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【ビジネス書解説】「やわらかく、考える」

こんにちは。
今回は、外山慈比古さんの「やわらかく、考える」について解説していきます。

はじめに

あなたの脳は毎日余裕を持てていますか?
あなたの脳は毎日を楽しんでいますか?
日常やビジネスで、素晴らしいひらめきとアイデアを生み出すためには、脳の状態を整える必要があります。
脳は、怒っていたり落ち込んだりしていてはしっかり働いてくれないです。
もっと言うと、得意になったり喜んでいたり熱くなっている時にもしっかりと働いてくれないです。
脳は余裕があり、楽しむ状態にある時にこそ、しっかりと働き、素晴らしいアイデアやひらめきを生み出します。

机に向かい、真剣にアイデアを絞り出そうとしても全く思いつかない。
完全に煮詰まったので、気晴らしにカフェに行ってみたら突然ひらめいた。
この様な経験をしたことはないですか?
脳が働きやすい環境を整えて、素晴らしいひらめきやアイデアを生み出してください。 
その先に、想像していなかった素敵な未来が待っています。

今回の記事では、素晴らしいひらめきやアイデアを生み出す極意を10個解説していきます。
是非、楽しく柔軟な発想を生み出す人になってください。
今回の記事を観て参考になった。面白いと思った人は、いいねやコメントお願いします。


具体的なアクションプラン

【1個目】 脳の余力をつくる

人の脳には大量の情報が詰め込まれています。
目に映る景色や聴こえる音。
他人の会話の情報や不必要なニュースやスキャンダルなど、常に大量の情報をキャッチしています。
外部情報で埋め尽くされて余力がない脳は、自分で思考して内部情報を生み出すことができないです。
素晴らしいひらめきやアイデアを生み出したいのなら、脳の中にある情報をどんどん捨てるようにしてください。

賢くなりたい。 
頭が良くなりたいと願う人の大半は、勉強して情報を脳に詰め込もうとします。
ただ、脳の余力がない状態で勉強をしても脳の中には情報が蓄積できないです。
勉強する前に、頭をスッキリと整理する時間をつくってください。
勉強した後も、手にした知識を取捨選択して、大切な情報だけ記憶の長期保管庫にしまってください。
その他の情報はどんどん脳の中から捨ててください。
情報を捨てる習慣のない人が勉強をすると逆に頭が悪くなります。
知れば知るほどバカになります。

頭の良い人とは、手にした知識をうまく使える人のことです。
手にした知識をうまく使えるとは、自分の頭で考えられることです。

ただ単に、脳に情報を詰め込んだ人は頭がいいとは言えないです。
手にした情報をうまく組み合わせて新たなアイデアを作り出す。
手にした情報に自分の見解を織り交ぜて説明できる。
こんな人になってください。
そのために、自分の頭で考える脳の余力を作ってください。
情報を捨てられる人こそが、本当の頭がいい人です。


【2個目】 紙に書き出す

頭の整理をするには、頭の中の情報を書き出すことが大切です。
自分の負の感情をリセットしたいのなら、その時の感情や感情が動いた原因を紙に書き出してください。
仕事ができる人になりたいのなら、自分のタスクや思いついたアイデアを紙に書き出してください。

情報を紙に書き出すと、情報を記憶する必要がなくなります。
情報を第三者視点で見つめ直すことができます。
その結果、脳はリセットされてアイデアを生み出す余力がうまれます。

嫌なことがあった日も、日記を書くだけで気持ちが楽になるものです。
頭の中で考えを巡らせるより、紙に書きながら思考を巡らせる方が考えは深まるものです。
恐らくこの感覚は、あなたも経験したことがあると思います。
これこそまさに、紙に書き出す力です。
先人たちの文字や紙、ペンという発明を自分のためにフル活用してください。

中には紙に書き出すことを面倒だと考える人もいますが、それは大きな間違いです。
脳は、情報を紙に書き出さずに記憶し続ける方が面倒だと思っています。
感情をリセットせずにズルズル引きずる方が苦しいと思っています。
あなたが眠っている間も、脳は働き続けています。
自分の力で必死に、情報を整理して脳の余力を作り出そうとしています。

そのおかげで、朝目覚めてすぐの頭はスッキリしていて素晴らしいパフォーマンスを発揮できるんです。
脳の整理を脳だけに任せないでください。
意図的に脳を整理する習慣を身につけてください。
自分の脳をいたわり、大切にしてください。
そのために、あらゆる情報を紙に書き出す習慣を身に付けてください。


【3個目】 子供のように考える

大人になると、積み重ねた知識や経験から、簡単に答えを出そうとします。
簡単に結果を予測しようとします。
子供のころは大きな夢を持っていたのに、大人になると夢を語ることができなくなります。
夢を語れない理由は、自分の未来を勝手に決めつけて自分には無理だと考えてしまうからです。
もしくは、夢を語ると笑われるかもしれないと勝手な予測をしてしまうからです。
知識や経験に縛られないでください。
誰も未来を予測することはできないです。

3年後の未来、5年後の未来がどうなっているのか、確実に言い当てられる人はこの世に1人もいないです。
それなのに、なぜ、大人になると自分の未来だけは勝手に予測してしまうのか?
過去に縛られることなく、自分の可能性を信じてください。
自分の未来にワクワクしてください。
大きな夢を語っていた子供の頃を思い出してください。

子供は少しでもわからないことがあると、すぐに「なぜ?」と質問をします。
常識にも疑問を持ちます。
常に自分の頭で理解しようとしています。

それに対して、大人は少しのわからないことには目を瞑り、わかったつもりになってしまいます。
常識を疑う気持ちを忘れて思考を停止させています。
自分の頭で考えるよりも、どこかにある答えを探そうとしています。

この違いが、自由で豊かな発想ができるかどうかに影響を与えています。
自分の頭で理解し、考えるクセをつけてください。
常識に捉われないでください。
子供のように自分の未来にワクワクできる人になってください。


【4個目】 考えるために忘れる

情報を忘れられなければ、考えるための脳の容量が不足します。
記憶に膨大な脳の容量を奪われて、自分で思考し、新たな情報を生み出す余力がなくなるのです。
絶対に忘れてはいけない情報がある時に、考え事をするのは不可能です。
だからこそ、「考えるために忘れる」を意識してください。

一番簡単な忘れるためのテクニックはメモを取ることです。
今日やらなければいけないことや、誰かに伝えなければいけない内容。
この様な、絶対に忘れてはいけないことは記憶するのではなくメモをしてください。
メモをしておくと記憶する必要性がなくなります。
その分、脳の容量を考えることに充て(あて)られます。
メモはあなたの脳のパフォーマンスを最大限に引き出す手段です。

そして、人の脳は優秀です。
不必要なことは忘れ去るけど、大切なことは絶対に記憶しています。
大切な情報は、一時的には忘れていても記憶の深いところに必ず情報が残っています。
そして、ふとした瞬間に突然思い出します。そんな一時的に忘れていたけど突然思い出した情報は大切にしてください。
思い出したことは必ずメモに書き留めてください。
なぜいま思い出したのかを考えてください。

思い出した情報を深掘りしてください。
一度忘れていたのに思い出される情報は、あなたにとって必ず大切な情報です。


【5個目】 未知と気楽に向き合う

知らないことを学ぶ。知らない世界に触れる。
これは、言葉で言うのは簡単だけど、行動に移すのは非常に難しいことです。
知らないことを学ぼうと思い本を読んでも、書いている内容は基本的に理解不能です。
何を言っているのかわからないだけではないです。
そこに書かれている言葉の意味すらわからないです。

イメージ的には、学校の教科書と同じです。
学校の教科書を予習することは非常に大変です。
歴史の教科書を予習すると、そこに登場する人物や言葉は未知のものです。
そのせいで、自分が何を読んでいるのかさえ見失うこともあります。
数学の教科書を予習するときも、新しい単元に入ると完全に新しい世界に突入します。
同じ数学の教科書なのに、理解することができなくなります。
知らないことを学んだり、知らない世界に触れることは非常に辛く苦しいんです。

だからこそ、未知を知ることに対しては、もっと自分に優しくあってください。
もっと気楽に構えて、どうせ最初はわからないと割り切ってください。

最初はどうせわからない。
だから何度も繰り返して少しずつ上達する。この様な気楽な心構えがあれば、あなたはもっと好きに生きられます。
もっと自由に学び自由に考えられます。


【6個目】 嘘を許容する

僕たちは、嘘をつくことを良くないことだと考えています。
だから正確で素直な情報にだけ捉われてしまいます。
ただ、嘘をダメだと考えている人ほどつまらないものはないです。
事実しか口にできない人ほど退屈なものはないです。
もっと自由で柔軟な発想を持ちたいのであれば嘘を許容してください。

もちろん嘘を許容するとは言っても、誰かを騙したり傷つける嘘はいけないです。
ただ、テレビドラマや小説にはノンフィクション作品がたくさんあります。
漫画やアニメはノンフィクションだらけです。
ノンフィクション作品とは、ある意味、嘘を活用した娯楽です。

作者の頭の中にある想像を、あたかもそんな世界が存在するかのように描いています。
ただ、ノンフィクション作品の作家を嘘つきだと非難する人はいないです。
逆に感動を与えてもらい感謝している人が多いです。
要は、嘘がダメなわけではないです。
人を騙したり傷つける嘘がダメなだけです。
人を楽しませる、世の中をより良くするためであれば、ある程度の嘘も許容してください。
そうすると、一気に発想の幅が広がります。
自由な発想のためには、嘘の許容が必要だと考えてください。


【7個目】 話は最後まで聞く

人との会話は、最後まで集中することが大切です。
特に、自分が話の聞き手になっている時は最後を大切にしてください。
ドラマの冒頭を見ただけで、結末を完全に言い当てるのは簡単ではないはずです。
小説や漫画も、冒頭だけで最後まで完全に理解することができないです。
だからこそ、物語の展開にワクワクできるし楽しいんです。

それなのに、なぜか人との会話は、話の途中で勝手にわかったつもりになる人が多いです。
話の途中で、相手の話を聞くことよりも、相手の話題に対して自分が何の話すのかを考え始める人が多いです。
こんなコミュニケーションの取り方をする人は、いつまで経っても自分の知識の外に出ることができないです。
自分の知らない情報や知らない思考回路、世界観は、自分以外の人しか持っていないです。

誰かとの会話とは、未知と触れ合う貴重な時間です。
それにも関わらず、未知との触れ合いを湾曲させて自分の知識に置き換えてしまう人が多くいます。
人の話を最後まで聞かない人に、柔軟な思考を持っている人はいないです。
自分の知識に簡単に置き換えてしまう人は、未知を理解することができないです。
だから、いつまで経っても狭い世界に居座り続けてしまいます。
会話をする際は、自分の考えを伝えるよりも相手を理解することに集中してください。
最後までしっかりと聞くようにしてください。


【8個目】 人生は長い

人生は短いようで長いです。
誰かと比べて現時点では劣っていても、今後、いくらでも挽回することはできます。
人生のどこかで失敗しても、いくらでも巻き返しは可能です。
人生を長い目で見る意識を持ってください。

人生の成功とは、一度も失敗することなく順風満帆な人生を送ることだと考える人が多くいます。
ただ実際は、成功しか手にしていない人生は楽しさに欠けてしまいます。
願えば全てが思い通りの人生に、スリルを感じることはできないです。
願えば叶う人生では、努力をする楽しさは得られないです。
望みが叶うかどうかわからない。
だから必死に努力します。
そして、努力して成長を実感できるから楽しいです。
努力した結果、望んだ結果を手にできるから達成感があります。
人生の成功とは願った結果を手にすることではないです。

自分に与えられた時間を1秒でも多く楽しむことこそ人生の成功です。
だから努力してください。
挑戦してください。
人生は長いから、いまからいくらでも挽回できます。

考えて行動すれば、いまあなたの前を行っている人に追いつき、追い越すことは可能です。
常に悩んでください。
頭を捻って(ひねって)ください。
人生を楽しんでください。


【9個目】 本は風のように読む

読書をする際、1冊の本をじっくりと読み進めようとする人が多くいます。
もちろん、そのような本の読み方を完全否定するつもりはないです。
ただ、どちらかと言えば、本はサラッと簡単に読み進める方がいいです。
いまのあなたにとって重要なメッセージは、簡単に読み進めていてもあなたの心に残ります。

いまのあなたにとって大切な情報は、素早く読んでもあなたの脳にしっかりと刻み込まれます。
要は素早くサラッと読み進める読書法は、自分にとって大切な情報だけをキャッチできる方法です。

それに対して、1冊をじっくりゆっくり読み進める方法は、不必要な情報まで記憶してしまう読書法です。
せっかく買った本をサラッと読むのは勿体無いと考えないでください。
読書の目的は、読書を通して新たな自分に変身することです。
知識をつけるだけではダメです。
必要な知識を手にして日常に活かすことが大切です。
本はサラッと簡単に読み進めるようにしてください。
その方が、本質的な知識や情報だけをキャッチできます。
本質的な知識や情報は、日常に活かされてあなたの人生を変えてくれます。


【10個目】 気楽な場所から離れる

考え方の合う人たちと一緒にいるのは気楽です。
反対意見を言われることもなければ、知らない話をされることもないです。
ただ、そんな環境にばかり身をおいていたら馬鹿になります。
徐々に考える習慣がなくなり、いつしか考える力がなくなります。
そうなると、少し知らない情報に触れただけで簡単に混乱する人になってしまいます。
少し反論されただけで心が折れたり腹を立てたりする人になってしまいます。
考えることができる人になりたいのであれば、意識的に気楽な環境から離れる時間をつくってください。

似たもの同士の1+1は1にしかならないです。
似たもの同士では刺激し合って成長することはできないと考えてください。
1+1を大きな数字にできる発想力は自分と遠い存在の人としかつくれないです。
自分と遠い存在の人は、意識的に出会おうとしなければ出会うことはできないです。
繰り返しになりますが、大切なのでもう一度お伝えします。
考えることができる人になりたいのであれば、意識的に気楽な環境から離れる時間をつくってください。
敢えて自分とは違う価値観を持った人のコミュニティに入ってみることで、あなたの思考と発想は一気に広がります。


まとめ

それでは、まとめていきましょう。

【1個目】 脳の余力をつくる

《脳の中にある情報をどんどん捨てるようにする》

情報でパンパンの脳は、自分で思考してアイデアを生み出す余力も残っていないです。
勉強する前に、頭をスッキリと整理する時間をつくってください。


【2個目】 紙に書き出す

情報を紙に書き出すと、情報を記憶する必要がなくなります。
その結果、脳はリセットされてアイデアを生み出す余力がうまれます。

脳は、情報を紙に書き出さずに、記憶し続ける方が面倒だと思っています。

あらゆる情報を紙に書き出す習慣を身に付けてください。


【3個目】 子供のように考える

《少しでもわからないことがあると、すぐに「なぜ?」と質問をする子どものように》

大人は、常識を疑う気持ちを忘れて思考を停止させています。
自分の頭で考えるよりも、どこかにある答えを探そうとしています。

もっと自分の頭で理解し、考えるクセをつけてください。
常識に捉われないでください。


【4個目は】 考えるために忘れる

《一時的に忘れていたけど突然思い出した情報は大切に》

思い出したことは必ずメモに書き留めてください。
一度忘れていたのに思い出される情報は、あなたにとって必ず大切な情報です。


【5個目】 未知と気楽に向き合う

《未知を知ることに対しては、もっと自分に優しくあれ》

最初はどうせわからない。
だから何度も繰り返して少しずつ上達しよう。
この様な気楽な心構えがあれば、あなたはもっと好きに生きられます。


【6個目】 嘘を許容する

《自由な発想のためには、嘘の許容が必要》

もちろん、誰かを騙したり傷つける嘘はダメです。
ただ、人を楽しませる、世の中をより良くするためであれば、ある程度の嘘も許容してください。
そうすると、一気に発想の幅が広がります。


【7個目】 話は最後まで聞く

《自分が話の聞き手になっている時は最後を大切にする》

なぜか人の話を聞く時、話の途中で勝手にわかったつもりになる人が多いです。
話の途中で、相手の話を聞くことよりも、相手の話題に対して自分が何の話すのかを考え始める人が多いです。

こんなコミュニケーションの取り方をする人は、いつまで経っても自分の知識の外に出ることができないです。


【8個目】 人生は長い

《人生を挽回するのは簡単ではない》

簡単ではない楽しさこそ、人生の醍醐味だと考えてください。
全てが願えば叶う人生は楽しくないです。
必死に考えてください。
頭を捻ってください。
人生を楽しんでください。


【9個目】 本は風のように読む

《読書で勉強をするのなら、本はサラッと簡単に読み進める方がいい》

いまのあなたにとって大切な情報は、素早く読んでもあなたの脳にしっかりと刻み込まれます。
要は素早くサラッと読み進める読書法は、自分にとって大切な情報だけをキャッチできる方法です。


【10個目】 気楽な場所から離れる

《意識的に気楽な環境から離れる時間を作る》

考え方の合う人たちと一緒にいるのは気楽が、そんな環境にばかり身をおいていたら考える力がなくなってしまいます。
少し知らない情報に触れただけで簡単に混乱する人になってしまいます。
少し反論されただけで心が折れたり腹を立てたりする人になってしまいます。

考えることができる人になるには、意識的に気楽な環境から離れる時間を作りましょう。

更に詳しく学びたい方は是非こちらの動画をみてください♪

解説は以上です。
ひらめきやアイディアは考え方次第で簡単に生みだすことができます。
今回解説したアクションプランを実行して、楽しく柔軟な発想を生み出す人になってください今回の記事が役にたった、面白かったという人は、いいねやコメントを是非お願いします。

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