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”若者には社会問題に興味を持ってほしい”
あえて””で区切らせていただいたのは、私の言葉ではないからです。本当に深く物事を考えている方々って、いい言葉を使うなぁ、選ぶなぁ、と学べるのも取材活動の面白いところだよ、という話を今日はしたい。
"環境問題でなくてもいい"
10代の関心範囲って、やはり学校で学んだことがほとんど、です。いや、私も実際そうだったし。なんなら今の記者とは全く別ベクトルで生きていた学生だったので、自らYEJを見つけて記者になりたい、取材活動をしてみたい!と思った若者は本当に尊い。推せます。
私の初めての取材同行は2009年のWWFジャパンへの取材同行です。私にとっては初ですから、緊張していたと思います。それに比べ記者等の堂々としていたこと!そして、感動したのは取材相手のWWFジャパンの山岸尚之さんが、それはもう真摯に記者たちに向き合ってくださったことです。
「温暖化を大切に思える人」は「想像力」のある人です。そしてこの「想像力」は、「いかに社会に関心を持つか」で鍛えられます。
私は若者には環境問題でなくてもいい、社会問題に関心を持ってほしいと思います。社会問題と自分との 関係をイメージできる人になってほしい。環境問題はともすれば専門家だけの問題と捉えられがちです。 社会、経済、政治、科学など様々な分野がかかわっているので 、そういうことを受け入れたり 、イメージしたりできる人間になることが大事です。 ーーー山岸尚之さん
環境問題で取材に行ったのに「環境問題でなくてもいい」なんて。それよりも大事なのは、と若者へのメッセージをくださるなんて。
"サステナブルファッションの浸透は禁煙と似ている"
そしてこちらは、再始動してからの記事から引用。これを聞いて、な、る、ほ、ど!そういう説明の仕方があったのか。と私は思いました。
記者「サステナブルファッションや環境問題に取り組んでいると、周りから「Z世代」「意識高い系」と言われてしまい、やりづらいところがあります。一般の人々が自然とサステナブルファッションに取り組むことは可能だと思いますか?」
「意識高い系」と言われてしまうの、わかる!痛いほどわかります。それに対する取材相手の方の返答の一部が"サステナブルファッションの浸透は禁煙と似ている"だと。ぜひ記事をご覧ください。
シャワーを浴びよう
英語学習でよく「英語のシャワーを浴びる」と表現することがあります。それと同じように、取材活動を通じて、記者が深掘りしたいテーマについて、いろいろなシャワーを浴びて(インプット)、記事を書く(アウトプット)ことが、ユース記者がこれから思考を深めたり、発信したりといったシーンで役に立つことがあると思います。
そんなことを、優しい大人等のメッセージを聞きながら思い、ああ、私も中高生の時に取材活動したかったなぁ・・・と思うのでした。
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