こんなことファッションに関係あるのか?
皆さんはじめまして。gattinoと申します。
現在大学3年生で、ファッションに関する研究(?)をしている者です。
突然ですが皆さんは、普段何を考えて服を選んでいますか?
今の天候に合うように…
とにかく動きやすい服がいい…
少しでもスタイルを良く見せたい…
それがトレンドだと聞いたから…
人が服を選ぶ理由は様々です。
しかし、その過程がどうであろうと人は無意識のうちに自らの装いを鑑賞されてしまう。
僕がファッションに魅力を感じ、そして研究の対象としようと思った理由の1つがこれです。
「ファッションの研究なんて大学でやってどうするの?」と思われる方もいるでしょう。
しかし、考えてもみてください。先ほど述べたように、人は服を着た時点で自己表現を否が応でも行っており、それは他者によって見られ、評価を下されます。そして、私の知る範囲では一糸まとわぬ姿で一生を終える人間はいません。(いわゆる「洋服」が存在しない国や地域に住む人々も体に何かしらの布を纏ったり、装飾物を付けているはずです。)
つまりファッションは誰もが関わる表象手段であり、人々の価値観が、世界のあり方がそこに反映されるのだと私は主張したいのです。
しかし、今の状況を鑑みると、ファッションはつまらないものだと思われて仕方がないように思われます。
誰が決めたのかもわからない「トレンド」、身の丈に合わないブランド品を集める人々、怪しげにセールを連発するショップなどなど…
僕はこの状況を変えたいなと思い、今は知識を蓄えているところです。この場はその取り込んだ物をアウトプットしつつ、整理する場として使っていきます。
さしあたり僕が学んでいるものは、ファッションに応用可能な過去の社会学者や哲学者たちの思想です。
例えば「モードの体系」を記したロラン・バルトや、身体論者の代表であるモーリス・メルロ=ポンティなど。中には「こんなことファッションに関係あるのか?」と思えるような主張が彼らの著書では見受けられますが、よくよく読むと現代のファッションにも通じるヒントが得られたりするのです。思想の面にとどまらずビジネスに活かせるような、実際の社会に変化をもたらせるようなアイディアがそこには転がっています。
これからこういった本を読んだり、何かニュースを聞いたり、イベントに参加したりして考えたことをここで発信していきます。
浅学菲才ですが、知的好奇心と創造力だけは忘れずに投稿を続けていきますのでよろしくお願いします。
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