ティーチャートークの難しさ
おはようございます。
ゆーいちです。日本語教師をしたり、OUCHI de Internationalという日本人と外国人をつなぐイベントを主催しています。
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さて今日は「ティーチャートークの難しさ」というテーマで書きます。
今、日本語学校で勤務していますが、つくづくティーチャートークは難しいと思います。
できれば、ティーチャートークをせずに日本人に話しかけるように普通に話しかけたいです。
というのも、教室を一歩出れば日本人は当たり前ですが、留学生に普通に話しかけてきます。
だからといって、教室で先生が分かる話し方をしないなんて、乱暴なまねはできないので、仕方なくティーチャートークをするハメになります。
前提として、普通に話したいと思っています。
日本語を海外の方に教えられている方はどのようにお考えでしょうか?
僕がティーチャートークをする時に気をつけていることをシェアします。
◆名詞で話さない。文で話す。
朝ご飯食べた?
はい。
パン美味しかった?
はい。
昨日何した?
アルバイト
何時間?
7時間
一見、コミュニケーションがとれているように見えますし、日本人の間でもこのようなコミュニケーションをすることもあります。
ただ、語学学習としては、勉強にならないでしょう。名詞だけ話すと、たしかに通じますが、全く負荷がかからないことがわかります。
日本語で難しいと言われる助詞も飛ばしていますので、いつまでたっても助詞を正確に支えるようになりません。
そんなことを考えると先生がきっちり文で話す必要がありそうです。
◆複文で話す
教科書10pを開けます。
一番の文がありますね。
◯◯さん、読んでください。
初級の学習者に対しては、このような指示だしをしてしまいますよね。
まだ、〜てください。〜てが入っていないクラスでは構いませんが、
既習のクラスではきっちり
◯◯さん、教科書p10を開いて、一番を読んでください。
と一文を長くしたほうがよさそうです。指示出しの内容から、学生が正しい文型の使い方に気づくことがあります。
◆中上級者と話す時
一番難しいのは、中上級者と話す時です。完全なティーチャートークはもちろんいけませんし日本人と話すときのような話し方も通じないことがあります。
この点は、実際に教室に入っている皆さんと話し合いたいテーマです。
僕は結論から話し、なるべく簡潔に伝えるようにしています。
日本人と話す時は、どうしても前置きがダラダラしてしまい、結論が後ろにいきがちです。
そうすると、情報が多くなりすぎて、結局何が言いたかったかのか、伝わらないことがあります。
もちろん一歩教室を出ればダラダラ話す日本人が多いので、そこは意識して
自然に話すことも意識しています。
学習者のレベルと先生の発話この匙加減は何年経っても難しいと思っています。
皆さんはいかがお考えでしょうか?
今日も読んでくださり、ありがとうございます!
◆OUCHI de International
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