見出し画像

45 /100 「姉」でいるのが辛かった話

こんげー、わたげの本音のわたげです。

今回は、「姉」でいるのが
辛かった話です。


好きで姉になったわけじゃない

私は「姉」という役割が大嫌いでした。

勝手に母が妹を生んだだけなので、
私は好きで姉をやっているわけじゃないのです。

それなのに、「お姉ちゃんなんだから」と
言われるのは嫌で嫌で仕方ありませんでした。

お姉ちゃんだから、なんだと言うのでしょうか。
私だって子どもだったのに、
どうして大人扱いされなければならなかったのでしょう。

妹たちとの年齢差は、3歳と5歳。
まだまだ甘えたい盛りだったのに、
甘えられなくて辛い思いをしてきました。

3姉妹の長女


私は3姉妹の長女として生まれ育ちました。
初めての妹が出来たのは、3歳のとき。

まだまだ甘えん坊だった私に
母は言いました。

「今度は妹ちゃん(2)の番ね」

意味がよく分かりませんでしたが、
おそらくこう言いたかったのでしょう。

「あなたは今まで散々甘えていたでしょう?
今度の甘える順番は妹ちゃん(2)だから。
これ以上甘えないでお姉ちゃんになってね」

なぜあの発言をこのように推測したか。
理由は、甘えることを許されなかったから。

それまで私に優しくしてくれていた母は、
豹変しました。

私に罵声を浴びせるようになったのです。

「どうしてこんなこともできないの?」
「ちゃんとやりなさいよ!」

「お前はバカだ。どうしようもないバカだ」
「バカにバカと言って何が悪いの?」

「さっさとやるべきこと(家事)しなさい。
遊んでる暇はないのよ!」

私に罵声を浴びせる母は、
まるで鬼のようでした。

しかし母は、妹(2)には
とても優しいのです。

一緒に遊び、好きなものを共有するのです。

いきなり変わってしまった
母を受け入れることができないまま、
妹(3)が生まれました。

妹(2)に、私と同じようなことを
伝えたかはわかりませんが、
私ほどひどい扱いは受けていないように
見えます。

私が年長のときです。

小学校にあがると、
虐待が始まりました。

叩かれたり、ご飯抜きにされたり、
家から追い出されたり。

私が怒られている間、
妹たちは怖がりながら
様子を見ていました。

私を虐待し終えた母は、
まるで聖母のような顔をして
妹たちと遊ぶのです。

姉である私は、
妹のいたずらなのに怒られたり、
家事をしなかったことで怒られたりと
散々でした。

私が母に怒られるのは妹たちのせいだと
思い込んだ私は、妹たちをいじめました。
怒られました。

妹と大喧嘩したことがあります。

泣き叫ぶ妹たちを抱きしめ、
母は怖い顔をして私に言いました。

「私はどうしたらいいの?
妹たちを山に捨てればいいの?」

私は頷こうとしましたが、
やめました。

母はきっと、妹ではなく
私を山に捨てると確信したから。

「お姉ちゃんなんだからしっかりしなさい」と
ハッキリ言われませんでしたが、
母の態度からそうしろというのは
なんとなく察しました。

そして「お姉ちゃんなんだから」は、
小学校でも続きました。

妹の悪事、失敗はすべて私のせい。
だから先生に呼び出されて怒られました。

ハッキリと「お姉ちゃんなんだから
しっかりしなさい」と言われたこともあります。

姉に責任なんてない


姉だから一体なんなんでしょうか。
好きで姉になったわけじゃないのに。

姉だからと言って、
どうして妹の責任を取らないといけないのでしょうか。

年齢差はたったの3つと5つ。
私が3歳、または5歳のときは
まだまだ幼い子ども。

甘えたい盛りだったのに。

私は、姉であることが
嫌でたまりませんでした。

できるならやめたかった。

妹なんていなくなればいいと
ずっと思っていました。

大人になった今は、
別になんとも思っていません。

ただ、幼少期に感じていたモヤモヤを
少しずつ解消していこうかと
思っています。

こうして発信することでね。

今回はここまでです。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。

おつげー。

記事に共感したり参考になったりしたら、サポートをよろしくお願いします。 励みになります。