目に比べると、「漕ぐための車いす」というよりは「腰かけるための椅子」と言った方が良いかもれない代物でしたが、今まで乗っていたものより乗り心地や使い勝手は格段に良いし、真っ黒で渋いフォルムは眩いほど綺麗

併せて、僕にとって初めてのオーダーメイド

PCで言うところの「初めて挑戦した自作PC」…

「出来合いのPC」よりも、愛着が湧いてこれからの生活がワクワクしたのを覚えています。

真っ黒の車いす
真っ黒の車いす

残念ながら…その車いすは、あるところに寄付したので、現在もう手元にはありません。

車いすは消耗品なので、いつかは手元を離れるときが来ますが、せめて写真を残しておくべきだったなと反省しています。


いかがでしたか?

今回送った「僕からの手紙」が、何らかの形で、みなさんのプラスになれたら、とても光栄です!これからも、たくさん手紙を送りますので、どうか目を通してほしいです。

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僕が書くすべての記事(手紙)は、長い時間かけて継続して書いてきた記録や、そうでなかれば得られないであろう考え方や貴重な体験を基にしています。いただいたサポートは、その評価だと捉えさせていただき、それを糧に今後も多くの記事を書いていきますので、どうかよろしくお願いします。