脚本研究:バック・トゥ・ザ・フューチャー

※ この記事はネタバレを含みます。

ジャンル ------------------
金の羊毛

ログライン------------------
過去にタイムスリップしてしまった青年が、母親に恋されてしまい、両親をくっつけるために奮闘する。

テーマ------------------
成功する者は、諦めずに行動し続る者だ

【オープニング・イメージ】
定刻になると機械の仕掛けが動き出し朝食の準備を始める。しかし、そこに家主の姿はない。

【テーマの提示】
ギターの才能に自信が持てず落ち込むマーティに対して、恋人のジェニファーが「なせば成る」と言葉をかける。

【セットアップ】
マーティが姿を消した発明家ドクの家を訪れると、彼から電話がかかってくる。今夜、新しい発明の実験を手伝うことになったマーティは、ドクの家の時計が遅れていることを知り急いで学校へと向かう。恋人がマーティの到着を待っており、遅刻した二人は教師の注意を受ける。放課後、恋人との秘密のデートの話をすませ家に帰ると、デートで使うはずの車が壊れていた。家の中では、車を壊した男と父親が話しており、父親は男の言いなりになっていた。

【事件】
発明品の実験を手伝うため、深夜に自宅を抜け出すマーティ。ドクが作ったタイムマシンの実験を手伝っていると、テロリストの襲撃に巻き込まれる。

【悩みのとき】
テロリストによってドクが撃ち殺されてしまい、その場に居合わせたマーティも命を狙われてしまう。

【第1ターニングポイント】
タイムマシンに乗り込み、タイムスリップしてテロリストから逃げる。

【お楽しみ】
過去へとタイムスリップしたマーティは、両親の出会いを邪魔してしまい、若い頃の母親に恋をされてしまう。そのせいで未来の自分が消えてしまうことを知ったマーティは、父親と母親をくっ付けるために奮闘する。

【仮初めの失敗(MP)】
父親を説得し、母親をダンスパーティーに誘うようけしかけるも、ビフの邪魔が入ってしまう。ビフを遠ざけようと、得意のスケボーで撃退するも余計に母親の注目を浴びてしまう。

【迫り来る悪い奴ら】
母親とダンスパーティーへ行くことになってしまったマーティは、自分が母親を襲うところを父親に助けさせる作戦を思いつくも、またもビフたちに邪魔されてしまう。

【死の気配(BP)】
しかし、勘違いをした父親がビフに喧嘩を売り、幸運にも撃退。母親の恋心が父親に向くが、なかなかキスをせずにマーティの存在が消えかかる。

【心の暗闇】
諦めかけたその時、父親が勇気を振り絞りキスをする。

【第2ターニングポイント】
両親をくっつけることに成功したマーティは、元の時代へと戻るためドクの元へと向かう。

【フィナーレ(解決)】
ドクの計算通り、落雷の電力で元の時代へと戻るマーティ。過去のドクに渡しておいた手紙によって、ドクはテロリストの銃弾から生き延びる。そして、ドクは未来が見たいと、タイムマシンで旅立つ。

ようやく帰宅したマーティだったが、家具は豪華になり、兄弟や両親の雰囲気も変わり、壊れた車は高級車へと変わっていた。しかし、未来から戻ってきたドクが「未来が大変だ」と言うやいなや、マーティは再び時間旅行へと旅立つ。

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