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【誰でも簡単】小麦ふすま50%のふすまクッキーのレシピ

レシピ開発のきっかけ

 小麦粉とふすまが1:1のシンプルなレシピとなります。

 最近、地元の小麦粉を使ったパン屋さんを始める方と出会いました。話を聞いていく中で衝撃的だったのが、契約している人は地元の製粉所からふすまを無料でもらえるという事。(普段はふすま捨てちゃうらしいです。勿体無い!)

 「それは使わない手は無いですね」という事で、ふすまを使用した商品の開発に協力させて頂きました。

 ベースとなっているのは当店のオートミールクッキーのレシピです。こちらもそのうちnoteで公開しますが、昔作ったYouTubeの動画がありますので良かったらご覧ください。

 こちらの動画のレシピではチョコチップを使用していますが、ふすまクッキーはより健康志向の方に向けて意識したので、チョコチップは入れず、代わりに白ごまを使用しました。

 味は甘さ控えめで硬く、罪悪感少なめのクッキーとなっております。ふすまが割と口に残るので、コーヒーなどと一緒に食べるのをオススメします。

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今回のレシピは写真の6取天板1枚分です

レシピ

中力粉(薄力粉でも大丈夫です)300g
ふすま300g
BP4g
米油140g☆
グラニュー糖100g☆
しお1g☆
たまご150g☆
白ゴマ100g

 レシピ開発用に頂いた粉だけで作ったので中力粉で作りましたが、薄力粉で問題ないと思います。

 混ぜる工程を写真に撮り忘れてしまったのですが、☆の材料を先に泡立て器でよく混ぜて、他の具材と混ぜるだけです。

 ご家庭で薄力粉で作る場合でしたら振るっておいた方が無難ですが、3倍量を業務用ミキサーで混ぜてしまったのでお店では粉は振るっていません。(ドゥフック低速1分半くらいで混ざります。レシピの分量なら手でも全然いけます。)

 混ぜた後は特に休ませずに分割して大丈夫です。当店では30g分割で、焼成時間は後述しますが170℃30分です。(堅めのクッキーになります)

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こちらは生地を作ってから時間が経ってしまったのでボロボロしてます

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計量した生地を丸めて

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真ん中を少しくぼませて手で伸ばします

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170℃で30分ほど

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完成

なぜクッキーにしたのか

 パン屋さんのレシピ開発でなぜクッキーにしたのかというと、クッキーの方がふすまの消費量を増やすことができると思ったからです。

 パンに入れる場合、ふすまはグルテンを形成しない為、含有量を増やすほどパンにするハードルが高くなります。クッキーでしたら膨らませる必要もなく、このレシピでは半分がふすまの為、今回のパン屋さんのケースでは原価を抑えて利益率を上げる商品が作れると考えました。

 さらにパンの賞味期限は数日ですが、クッキーは乾燥剤を入れてシーラーで閉じて保存すると日持ちしますので、手の空いた時にさっと焼いてロスになりにくい商品にする事が可能です。(通販でも売りやすいですね)

小麦ふすまの可能性

 言うまでもなくふすまには栄養価が多く含まれ、食物繊維も豊富です。近年の健康本などでは、腸内細菌のエサになる為、食物繊維の摂取が重要である記述もよく見ます。

 さらに今まで捨てられてしまっていた食材の活用にも繋がりますので、SDGs的な観点からも利用の可能性を今後もっと探れる食材では無いかと思っています。

 ちなみに小麦ふすまに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維ですので、詳しく知りたい方は検索して調べてみて下さい。

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