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背広もネクタイも見たくはないけど

 あまりにも久々な更新過ぎて震えています。どうも、ドレスデンです。毎日規則的に何かをすることが本当に出来ません。こんなことを言うと “俺もだよ~” だの “言うて楽器弾けてるってことは毎日やってるってことだよね??、あんまりそういう嘘はつかない方がいいよ?” だの “お前ん家の排水溝、死んだカブトムシみたいな匂いがする” だの言ってくる輩はいますが、あんまり僕を舐めないで欲しいです。何せ僕は根気と根性が不思議な位に欠如しており、その欠如たるや数多の人間から顰蹙を買い続け富山県の顰蹙相場を崩壊させた男として未だに語り継がれている程です。事実として、ラジオ体操は初日と最終日にのみしか出席できず、毎日やると決めた素振り100回も早々に諦め、定期的な更新を約束したこのnoteでさえもこうして更新が滞っています。その他様々なエピソードが僕の気骨の無さを雄弁に物語っていますが、それでも社会に出られるので、日本社会って優しいな~と思うばかりであります。前置きが長すぎますね、詫び石出しときます。

 最近あった出来事について書こうとすると、サークルの追いコンについて書くことを避けて通れない気がするので、今回はそれについて書こうと思います。さる3月19日、僕は4年間所属していたインカレバンドサークルを卒業しました。本当は去年卒業するはずだったのですが、社会の荒波へと出港することが出来ず…、端的に言うと留年してしまい、もう一年サークルに所属することになってしまいました。最初の頃は卒業した身だから、あんまりサークルに参加しないようにしよう…などと考えていたのですが、ありがたいことに自分に声をかけてくれる人がいたので、何だかんだ全てのライブにも出演することが出来ました。その結果として、遥かに年の離れた後輩や今まであまり関わることの無かった同期ともちゃんと接する事が出来たので、とても充実した一年だったと確信しています。自分から人と接することがあまり得意ではないし、人と話していてもすぐ言わなくて良いことを言って変な空気にしてしまう事を自覚しているので、人と交流を深めることが不得手なのですが、それでも皆仲良くしてくれたので、本当に感謝しています。嘘じゃないです。

 追いコン当日の朝は妙な気概に浸ることもなく、いつも通り始まりました。少し早く起きてベースに異常がないか軽くチェックし、どこの路線からも微妙にアクセスが悪い吉祥寺へと演奏する曲を聞きながら向かい、SHUFFLEを少し越えたところにあるスーパーで朝ご飯を買い、SHUFFLEに到着して検温を終えた後は到着している面々と適当に話して…、そんな4年間ずっと行っていたあれこれが終わってしまう実感もないままに追いコンは始まってしまいました。その後はどこかぼんやりとしていたのですが、自分の出番1つ前の岸田バンドがめちゃくちゃ楽しそうに演奏しているのを見て、最後だから出し切れるだけ出し切ろうと気持ちを入れ直し、自分の出番を迎えました。

 最初の出番はnano.RIPEバンドでした。このバンドはスタ連の時から本番は楽しくなると実感していたですが、いざ本番が始まってみると想像を遥かに越えるぐらいには楽しかったです。全員が出し切れるだけ出し切って、暴れて、僕も柄にもなく大声で家虎したり、リアルワールドの大サビ前で跳び跳ねてみたり…。正直楽しすぎてあんまり記憶は無いのですが、演奏中メンバーも本当に笑っていて客席も楽しそうにしてくれていたことは覚えています。今思い返しても高揚してくるので、きっとあの時の楽しさは本物でしょう。

 次の出番はnano.RIPEバンドに連続してワルキューレバンドでした。冬定期で演奏した時はワルキューレがとまらないのベースフレーズをかなり簡略化してしまったので、今回はちゃんと弾こうと秘かに燃えていました。かなり練習したので、今回のライブではワルキューレがとまらないもいけないボーダーラインもクオリティが高かったと思います。いけないボーダーラインで本来全く踏む必要もなかったベースシンセを踏んだことが客席にどう聞こえているかだけ少し不安ですが、きっと大丈夫でしょう。きっと大丈夫なはずです。次はあさみちゃんも入れてやりたいです、非常に燃えてます。

 また連続して次はtacicaバンドです。このバンドでやった二曲はとても難しかったです。曲自体もかなり難しいのですが、スリーピースバンド特有の音作りに気を払わないといけない部分やコーラスの難度等、今回やったどのバンドよりも難しかったです。本番もかなりミスったし、コーラスも正直あんまりうまく出来た自信はありません。それでも、自分がホームズでロックをやるならこの面子と思える二人とtacicaができたのは嬉しかったし、とても楽しかったです。とても楽しかったけど、リベンジしたいですし、同じメンバーで他のスリーピースバンドのコピーとかもしてみたいです。健太朗さんボーカルならさよならポエジーとかもやってみたいな-。

またまたまた連続して、次は僕自身の確定枠である第二文芸部バンドです。このバンドはもう三年連続でやってますね、ウケる。去年と同じ、確定枠バンドのトッパーという出順にはかなり感慨深いものがありました。去年の演奏した時は将来についての不安ばかりで身が入ってない部分もあったけど、今回は出来る限り力を入れて演奏しました。このバンドのメンバーについては、言いたいことは山程あります、尽きません。でむりにも原ちゃんにもりりあにもとうりょうにも、4年間ずっっっっっとお世話になったし、今回入ってくれたあおいのうえは激強バイオリンで曲の完成度を格段に引き上げてくれたし、メンバー全員曲に対する注文を嫌な顔1つせずに受け入れてくれたし…。自分の確定権をこのバンドに使うことが出来て本当幸せでした。クオリティに関しては、もう言うことはないでしょう。演奏中本当に楽しかったです。ぬるっと原ちゃんのところに行って驚かせてしまったことだけ、少し反省はしてます。嘘です、そんなに反省してないです。とにかく、このバンドに参加してくれて、メンバー全員に深く深く感謝しています。

 第二文芸部から1つバンドを挟んで、メロコアナルトバンドが次の出番でした。このバンドでは、ひろ君やあきとと組むことが出来て本当に嬉しかったです。ひろ君は僕がホームズに入る前からの友達で、本当に面白い人間だと思っています。ほぼほぼ確実に待ち合わせに遅刻してくる点や、灰皿代わりにしていた空き缶を僕ん家の室外機の上に放置する点等、文句を言いたくなるときもありますが、俺が悩んでいる時は話を静かに聞いてくれて自分の言葉で助言をくれる点や、興味があることや自分の発想に対して積極的に動く点等、大好きな部分も沢山あります。あきとはホームズで仲良くなったギタリスト兼ボーカルです。音楽に対してのスタンスや、ギターへの向上心など、話をする度に見習わないとな…と思っています。何より、音楽やロックというものが真摯に好きなんだなって言うのが伝わってくるので、そこに対してとても尊敬しています。ただ、スタジオ内で人が話しているときもまあまあの音量でギターを弾きまくるという弱点も抱えています。ただ、その時にさらっと弾いてるギターフレーズがかっこいいので、聞いていてとても楽しかったのが性質悪いですね…。

 話を戻します。このバンドではPlace to tryのCメロをなぜか俺が歌う羽目になりましたが、それも結果的に楽しかったですね。本当は直前まで歌うのをやめようかと思っていたのですが、本番になると楽しすぎて体が勝手に動きました、不思議ですね。MCで本当に何話そうかテンパってナルティメットストームが弱いとかいう対しておもろくもない話をしたことだけ、ちょっと後悔してます。

 その次の出番はかなり空いて、ボカロバンドでした。このバンドは何だかんだ夏定期ぐらいからちょこちょことライブで出ていたので、追いコンでも演奏することが出来てかなり感じるものがあったように記憶しています。それに、4年間同期として過ごしたとむとも一緒に演奏することが出来て、とても嬉々たるものがありました。このバンドでやったfrom Y to Yという曲を僕は知らなかったのですが、このバンドをやる上で聞いてみると、卒業というかお別れの時期に合う曲で、かなり感情移入しました。良い曲ですよね…。ライブに関しても、上手いメンバーが集まっているのでクオリティが高くなるのは勿論なのですが、何というかそれ以上の色んな物が乗っていたように思います。僕だけでしょうか?このメンバーでもっと色んなボカロやりたいです、終わってからやりたい曲がたくさん思い浮かぶのは少し悲しいですね。

 そして最後に、ミルキィホームズです。そのバンドはもう言うことないです。自分が出来る全てをやりきりました。演奏している最中、メンバーの顔や客席の顔を何度も見ていたのですが、メンバーは全員楽しそうな顔をしているのに、観客席の方が楽しそうな顔や悲しそうな顔、疲れきって憔悴しきった顔、その他様々な表情が入り交じっていた事を良く覚えています。このバンド、客席からはどう見えてたのか、本当に気になりますね。俺は去年も演奏しているのですが、その時とは全く違ったスタンスで演奏していたし、感じるものも全然違いました。ただ今回については、出来ることならば終わって欲しくないと演奏中願っていたことは確かです。後、曲終わりのかき回しで打楽器が如くベースを叩きまくったので、ベースが今悲鳴を上げています。


 長々と思い出しながら書いていました。自分が出演していたバンド以外にも印象的なバンドはたくさんいたし、まだまだ書くべき事はたくさんあるのですが、これ以上書くと本当に短編小説ぐらい長くなりそうなので、このぐらいに止めておきます。

読んでる人なんてほぼいないと思うので好き勝手に個人名も出しつつ書きましたが、伝えたいことというか、自分がライブしている時に思ったことは書けるだけ書いたと思います。とりあえずはこんな感じでしょうか。

 後輩の皆さん、たくさんバンドを組んでくれて、バンド以外にも色んな事付き合ってくれて本当にありがとうございました。皆さんがホームズを楽しい場所だと思ってくれているなら、それに勝る嬉しいことはないです。

 先輩の皆さん、深く交流することは出来ませんでしたが、皆さんの演奏する姿や、楽しそうにホームズで活動する姿を見てずっと憧れていました。皆さんの背中を見ながら4年間なんとかやってこれました、本当にありがとうございます。

 そして最後に同期の皆、皆がいてくれたから、俺はずっとホームズにいられました。学内サークルや就活で積極的に参加できない時期も多かったけど、そんな中でもホームズにいようと思い続けられたのは皆がいたからです。本当にありがとうございました。最高の同期だと胸を張って言えます。

 言いたいことは言ったので、これでこの文章は打ち止めにします、本当に本当にお世話になりました、皆さんのお陰で、最高の4年間過ごせました。またいつかバンドやれたら良いなと心から思ってます。それじゃまた!

https://music.apple.com/jp/album/thank-you-for-your-smile/1579308562?i=1579308702&ls





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