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【ビジネス書解説】3週間続ければ一生が変わるあなたを変える101の英知

こんにちは。
今回は、ロビン・シャーマさん、 北澤和彦さんの「3週間続ければ一生が変わる あなたを変える101の英知」を解説していきます。

はじめに

朝活や運動や、副業など、人生をより良いものにするために挑戦する人は多いです。しかし、それを実際に続けられる人はごく僅かです。新しいことを始めてみても、なかなか続けられずに挫折した経験がきっとあるはずです。その度に自己嫌悪に陥ったり、新しい挑戦ができず、結局自分は変われないと諦めている人もいるかもしれないです。しかし、コツが分かれば望む未来を手に入れることも不可能ではなくなります。

この本では、あなたの人生を変える方法が101個紹介されています。この記事では、その中から僕が厳選した13個を解説していきます。人生を変えたい人、もっと楽しく生きていきたい人におすすめの記事です。今回の記事を観て参考になった。面白いと思った人は、いいねやコメントを是非お願いします。


具体的なアクションプラン

【1個目】 天職を見つける。

僕たちは、人生とはなにかを忘れてしまいがちな時代に生きています。簡単に月に行けるのに、隣人に会いにいくのはひと苦労です。eメール、ファクス、デジタル電話があるためいつでもつながっていられるのに、人とのつながりは希薄です。人間性との接点がなくなっています。目的がわからなくなっています。 

あなたが死ぬとき、だれが泣いてくれますか?あなたの人生は、次世代の人たちの人生にどんなインパクトを与えられますか?最後に息を引き取るとき、あなたはなにを遺せますか?

こちらから人生に対して行動を起こさなければ、人生のほうからこちらに行動を起こしてくる傾向があります。ほんの数日はあっというまに数週間になり、数週間は数カ月に、数ヵ月は数年になります。すぐにすべてが終わってしまい、残されるのは中途半端に送った人生だけです。

どうしたら人生に大きな意味を見つけられるのか?どうしたら仕事を通じて長く貢献できるのか?手遅れになる前に人生という旅を楽しむために、どうやったら生活をシンプルにできるのか?その答えは天職を見つけることです。

天職を見つけるといっても、いまの仕事を辞めなければいけないという意味ではないです。もっと自分の仕事に打ち込んで、得意なことに集中してください。そのためには、あなたが望んでいる変化を、他人がもたらしてくれるのを待っているだけではだめです。

マハトマ・ガンジーはいっています。「世界に変化を望むのであれば、みずからが変化となれ」いったんそうなれば、あなたの人生はきっと変わります。


【2個目】 考えているより実行する。

多くの人は、どうしたらもっと幸せになれるのか?どうしたらもっと健康になれるのか?どうしたらもっと充実した生活を送れるのか、方法を知っています。本当の問題は、知っていることを実行しないことです。知識は潜在的なパワーにすぎないです。あなたが知識に基づいて、行動したときはじめて、知識は実際のパワーに変わります。

多くの人は、目の前に理想的な道があらわれるのを待って日々をすごしています。そんな人達は、道は待つことではなく、歩くことによってできる事実を忘れています。夢を見てもいいです。しかし、大きなことを考えるだけでは、仕事を成しとげたり、心のなかでなれると思っている人物になったりすることはできないです。

スコットランドの思想家、トマス・カーライルは次のように言っています。「その思想がたとえ高潔なものであっても、人間の最終目標は思想ではなく行動である」どんな大胆な心がまえをもつよりも、小さな行動をするほうが最善の選択です。


【3個目】 最初の21日間を乗り切る。

新しい習慣を身につけるには、およそ21日かかります。しかし、多くの人は、最初の2、3日であきらめてしまいます。古い行動を新しい行動に変えるときに生まれるストレスや苦痛に耐えられなくなるからです。

新しい習慣は、新しい靴に似ています。 最初の2、3日は、あまり履き心地がよくないです。しかし、3週間くらいたつと慣れてきて、自分の足に馴染んできます。

僕たち人間は、変化に抵抗し、現状を維持するように、遺伝子的にプログラムされています。そのため、新しい習慣を身につけて、さらに高いレベルの生活へ移るのをさまたげられてしまいます。そして、その重力を克服するのは難しいです。しかし、最初の21日を乗り切れば、新しい習慣を身につけるのは、想像していたよりはるかに楽なことに気づけます。

人生の質は、習慣の性質によってほぼ決まります。イギリスの詩人、ジョン・ドライデンは、「はじめは人が習慣をつくり、それから習慣が人をつくる」といっています。習慣に引きとめられるのではなく、習慣に前進させてもらうようにしてください。


【4個目】 具体的で明確な目標を設定する。

明確な目標を設定するべき理由は3つあります。

まず第一に、前代は選択肢が多すぎて複雑になっています。そのため、迷いやすく、見失いやすいです。しかし、明確な目標を設定することで、集中する感覚を取り戻すことができます。そして、僕たちが望むものに導いてくれる行動だけに専念できるようにしてくれます。

明確な目標を設定すれば、より賢明な選択をするための枠組みが手に入ります。どこへ向かっているかをきちんと知っていれば、そこに到達するための行動を選ぶのがずっと楽になります。目標を書き出すと、意図が明らかになります。目標を設定すれば、あなたの行動は日々のムードではなく、人生の使命に基づいたものになります。

明確な目標を設定するべき2つ目の理由は、チャンスを逃さないよう、ずっと注意していられるからです。注意できるようになれば、あなたの心は磁石のようになり、あらたなチャンスを引き寄せてくれます。あなたが望んでいる人生を創造するためには、チャンスを逃してはいけないです。

明確な目標を設定するべき3つ目の理由は、明確な目標は行動の道すじを明らかにしてくれるからです。目標は優先的な行動をとるためのインスピレーションを与えてくれます。棚からぼた餅のようにチャンスがころがりこんでくることはめったにないです。

あなたを夢中にさせ、やる気を起こさせる目標を選びだすことは、人生へのこだわりのレベルをあげ、日々つぎこんでいるエネルギーの量を増やす最善の方法です。物質的にであろうと精神的にであろうと、あなたは、あなたが抱く夢以上に豊かになることはできないです。そのため、大きな目標を設定することが大切です。


【5個目】 トラブルは偉大な教師だと考える。

困難な体験は、本当は、もっとも偉大な教師です。あなたが体験した失敗、犯したあやまち、耐えた苦しみがなければ、いまあなたが持っている知恵や知識は得られなかったです。苦しみは教師であり、失敗は成功への道であることを理解してください。

例えば、間違った音を出さなければギターは上達しないです。何度か転覆させなければ、ボートの操縦をものにすることはできないです。

人格はもっとも楽な経験を通して形成されるのではないです。もっともつらい経験をしているあいだに形成されます。人生最大の試練を受けているときにこそ、自分が本当は何者なのか?自分の中に、どんな豊かな力がひそんでいるかを発見できます。

詩人、ライナー・マリア・リルケは次の言葉を残しています。「あなたの心のなかの未解決のものすべてに対して、忍耐づよくなってください。たとえば錠のおりた部屋のように、あるいは外国語で書かれた書物のように問いそのものを愛するように努めるのです。いますぐ答えを探さないでください。あなたはまだ答えをみずから生きていないのですから、いま、答えを与えられることはありません。 すべてを経験することが大切なのです。 いまは、問いを生きる必要があります。そうすれば遠いいつの日か、徐々に、知らず知らず、答えを経験している自分に気づくことでしょう」


【6個目】 早起きする。

自分のための時間がないと不満を抱えている人は、ぜひ、いつもよりも1時間早く起きてください。毎日、7時間寝て、8時間仕事をしているなら、自分の好きなことをする時間が、毎週63時間あります。人生の楽しみのために使える時間は、1カ月にすると252時間、1年では3024時間になります。

たとえ今が幸せだと思えなくても、順調では無いとしても、穏やかな気持ちではなくても、両親や景気やボスを責めるのはやめてください。今おかれている状況はすべてあなたの責任です。このことを忘れないでください。この責任こそが、人生を新たな目で見るための第一歩であり、よりよい人生を送るための出発点になります。不満をいうのをやめて、「人生」を生きはじめてください。


【7個目】 通勤時間を「移動大学」にする。

毎日、片道30分かけて車で通勤しているなら、1年で、1日8時間労働の約6週間分にあたる時間を通勤時間に充てていることになります。そう考えると、何もせずにボーっとしていたり、意味もなくスマホゲームをしているのは、とてももったいないことだと思いませんか?

見識ある人の多くは、通勤時間を学習時間に変えて、「移動大学」にしています。あなたの通勤時間を移動大学に変えると、最高の投資になります。疲れきって、イライラしながら出勤するのではなく、学習の音声を聴いていれば、通勤も楽しくなります。


【8個目】 沈黙する時間を確保する。

イギリスの詩人、ウィリアム・ワーズワースは、次のことばを述べています。「あわただしい世界によってあまりに長いあいだ自分のいい面から隔てられ、世界のできごとに飽きあきし、世界の悦(よろこ)びにもうんざりしているとき、孤独はなんと優雅で、なんと慈悲深いことか」

あなたが最後に沈黙して、心を落ちつけていられる時間をつくったのはいつですか?本来の自分を取りもどして、自分のなかに眠っている栄光を知るためには、定期的にひとりで沈黙する時間を作ることが大切です。1日数分でもいいです。孤独を経験すれば、最優先事項に集中できます。そのため、怠慢を防ぐことにつながります。

「時間がないため、定期的に沈黙していられない」は、運転するのに忙しすぎてガソリンスタンドに寄れないといっているのと同じです。いずれツケがまわってくるため、定期的に沈黙する時間を確保してください。


【9個目】 弱点を自覚する。

自分の弱点を知らなければ、それを克服することはできないです。ネガティブな習慣をなくすには、まず自分の弱点を知ることです。変えたいと思っているふるまいを自覚すれば、もっと役立つふるまいに、すんなりと変えることができるはずです。また、弱点を自覚すれば、つまり弱点に注意をはらえば、より多くの解決策が見つかります。

たとえば、コミュニケーションを取りやすくするには、ゆっくり話す必要があるとわかったとします。すると、ゆっくり話すことに関するセミナーの広告に気づくことができます。また、書店の棚にふさわしい本がならんでいることにも気づき、コーチしてくれる人を見つけることにもつながります。

ぜひ、自分自身の弱点についてじっくり考えてみてください。そして、見つけた弱点は、そのままにはせず、生き方に豊かさとエネルギーをもたらす力に変えてください。


【10個目】 仕事を愛する。

幸せな人生を送るための秘訣のひとつは、自分の仕事を愛することです。歴史上もっとも満ち足りた人びとの人生に見られるすばらしい特徴は、彼らの全員が生活をするための手段を愛していたことです。

100人のクリエイティブな人びとにインタビューした心理学者のヴェラ・ジョン=シュタイナーは、彼らにはひとつの共通点があることに気づきました。仕事に対して、激しい情熱を燃やしていました。仕事が、働きがいがあって、知的なチャレンジで、楽しいものであるなら、世界中の温泉リゾートに行くよりも、あなたの心をワクワクさせて、夢中にさせてくれるはずです。

トマス・エディソンは、蓄音器(ちくおんき)、白熱電球、マイクロフォンから映画にいたるまで、生涯で1913の特許を獲得しました。そのエディソンが、人生の最後に、自分の輝かしい経歴について次のようにいっています。「人生において、わたしは一日たりとも労働などしたことがない。 なにをしても、楽しくてしかたなかったのだから」

仕事を愛すれば、仕事は遊びになり、時間はまたたく間にすぎていくはずです。


【11個目】 いま以上に自分の価値を高める。

いまの世の中は、いかに真面目に働くかではなく、まわりの世界にどれだけの価値を付加できるかによって報酬がきまります。

例えば、いま、20ドルの時給をもらっているなら、その額は、60分間デスクについていたから支払われるわけではないです。60分のあいだに20ドルの価値を付加したため、支払われます。つまり、あなたが受けとる金銭的報酬は、何時間働くかではなく、どれだけの価値を付加できるかによって決まります。だから、脳外科医のほうがマクドナルドの店員よりはるかに報酬が高いです。

脳外科医のほうがすばらしい人間なのか?かならずしも、そんなことはないです。脳外科医のほうが勤勉に働きますか?おそらく、そんなことはないです。では、脳外科医のほうが頭がいいですか?それは誰にもわからないです。

しかし、ひとつだけはっきりしていることがあります。それは、脳外科医のほうがマクドナルドの店員よりも、はるかに多くの専門知識があり、特定のノウハウをもっているってことです。脳外科医とおなじことをできる人はとても少ないです。そのため、脳外科医のほうがはるかに高い価値を認められています。その結果として、脳外科医はハンバーガーを焼いている人の何倍もの報酬を得ています。

仕事をしてもっといい報酬を得るためには、世の中にもっと価値を付加しなければいけないです。世の中に価値を与えはじめる最善の方法は、もっと価値のある人間になることです。ほかのだれにもないスキルを身につけてください。ほかのだれも読んでいない本を読んでください。ほかのだれも考えていないことを考えてください。つまり、言葉を換えると、いまのあなたのままでは、ほしいもののすべては手に入らないです。人生にさらに多くをもとめるのであれば、あなたはいま以上の人間になる必要があります。


【12個目】 失敗する勇気をもつ。

過去にこだわるたびに、いろいろやっかいな問題に心の焦点を合わせるたびに、解決策を見つけることから遠ざかっています。起きてほしくなかったことをあれこれ考えていると、起きてほしいことが生活に入りこむ余地をせばめてしまいます。もういちど繰り返したいのでないかぎり、過去のできごとや失敗をくよくよ心配しても意味がないです。そうではなく、過去から学んだ教訓を生かして、まったくあらたなレベルの認識と、悟りを手に入れてください。

人生最大の失敗は、人生最大の好機です。古代ギリシアの三大悲劇詩人のひとりであるエウリピデスは、次のようにいっています。「最大の不運のなかに、しあわせが生まれる最高のチャンスがある」

「どうして自分だけが…」と思えるくらい不公平な困難に苦しんだなら、あなたはその試練をとおして得た経験や知識が必要になるような、もっと大きな目的をはたす準備ができているかもしれないです。そういった人生の教訓を、将来の成長に役立ててください。

幸せな人たちも、不幸な人たちとおなじくらいの逆境を体験している場合が多いです。彼らがほかの人よりきわだっているのは、記憶をうまく整理して、生活を向上させられるだけの分別をもっているからです。あなたがほかの人より失敗が多いなら、他の人よりも幸せな人生を送れるチャンスが十分にあるってことを理解してください。

他の人より危ない橋をわたって、あえてさらなる危険に立ち向かう人は、当然、失敗もそれだけ多くなります。しかし、居心地がよく、安全で、平凡な暮らしを送るよりは、人間としての自分の限界をひろげ、一見したところ不可能に思えることを可能にするほうがずっと素晴らしいです。それこそ、真の成功の本質だと言えます。


【13個目】 自分の人生に目標をかかげる。

ほとんどの人は、死ぬ直前まで、人生とはなにかを見いだすことができないです。若いころは必死に努力し、社会の期待に応えようとして日々を送ります。人生の大きな喜びを追いかけるのに忙しくて、小さな喜びは見逃してしまいます。所有物は増えているのに、幸せは減っています。 心はいっぱいなのに、生活はむなしいものになっています。

人生の意味と、あなたがそこで演じなければならない大切な役割を理解するのを、死の床につくまで待たないでください。 うしろ向きの人生を送ろうとする人が多すぎます。彼らは、幸せにしてくれるものを手に入れるための努力は日々おこたらないです。しかし、幸せは到達する場所ではなく、自分でつくりだす状態であると理解する知恵をもとうとはしないです。心の底から、自分の才能を他の人の人生に影響を与えるために使おうと決意したときに幸せと充実した人生が訪れます。

解説は以上です。記事では13個の人生を変える方法を紹介しました。しかし、知っただけでは人生は変わらないです。知識は潜在的なパワーにすぎないです。あなたが知識に基づいて、行動したときはじめて、知識は実際のパワーに変わります。棚からぼた餅のようにチャンスがころがりこんでくることはめったにないです。あなたが望む人生を送るために、ぜひ、記事で紹介した方法を実践してください。今回の解説が参考になった人は、いいねやコメントをください。

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