2020年5月1日

昨夜は担当ラジオ番組のリモート収録の為、自宅でメールを選別する作業。

その時間、なんと4時間。

巣ごもり生活でお酒に手を出しがちだが、昨日は飲まずに就寝。

朝6時。昨夜、風呂入る前に寝たせがれが起きて歌を歌い始める。

眠い。起きて息子と風呂に入る。

「採用されるメール」

ラジオ番組をいくつか担当させて頂いている中、たまに聞かれるのが「どうやったらメールを採用されますか?」という質問。

ラジオ番組のメール選別は誰が選んでいるか実は番組毎に違ったりもする。

放送作家が選んでいる場合、パーソナリティーが選んでいる場合、ディレクターが選んでいる場合。

基本メールには全て目を通すのでそれぞれ選ぶ人の基準によって採用が変わるのだが、僕の場合は「必殺技」「通常攻撃」に分けて選別している。

例えば100通メールが来ていたとして、大体15通残すとする。

この15通中、「絶対に読もう」と思うのは3〜5通。絶対にウケるメールである。これを「必殺技」だとする。

残り10通は「通常攻撃」。ダメージが与えられるけど「必殺技」ほどじゃない。でもこの10通の中でも攻撃力の強い順番があるはず。読む順番や優先度は決めないのか?

そう、決めないんです。

例えばルールのあるコーナー宛てのメール。

募集の時点でルールがあるのだから、選別の時点で採用を決められそうだけど、ラジオは実際に収録してみると意外な方向に面白さが行く場合がある。

その場合、読むメールを決め打ちで用意しておくと途中でその面白い流れを切ってしまう事になる。

なので「確実にウケる」メールは必殺技として手元に用意しつつ、他の「通常攻撃」をカードゲームのように手に持ち、パーソナリティーの話の流れによって出していく。

するとたまに話の流れで出した「通常攻撃」が「必殺技」になる場合がある。

「通常攻撃」でも話の流れで「通常攻撃」「通常攻撃」の連チャンにするとコンボで大ダメージみたいな事もある。

今担当している番組の中でいうと、アニメ「かぐや様は告らせたい」のラジオ、「告RADIO」はそんな展開が多い。

なのでメールは多くても全部目を通す。

色んなパターンを想定しておく訳じゃないけど、色んなメールを用意しておく。

なので「どうやったらメールを採用されるか?」の問いには「色んなパターンのメールをたくさん書く」と答える。

たまに1つの方向性のネタをずっと書いている職人さんがいる。(ANNやJUNKで多いかな)

これはこれでハマれば採用され続けるんだけど結構高度な事なので、最初は色んなパターンのメールをたくさん書いてみるのがいいですよ。

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