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③英語が上達するプロセス

英語の学習が雲をつかむような取り組みになっている生徒さんが多くいます。どうやったら英語が話せるようになるのか?どうやったら英語が理解できるようになるのか?私自身、英語に初めて触れた時は生徒さんと同じように雲をつかむような感じがしていたのを覚えています。

そのような声を幾度となく聞いてきましたので、ぜひここで生徒さんがどのように上達していくのか、そのプロセスをご紹介してみようと思います。

そもそもバイリンガルとは?

そもそも何をもって『バイリンガル』と言っているのでしょう?この定義は難しいですよね。理由はやはり、主観的な英語力と外から見た英語力の感じ方に隔たりがあるからだと思ってます。

私はアメリカンハイスクールを卒業し、英語で話すことに大きな抵抗はなくなっていましたので、周りからみれば私は「バイリンガル」でした。しかしながら、私自身は自分の英語力に力不足を感じていました。

もし「バイリンガル」の定義があやふやだと、我々はかなり不明瞭なサービスを提供していることになりますねf(^^;)ですので、私は私なりにこの『バイリンガル』という言葉に向き合ってきました。

何年かかかりましたが、YouWorldでは前回の記事で書き綴った内容に基づき、英単語6000単語以上あり、YouWorld流の基礎文法理解がある状態をバイリンガルの入り口と定義するに至りました。

われわれの指導の元、英単語6000単語以上を手に入れ、YouWorld流の基礎文法理解がある状態になった生徒さんたちは、ひとえに「英語がわかっている!」という実感が伴ってきますので、自信がわき、こちらが促さなくても、英語に積極的に触れるようになっていきますね。私の生徒さんの中には毎日NHKのWEBサイトで英語の記事を読むようになったり、例えば昔買った英語の本を読み始めたりする等、英語への意欲がさらに強くなっていくのを見ています。

このようなケースを幾度となく目にすると、やはり我々が考える、単語力と基礎文法の理解はバイリンガルの定義の基準になると考えています。

それでは本題のバイリンガルへのステップへ話を移してまいりましょう。

バイリンガルへの学習ステップ(内容)イメージ

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まず初級の方(単語力が3000単語前後)は、我々のスクロールでは基礎単語強化に加え『読む』という作業を通して基礎文法の習得に取り組み始めます。

基礎文法の理解は「読んだ量に比例する」という原理に基づくので、毎回のレッスンで『読む』課題を出し、その中で基礎文法に慣れる訓練をやってきてもらっています。

次に中級の方(単語力が4500単語前後)ですが、初級の方と同じように、基礎単語力強化を行います。それと並行して、初級者同様『読む』と言う作業を通し、基礎文法に取り組んでもらいます。基礎文法の習得が軌道に乗り始めたら、『書く』作業を通し、ライティングとスピーキングの基礎作りを行っていきます。

生徒さんの力の付け方

どんな生徒さんであっても、文型の基本構造はすぐに理解できます。理由は簡単で文型はそもそも4つの形しかなく、基本構造は最低2単語、最大4単語ですべての文型は完成されますから。

指導の経験からくる感覚的な時間ですが、初級の生徒さんでも文型は計4,5回のレッスンで理解しています。

しかしながら、修飾と接続詞は慣れるのに時間を要します。この習得には個人差がありますが、初級から始めた方で毎週レッスンに取り組んでいてもやはり1年〜1年半は体得するのにかかります。

文型と基本的な修飾理解が頭に入り始めるとと少しずつショートエッセイを書いてもらうようになります。YouWorldは英語を『コミュニケーションツール』と考えている為、英語の論法を体得するプロセスが必要だと考えています。『ショートエッセイ』の作成はこの英語の論法を体得する訓練でもあります。

このプロセスは個人差はあれ、基本構造は1回のレッスンで理解してしまいます。しかし、実際に英語の論法に従ってショートエッセイを書くのは個人差があり、すぐに英語の論法に従ってショートエッセイをまとめられる人とそうでない人がいます。

すぐに体得できる人は5~6回のレッスンで論法の理解が深まりますが、時間がかかる人は半年以上かかる人もいます。時間がかかる方の共通点は「話が知らず知らずにずれる」という特徴があります。この「話がずれている」という感覚をまず養う必要があるのに加え、「話がずれ始めたことに書きながら気付くスキル」を身につけなければならないのでやはり生徒さん次第では時間がかかる取り組みになります。

しかし、最終的にはすべての生徒さんがこの論法に従ってショートエッセイを書けるようになります。

不思議なもので英語の論法にしっかりと従って書けているショートエッセイは、多少英文に間違いがあってもとても読みやすく感じます。私は毎日のように生徒さんのショートエッセイをチェックしているのですが、英語の論法を体得した生徒さんのショートエッセイはなかなか見事で私は読むたびに自分の指導法に間違いはないという時間をかみしめることが出来ています。それほど英語の論法は大事なのですね。

バイリンガルへのプロセスをまとめると、以下のようにまとめることができます。

バイリンガルへのプロセス_下書き

ちなみに文章を読む量ですが、以下をご参考下さい。

読むであろう量

またショートエッセイで書く量ですが、以下をご参考下さい。

書くであろうショートエッセイの量

我々のレッスンはいかにこのバイリンガルの英語脳を生徒さんに手にしてもらうかという事にサービスの価値を見出そうとする組織になるのですが、私たちは量という側面もまたその上達プロセスには必ず必要になるという事も理解しています。

個人差はあれど、脳が理解する為に必要な「量」をこなしていくことが「バイリンガル」という実感を手にするプロセスになります。

完璧を求めるがあまり、私から見れば「バイリンガル」と考えてもよいと思われる方も「自称:モノリンガル」を通す方もいます。

しかしながら、我々の元では、多少発音がうまくできなくても自信をもって英語を使えるようになり、卒業を迎えていく生徒さんがいます。

必要な量をこなしつつ、しっかりと押さえるべきところを抑えて英語を学習していけば「英語を理解し、モノにし始めている実感」が伴うようになります。そして、英語へのコンプレックスを克服し、バイリンガルといっても良い状態の英語脳を手にできるようになるのです。

われわれの指導経験に基づく学習プロセスの例を紹介してみましたが、ぜひ我々の資料を参考に、バイリンガルへの道を歩んでいってほしいと思います。

We are wishing you success! Good luck!


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