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【流れと分析と注意点】Instagramでパン屋の広告を出してみた

お久しぶりのnoteです。お店を移転して半年が経ちましたが、お盆休みも明けたところでInstagramの広告を出してみました。

予算も¥6000くらいで、しっかり宣伝したいというよりは広告を出して効果を分析したいという意図だったので、今回は広告を出すまでの流れと、その結果を簡単に分析、次回にどう活用するかという話を書こうと思います。

広告を出すまでの流れ

さすが広告で大きくなったFacebookの会社だなと思うのですが、広告を出すまでの流れがスムーズで感覚的に操作が出来、正直まとめる必要もないくらいなのですが、ちょっとした注意点もありますのでご覧ください。

右下の部分が「投稿を宣伝」になっているのでタップ


この広告の目的を選択。
今回は「プロフィールへのアクセスを増やす」にしました


次に広告を表示する人の属性を指定します。
「カスタムオーディエンスを作成」をタップ
店舗周辺の人に広告を出したいので、名前は「店舗周辺」にしました。
ここから、地域、年齢、性別などを設定していきますが、
今回「興味・関心」は設定しませんでした。
「地域」は現在地からこのように直感的に操作する事が可能です
年齢と性別も、このようにわかりやすく設定が出来ます。
今回は当店で来店数が多い属性を指定しました
オーディエンスの設定が終わったので「次へ」を選択
次は予算と掲載期間を設定します。
こちらも直感的に操作が出来るので、
まずは試しに定額で試してみるのも良いと思います。


「支払い」からクレジットカード情報を登録し、「投稿を宣伝」をタップ
こちらに同意をします。
基本的にはパン屋の広告で問題が起こることはないと思います。

広告出稿前の注意点①

ポリシーに同意するとこちらの画面になりますが…

薄字で書いてあるけど課金後にめっちゃ重要なメッセージが

ポリシーに同意した時点で、広告の審査に提出という段階になります。つまりこの段階ではまだ広告は出稿されていません。

「24時間以内」とありましたが、結果的にほぼ24時間後に出稿されていました。

ネット広告には審査が必要ですがそれを知らず、例えば「その日限定のセール情報」を広告に出したかったのに、セールが終わってから出稿されると意味がなくなってしまいます。
出稿する広告に日時指定の情報があるものは注意しましょう。

広告出稿前の注意点②

もう一つ広告を出す前に意識する事があります。

プロフィール画面をよくみてみましょう

広告の設定で、広告の目的を「プロフィールへのアクセスを増やす」としました。つまり、広告を見た人がプロフィールを見た時にどう感じるかを考えます。

・一目でパン屋と分かるか
・お店の情報は分かりやすいか
・広告で初めて知った人が欲しい情報がまとまっているか
・「フォローしたい」と思えるコンテンツがあるか

この辺が広告を出稿する前に僕が考えた事です。プロフィールへのアクセスを増やしても、「別にフォローはしなくてもいいか」と思われてしまうと広告を出した意味は半減します。

具体的には広告を出す前にプロフィールを整理し、営業時間や定休日をわかりやすくしました。

さらに、ハイライトには「パンの焼きたて集」「メニュー紹介」「パンの成形シリーズ」など、コンテンツを整備しました。これらは以前からコツコツ作っていたものですが、広告の出稿を見越して作っていました。

これらはまだまだコンテンツの充実が必要ですが、「面白い事をやっているな」「美味しそうだな」と思ってもらえればフォローしてもらえる可能性が上がります。

3日間広告を出してみた結果と分析

3日間¥6000の予算で広告を出してみた結果はこちらです

週間の投稿は平均LIKE数70〜80なので+100くらい
リーチは広告が届いた人数です
今回一番注目するのはプロフィールへのアクセスとフォロー数です
予算予算を消化しきれない事もあります。
その場合は消化した分しか引き落としされません。

広告を見た結果、アカウントをフォローしてもらえれば、その後のこちらの情報発信を受け取ってもらい、来店やリピートに繋がりますので、一番重要なところはアカウントのフォロー数であると思います。

・¥6000円の予算
・広告によって6429人にリーチ(広告が届いた人数)
・広告からプロフィールをチェックした人が254人
・フォローした人が72人

こちらが、今回得ることが出来た数字です。この数字を僕なりに分析します。(以下計算を簡単にするために、端数を無視します)

まず最初にものすごくざっくりした分析ですが、6000円で70人のフォロワーが増えたので、6000÷70=85,7…という事で、85円の広告費でフォロワーが1名増えがことになります。このまま当てはめると、8500円の広告費でフォロワーを100人増やす事が出来ます。(厳密にいうと収穫逓減の法則というのもがあるのですが、割愛します)

ここからもう少し突っ込んだ分析をします。


まず、広告予算¥6000で約6000人にリーチ出来たということは、おおよそ「課金した金額分リーチ出来る」という事がわかりました。


6000人にリーチしてプロフィールをチェックした人が250人。式にすると250÷6000=0.041…
つまり広告を見た4.1%の人がプロフィールをチェックした事になります。


プロフィールを見た250人中、フォローをした人が70人。式にすると70÷250=0.28
つまりプロフィールを見た28%の人がフォローをしたことになります。

さらにここから、
①を上げるには広告料を増やすこと
②を上げるには広告の投稿を魅力的にする事
③を上げるにはプロフィールの内容を魅力的にする事
という改善策を考える事ができます。

今回の場合、感覚的に③は悪くないと思いますが、②に関してはもう少し上げられたのではないかなと思うので、その為にはどういう投稿で広告を出稿すればいいのか。という事を考える訳です。

あまり難しく考えずにポイントだけ抑える

ここまで分析する必要はないと思いますが、今回の記事を読んでいただければどの辺に気をつければいいのかがわかってくると思います。広告の予算はその時々やお店の規模で変化するとして、魅力的な投稿魅力的なプロフィールを常に意識することが大事だという事が分かります。特に広告出稿する投稿は、知らない人の目にも止まる事を意識しましょう。

そして審査の時間がある事を忘れずに、広告出稿の日程が多少ずれても問題ない内容で広告を出すのが無難です。

一般的な「地域のパン屋さん」の広告の目標としては、商圏に住んでいる潜在的なお客さんに、なるべく多くフォローしてもらう事です。広告以外でもやり方は色々あると思いますが、今回は広告について解説しました。

Instagram広告の利点は、低額で広告が出せるという事です。今までやった事がない人は、とりあえずプロフィールを整備して、一度試しにやってみる事をオススメします。

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