日本若者協議会・教育委員会主催「第2回JYCトーク」報告記事


2020年6月13日、日本若者協議会・教育委員会主催でJYCトークvol.2「with・afterコロナの教育」を開催しました。

イベント概要:
日時:  2020年6月13日 20時〜21時30分
場所:Zoom
参加人数は20名。学生を始め、大学や高校の教師の方も参加してくださいました。

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◯ディスカッションのテーマ
1、オンライン学習の現状と課題
2、withコロナ/afterコロナに向けて残すべき教育と変えるべき教育とは

4チームに分かれて約1時間ディスカッションを行い、それぞれの班の代表者が全体でディスカッションした内容を発表しました。

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出てきた意見をいくつか紹介させていただきます。

1、オンライン学習の現状と課題

〈学生側の視点〉
・ブルーライトで目が疲れる、肩が凝る
・オンライン学習の環境が整っているところとそうでないところの差が大きい
・オンラインで配布された授業動画を好きな時間に見て、自分の活動に取り組む人も居る。よく言えば個人最適化。勉強への取り組みの格差が広がっている。
・最初は学生・教員側ともに戸惑いもあったけど、もう慣れつつある。
・Wi-Fiの有無など、ネット環境の差が大きい・実験ができない、図書館が使えないのは困る。
・留学生がオンラインで留学できるようになっている。
・オンラインだと学校に行かなくて済むので、通学が長い人からしたらとても楽。

〈教員側の視点〉
・家で1人で勉強をすることになるので、モチベーションを保ってあげるのが難しい。
・自分は元からパワポを使って授業をしていたから楽。苦戦している先生もいる。
・重役が保健所や保護者の対応でとても大変になっている。
・オンライン学習の法律をはっきりさせてほしい。
・教育機関の横並び感が強い。
・私立学校で教員をやっている、デバイスを生徒に配っていたからスムーズにオンラインに移行できた。
・例年よりも3年生(受験生)の成績がいい。特に暗記科目。
・オンラインの方がオフラインよりもディスカッションが活発。普段は声が小さい子もマイク越しに話すためちゃんと声が届く。みんな満遍なく発言している。(ZOOMのブレイクアウトルームを使用)ただディスカッションのチーム形成が難しい。
・不登校の子が「0」になった。

2、withコロナ/afterコロナに向けて残すべき教育と変えるべき教育とは

〈残すべき教育〉(beforeコロナでよかった点)
・部活動や学校行事、実験などは学校に行かないと難しい。
・留学は現地生活も込みでの体験。

〈変えるべき教育〉(with/afterコロナで実施した方が良い点)
・社会人や、留学生などと話す教育。オンラインで海外の方と話して言語を勉強した方がいい。
・オンライン授業とオフライン授業どちらか選択できるようにして欲しい。特に(一方通行の)大講義授業はオンラインの方が良い。
・一方通行だけの授業は今後不要?(事前に資料や動画配布して見てくれば十分)
・教員や他学生からのフィードバックが授業の価値

私の班では、「意外と残すのないかも?笑」「実験室や部活動する場だけあればいいのではないか。」というところから、そもそも学校の存在意義とは?という話になりみんなで頭を悩ませました。議論が白熱し、1時間では足りませんでした。


参加してくださった皆様たくさんのご意見本当にありがとうございました!


日本若者協議会では、より多くの課題を吸い上げるため、毎週若者や他世代も含めた意見交換会を定期的に開催しています。(毎週土日・20〜21時予定)
自分の意見を伝えたいがその場がない、他者の意見を聞いてみたい、専門的な知見を抜きに気軽に話してみたい、専門的な知識は必要ありません!
ご関心のある方の参加をお待ちしております。

詳細→ https://peatix.com/group/42034






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