2020年5月8日

朝7時30分起床。

GW空け、自宅前のマンション工事が再開。

うるさい…朝っぱらからタイルを切る爆音。

あと数ヶ月かぁ。


「平川大輔のおやすみフルールラジオ」

平川大輔さんと最初にご一緒させて頂いたレギュラー番組が「平川大輔のおやすみフルールラジオ」。

女性向けコンテンツ「フルール」の提供で始まったこの番組。

12月25日の聖夜という日にスタートしたのも印象に残っている。

平川さんは当時、久しぶりのラジオ。とにかく「癒やし」がテーマの番組でした。

平川さんとのしっかりとしたお付き合いはこの番組からで当時は2014年でしたか。もう6年にもなるんですね。懐かしい。


「とにかく癒やしのマシンガン」

このラジオの最大の特徴はバカみたいなコーナーでも面白いリスナーメールでもなく「癒やし」。

当時リスナーから「平川さんは喋るマイナスイオン」と言われていましたから、そりゃ同じブースに入っている僕もマイナスイオンを吸っていたわけです。

とにかくメール1つ1つに対して平川さんは優しい。

ラジオパーソナリティーでメールをしっかりと読み、答えもしっかりと考える。

その上でどうにかその人の為になる事を…と考えるのは平川さんぐらいではないだろうか。

メール数も多かった。

下手なもの渡すわけにはいかないので、打ち合わせの半分はメール選別していたと思う。

朗読コーナーなんて癒やしでしか作られていないようなもので、時に少し過激な女性向け小説の一部を読むもんならそれはそれは凄い癒やし効果で。

「あら、僕って女心持ってましたっけ?」と勘違いしちゃうほど。

またこの番組は

・リスナーが平川さんに求めるもの

・番組のコンセプト

・平川さんの素

珍しく3つの方向性が揃い、「癒やし」で全てが繋がったラジオでした。


「謎のキャラフルー」

この通称「フルラジ」、制作段階で1つ懸念点があったんです。

フルールは女性向け恋愛、BLなど「完全女性向けコンテンツ」。

男性である平川さんがそのラジオをするのはなんら問題ないのだが、どこをどうイジるのが正解なのか?を判断するのが正直難しい。

女性向けコンテンツに男性パーソナリティーが付く時に起こる懸念点です。

女性の心を持っていないので微妙な差がわかりにくい。

そこで「フルー」というキャラを作り、平川さんに「乙女が燃えるシチュエーションを学んで頂く」というコーナーを作った。

平川さんは取り繕う事をせずに「学ぶ立場」。

ちゃんと話せる人がフルーになり「教えてもらう」。

そしてこのフルー。

「ボイスチェンジャーもかますしお好きに語って下さい」と言ったら「いえいえそんな喋れません…」と最初は言っていたのに、回を重ねる毎に大ブレイク。

何回の放送だったか、「男性のワイシャツのボタンの外し方」の話では予定時間をオーバーし、熱弁に次ぐ熱弁。

リスナーからは「フルー師匠」と呼ばれるようになった。

乙女心は乙女の心あって分かるもの。

フルーが居てよかった!

そんなこんなあって、フルー師匠は番組終わっても付き合いがあり、今では僕の飲み会の主要メンバーで今でもよく飲む友人の1人になりました。

好きなお酒は「澪」です。

フルー師匠も今でも言います。

「フルラジは面白かったですね。またやりたいですね。」と。


「平川神父」

平川さんが悩みを聞くコーナーを作った。

平川さんには神父になって頂き、迷える子羊の悩みに答えて貰うというもの。

正直重めな物からライトな物までたくさん来たが、まぁこのメールをしっかりと読むんですよ、平川さん。

毎回1通しか読む時間ないので選別に選別を重ねてメールを選んでいた。

毎回、神父にキャラを乗せて行っており、ちょっとしちゃ無茶振りな感じも良かった。この番組唯一のバラエティ感。

でもこの唯一な感じが、「癒やしラジオ」をより洗練させていたと思う。

「ひらかわんち」で1回復活させたんですけどね。

その時は居酒屋貸し切りで生放送をしたんですが、実はフルーも来て酒を飲んでいたという。なんなら「平川大輔出没注意」のプロデューサー黒霧シマンも来たという…


「全10回の伝説」

フルラジは月1回更新で10回で終了。

その短さもあってか、一部の方の間では少しだけ伝説的な感じで言われています。

ラジオCDも残していませんので、ちょっとアレな方法でしか番組を聞く事も出来ません。

ただこの10ヶ月が凄く濃密な時間で、色々な事をしたというより「1つの事をとことん突き詰めてその範囲の中でとことん遊んだ」という印象です。

凄く楽しかった。

それから平川さんとは「平川大輔出没注意」や今もなお続く「ひらかわんち」でもご一緒させて頂いているという縁の長い中になりました。

それもフルラジあっての事。

感謝ですね。


「総括」

「ラジオはパーソナリティーの素をいかにして引き出すか?」という側面もありますが、「素をどう活かすか」も実は大事だったりします。

平川さんは本当に優しい人で怒ったところを見たことないです。常に人に気を使う方。

その癒やしパワーをどう見せるかがキーになっていました。

フルー師匠もさる事ながら、多くのリスナーさんと楽しんだ!という番組でしたね。

あれかあら6年ほど経ちますが、「ひらかわんち」でもそのイズムが継承されている気がします。

まだチェックしてない人は是非チェックを。


ちなみに男性声優の「癒やし枠」、平川さん以外で座っている人まだいないので空いていますよ笑

新人男性声優さんは狙い目です。

ただ1つ。

素で「マイナスイオン発生機」じゃないと座れない椅子なので人を選びます。

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