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【ビジネス書解説】「50代からは3年単位で生きなさい」

こんにちは。
今回は、諸富 祥彦さんの「50代からは3年単位で生きなさい」について解説していきます。

はじめに

どれほど健康に気を付けていても、人生の終わりは突然訪れます。
いつ死んでも後悔しない生き方をしていると、自信をもって言える人は少ないです。
死ななくても、重い病気などになり、体をうまく動かせなくなる可能性もあります。
健康のまま100歳を迎えることができたとしても、いつか死が訪れます。

人生は40代後半、50代から舵(かじ)取りが難しくなります。
ボーっと生きていると、いつの間にか時間だけが過ぎて、「こんなはずではなかった」と後悔することになります。
50代に差しかかると、結婚・子育て・昇進といったライフイベントが一段落つき、自分の人生全体をトータルで見つめ直す時期がきます。
今回は、人生の後半戦を最高に充実させる方法を10個解説してきます。
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具体的なアクションプラン

【1個目】 余計なものを捨てる

中高年になると、残りの人生の時間がだいぶ少なくなってきます。
体力も気力も衰えてきます。
時間、体力、気力、エネルギー、これらを節約しないとやっていけなくなります。
50代からは時間の流れがとても早く感じます。
毎日がとても短く感じて、10年なんてあっという間に過ぎてしまいます。

時間の節約をしないと、いい人生を送ることはできないです。
そのために、余計なものを捨てて、大切なことにだけ集中的に時間を使ってください。
「これは要らない」「ときめかない」と思ったものはどんどん捨ててください。
心を鬼にしてためらいなく捨てていくことが重要です。
また、余計な人間関係も同じように捨てていってください。

人間関係ですごく気を遣っている、時間もエネルギーもすごく使っているという人が多いです。
親戚関係や家族の関係、仕事、ボランティアなど、色々な付き合いがあります。

ときめかない人間関係はどんどん捨ててください。
50代のうちに、自分の意志で人間関係を整理しておくことが大切です。
60歳を過ぎると、死別や退職などで、望んでいなくても少しずつ人間関係が切れていきます。
「退職したら終わってしまう人間関係」は早めに整理しておくのも重要です。
面倒な付き合いを避けて、一人で過ごせるような人間になることが必要になってきます。

仕事の忙しさで気を紛らわせてきた人ほど、退職するとぽっかりと心に穴が空いてしまいます。
孤独を楽しんで生きることができるようになると、豊かな時間を過ごすことができるのです。


【2個目】 承認欲求を捨てる

あなたの周りの面倒くさい50代、60代、70代を思い浮かべてください。
「誰かに認めてほしい気持ちが強い」「誰かにプライドを立ててほしいという気持ちが強い」という人を思い浮かべる人は少なくないはずです。
こういう気持ちが強く、やたらと人に構ってほしがっていると、本当に面倒くさい人になります。

このような中高年になりたくなければ、承認欲求を捨てることです。
「自分を立ててほしい」「大切にしてほしい」「認めてほしい」ということに執着するか、それともそこから自由になれるかが大きな分かれ道になります。
承認欲求が強いままだと、SNS上でも「いいね」欲しさに、気に入られるような書き込みをします。
そして自分が批判されて逆ギレして噛みついたりします。
50代、60代でもSNSで「いいね」がもらえないと、承認欲求が満たされない、自分に価値があると思えないのは危険です。
自信がないから匿名で人を叩いたりしてしまいます。
そこではじめて自分の価値を感じることができる人もいますが、これは絶対やめたほうがいいです。
人を叩くことではじめて自分に価値があると思える人が増えているのは、日本人の質が劣化している証です。

ちょっと批判されたら逆ギレして、噛みついたりして面倒くさい人はあなたの周りにもいるはずです。
そういう大人にならないようにしてください。
もし、自分にそういうことをしてしまいそうな傾向があると思ったときは、しばらくSNSを使用しないことです。
ツイッターやLINEをしばらく見ないようにしたり、自分で書き込みをしないようにするだけでも効果的です。
50代になっても承認欲求があるかもしれないと思った人は、少しずつ見直してください。


【3個目】 完璧を求めない

完璧主義の人はいつも自己否定をします。
完璧主義の人は努力家に多いです。
仕事にも勉強にも一生懸命で、いつも限界まで頑張ってしまいます。
常に向上心を持っているような人です。

しかし、どんなに頑張っても自分よりも成功を収めている人やレベルの高い人はいます。
彼らを見て、ゴールに向かってさらに努力を続けます。
しかし、安心してふと世界を周りを見渡せば、さらに成功している人が目につきます。
無限に努力を続けるようになります。
その結果、「もっと上にいかないといけない」「今のままではダメだ」と常に自分を否定することになります。

完璧主義の人は真面目で優秀な人が多いです。
努力家で向上心も強いですが、心の中では自己否定感でいっぱいです。
「もっと、もっと」と自分に求め続けると、自己否定に陥り(おちいり)ます。
向上心そのものは悪いことではないです。
向上心にも色々な向上心があります。
自分の良いところをさらに増やしていくような向上心だと、人生は豊かになります。

そうではなく、絶えず自分に「もっと上を目指せ」と、完璧を求める心の在り方だと幸せにはなれないです。
50代、60代になったら体力も気力もだんだん衰えてきます。
そんな中で完璧主義を貫いていれば、精神的にも負担がかかり、最悪の場合、身体を壊してしまいます。
「もしかしたら完璧主義かもしれない」と自覚している人は、見直してみてください。


【4個目】 長期的な人生計画をやめる

50代、60代の人に関わらず、人生計画を長期的に立ててしまう人は多いです。
「10年後、こうしよう」「20年後、こうしよう」のように計画を立てますが、多くの人は「人生100年時代」を前提に立てています。
しかし、リアルな話をすると、男性で100年生きる人は存在しないです。
50歳半ばを過ぎたら、いつ死ぬか分からないです。

失敗しないためには、あまり長期的な人生計画を立てないことをオススメします。
人生は日々変わります。

日々、様々な偶然のチャンスが運ばれてきます。
長期的な人生計画を立ててしまうと、自分で立てた計画の奴隷になってしまいます。
自分で立てた計画に縛られて、今巡ってきているチャンスや出会いをないがしろにしてしまうことになりかねないです。
そうならないためには、3年〜5年くらいの人生計画で生きてみてください。
まずは、とりあえず3年精一杯生きてみて、それを終えたら、また3年の計画を立てて生きてみる。
このような「3年更新制」の生き方をオススメします。


【5個目】 気になるところに足を運ぶ

旅をするにしても、あらかじめ計画した旅しかできないと、自由度が低いです。
あまり楽しめずに、仕事しているような気分になることもあります。
それは、自分で立てた計画に、自分で縛られているからです。
必要なのは、ふらっと人生の寄り道をすることかもしれないです。
「なんだか気になるところ」があったら、足を運んでみてください。
旅の途中でも日々の生活でも、ちょっと寄り道したくなったらしてください。
気になるところがあったらフットワークを軽くしてそこに足を運んでください。

ネットサーフィンをしたり、本屋で立ち読みして回ったり、気の赴くまま、好奇心の赴くままに動いてみてもいいです。
ちょっと気になるから後戻りをする、寄り道をしたくなったら寄り道をする。
このような心の自由さ、精神の自由さが人生を豊かにしてくれます。

常に目的をもって、計画的、合理的に生きていると、人生の幅はどんどん狭くなってしまいます。
なんだか妙に気になる、意識に誘いかけてくるようなものがあったら、それに従ってみてください。
「寄り道が苦手」という人は、人生がどんどん乾いた感じになってしまいます。
運命や偶然は、突然目の前に現れます。
僕たちの心を鷲掴みにします。
それに素直に従ってみてください。
こういう素直さがとても重要なのです。


【6個目】 「いつかしたいと思っていたこと」を前倒ししていく

「いつかしたい」「そのうちしたい」と思って、やりたいことを先送りにしていたら、どんどん年数が経ってしまいます。
そうなったら、もうすることが面倒くさくなってしまいます。
たとえ100歳まで生きたとしても、結局、したいことの大半をやらないまま、死んでしまうことになりがちです。
「いつかしたい」「そのうちしたい」と思ったことはどんどん前倒ししてやっていくことが大切です。

やりたいと思っていることがあったら、ノートに書きだしてみてください。
優先順位を付けて前倒しして取り組んでください。

また、ワクワクするものにも手を出してみてください。
人生後半で重要なのは、ワクワクするものに忠実に生きることです。
この世界には、僕たちの心を誘惑してくるものがたくさんあります。
何か気持ちが動くものであれば、ワクワクして心惹かれるのであれば、それに忠実に動いてみることです。

これからの人生の後半において、あるいは人生全体において、役に立つような何かが見つかるかもしれないです。


【7個目】 「子どもの頃、熱中していたもの」の中からヒントを探す

子どもの頃、何かに熱中していた人は多いです。
幼稚園、小学校、中学校の時に、熱中していたもの、ハマっていたものを思い出してみてください。
子供の頃に、ご飯を食べるのも忘れて、時間が経つのも忘れて、何かに無我夢中になっていたことは、人間の本質を表しています。

何かを集めるのにハマったり、人に自分の知識を教えることが好きだったり、身体を動かすのが好きでずっと走り回っていたり、何でもいいです。
そして、もし、これからの人生でそれを活かすことができる仕事や趣味、ボランティアを探してください。
もしかしたら、その分野で思わぬ才能を発揮するかもしれないです。
子供の頃に心を動かされたもの、熱中したもの、ハマったものを、このタイミングで考えてみてください。

今の自分のルーツや人生の軸が見つかるかもしれないです。


【8個目】 他人に理解を求めない

真面目な人ほど、「人間、努力してさえいれば周囲は理解してくれるはずだ」「自分が努力さえすれば、周りの人は分かってくれて認めてくれるはずだ」と考えてしまいがちです。
しかし、これは大きな勘違いです。
いくら頑張って努力していても、理解してもらえないことはあります。
認めてもらえないことも当然あります。
これが人生の現実です。
努力しても叶わないこともあります。
逆に、そんなに努力しなくても期待以上の成果が出ることだってあります。

人生は不条理です。
人生は不条理に満ちているということを理解しておくことが、とても大事です。
尊敬してほしいという気持ちが強すぎるのは、心が未成熟な証拠です。
真に成熟した大人は、理解を求めないです。
分かってくれなくてもそれでいいという割り切りがあります。
分かってほしいという気持ちを捨てることが大切です。

他者の期待に応えることで、自分の事を価値があると思えるのは、子どもの心の状態です。
「分かってもらえなくても自分には価値がある」と思えることが、大人であることの証です。
人から認められようと認められまいと、自分に価値があることは既に十分わかっている感覚が重要です。


【9個目】 「ふつう思考」をやめる

「ふつうだったら」と考える癖をやめてください。
例えば、50代で結婚していない独身の人は、「ふつうだったら50代といえば、子どももいて、孫もそろそろできるはずなのに」と、子どもや孫がいないことにコンプレックスを持っている人もいます。
なぜこれをコンプレックスに感じるかというと、「ふつう」という考えにこだわっているからです。
「ふつうだったら」という考えにとらわれています。

しかし、現代は生活も、考え方も、あらゆることが多様化しています。
つまり、「ふつう」という概念はないです。
自分で作り上げた幻想でしかありません。

「自分はふつうではない」「ふつうでないから自分には価値がない」と考えている人は、「ふつう」の状態と今の自分を比較して、自己否定に陥ります。
「ふつう」と自分を比較するのをやめて、「ふつう思考」から自分を解放してください。


【10個目】 「こだわりたいこと」には、とことんこだわる

自由というのは、何にもこだわらずに生きることではないです。
自分のこだわりたいことに、とことんこだわることが本当の意味での自由です。
これを今後の人生に活かすとしたら、どんな仕事や活動に活きるのか考えてみてください。

何事も流すばかりで執着がない人生というのは、魂の抜けた人生になります。
「本気になれるものがない」「こだわりたいことが何もない」という人は、人生の後半が「もぬけの殻」のような空っぽな人生になってしまいます。
譲れないものには、とことんこだわってください。
ブレーキをかけずに、やりたいことをとことんやる。
アクセルを踏みまくる。
時にはそんなことをしないと、人間の心は乾いてしまいます。


まとめ

それでは、まとめていきましょう。

【1個目】 余計なものを捨てる

《相当時間を節約しないと、いい人生を送ることはできない》

そのために、余計なものを捨てて、大切なことにだけ集中的に時間とエネルギーを使ってください。
「これは要らない」「ときめかない」と思ったものはどんどん捨ててください。

また、余計な人間関係も同じように捨てていってください。


【2個目】 承認欲求を捨てる

《こういう気持ちが強く、やたらと人に構ってほしがっていると、本当に面倒くさい人になる》

「大切にしてほしい」「認めてほしい」ということに執着するか、それともそこから自由になれるかが大きな分かれ目になります。


【3個目】 完璧を求めない

《完璧主義の人はいつも自己否定に陥る》

向上心そのものは悪いことではないです。
向上心にも色々な向上心があります。
自分の良いところをさらに増やしていくような向上心だと、人生は豊かになります。
「もしかしたら完璧主義かもしれない」と自覚している人は、見直してみてください。


【4個目】 長期的な人生計画をやめる

《失敗しないためには、あまり長期的な人生計画を立てない》

人生は日々変わります。
日々、様々な偶然のチャンスが運ばれてきます。
長期的な人生計画を立ててしまうと、自分で建てた計画の奴隷になってしまいます。
そうならないためには、3〜5年くらいの人生計画で生きてみてください。


【5個目】 気になるところに足を運ぶ

《必要なのは、ふらっと人生の寄り道をすること》

「なんだか気になるところ」があったら、足を運んでみてください。
ネットサーフィンをしたり、本屋で立ち読みして回ったり、気の赴くまま、好奇心の赴くままに動いてみてもいいです。
ちょっと気になるから後戻りをする、寄り道をしたくなったら寄り道をする。
このような心の自由さ、精神の自由さが人生を豊かにしてくれます。


【6個目】 「いつかしたいと思っていたこと」を前倒ししていく

《やりたいと思っていることがあったら、ノートに書きだしてみる》

優先順位を付けて前倒しして取り組んでください。
また、ワクワクするものにも手を出してみてください。
人生後半で重要なのは、ワクワクするものに忠実に生きることです。
これからの人生の後半において、あるいは人生全体において、役に立つような何かが見つかるかもしれないです。


【7個目】 「子どもの頃、熱中していたもの」の中からヒントを探す

《子供の頃に、無我夢中になっていたことは、私たちの本質を表している》

何かを集めるのにハマったり、人に自分の知識を教えることが好きだったり、身体を動かすのが好きでずっと走り回っていたり、何でもいいです。

そして、これからの人生でそれを活かすことができる仕事や趣味、ボランティアを探してください。
もしかしたら、その分野で思わぬ才能を発揮するかもしれないです。


【8個目】 他人に理解を求めない

《いくら頑張って努力していても、理解してもらえないことはある》

認めてもらえないことも当然あります。
これが人生の現実です。
努力しても叶わないこともあるのです。
真に成熟した大人は、理解を求めないです。
分かってくれなくてもそれでいいという割り切りがあります。

分かってほしいという気持ちを捨てることが大切です。


【9個目】 「ふつう思考」をやめる

《「ふつう」という概念はない》

現代は生活も、考え方も、あらゆることが多様化しています。
自分で作り上げた幻想でしかないです。
「ふつう」と自分を比較するのをやめ、「ふつう思考」から自分を解放してください。


【10個目】 「こだわりたいこと」には、とことんこだわる

《何事も流すばかりで執着がない人生というのは、魂の抜けた人生になる》

「本気になれるものがない」「こだわりたいことが何もない」という人は、人生の後半が「もぬけの殻」のような空っぽな人生になってしまいます。
譲れないものには、とことんこだわってください。
時にはそんなことをしないと、人間の心は乾いてしまうのです。

更に詳しく学びたい方は是非こちらの動画をみてください♪

解説は以上です。
人生は、いつ何が起こるか分からないです。人生に悔いを残したまま死んでいく人に共通する特徴は、「いつでもできる」「そのうちできる」と大切なことを先延ばしにする

習慣がついてしまっていることです。
後悔のない人生にするために、紹介した10個のアクションプランを実践してみてください。
人生の軌道修正を図り、いつ死んでも悔いが残らない充実した人生を歩んでください。
今回の解説が良かった、タメになった人は、いいねやコメントを是非お願いします。

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