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自殺を防ぐ為に社会はどうあるべきか(オピニオン)

数年前に学校でいじめられた生徒が自殺をした事件が数回ニュースで流れていていたのを覚えています。最近では芸能人の自殺が大きく取り上げられています。自殺は新しいものではありませんし、日本だけの問題ではありません。ただ、私が何故問題視するかと言うと、昔と比べ状況が改善されていないからです。日本では自殺について話すのはタブーや少し気まずい感じが伝わってきます。しかし、毎回誰かが自殺する度にお悔やみの言葉を述べるだけでは問題の解決に繋がらない。だからこそ、社会の一員、周りの人間として自殺を防ぐ為に私には何ができるのかを考えてみました。

自由に感情表現ができる社会にする

海外では「日本人は感情をあまり見せない」という印象で知られています。日本に住んでいた時、「感情を見せる人は弱い」とような風潮を感じました。自分の感情や主張を抑えて、相手の気持ちを押し測り尊重する。しかし「和」を重んじるあまり、自分の思ったことが言えなくなるのは、どうでしょう?人は感情を見せなくても、感情を感じます。それを表現しないことによって、表現できない事がストレスになったり、人一倍悩みなどを溜め込むようになったと思います。自分の気持ちを正直に表現できる勇気を持てず、自殺を選んでしまった人はいるでしょう

しかし、感情を表現することによって、ストレスが解消されたり、悩み事もスッキリする場合もあります。だからこそ「和」ではなく、「個人の感情表現」を重んじる風潮へと世の中を変える必要があると思います。風潮や社会は時代と共に変わらないといけません。もちろん、時間はかかりますし反対する人も多いでしょう。ですが私は「和」を重んじる社会で押しつぶされる人のことこれ以上見ていられません。今から私たちにできるのは、積極的に感情表現をすることによって自分や周りの悩みや苦しみを和らげる事だと思います。

誹謗中傷に社会として立ち向かう

インターネットの発展で最近目立つようになったのは、SNSでの悪質な書き込みです。このようなメッセージを受け取った相手が傷つき、精神的に病んでしまって自殺してしまった、というケースは存在しますし、誹謗中傷を規制する法律ができない限りこれからも増え続けるでしょう

ではどうすればいいのか。今の私たちにできる最大限の事はネットで書き込む前に、「書いた内容を読んで、傷つく人はいるかな?」と考え、誰も傷つけない場合発信することです。しかし書くことにどれだけ注意しても、無意識に相手を傷つけてしまう場合もあります。その時は、きちんと謝り、反省しましょう。もちろん、誹謗中傷は簡単に解決できる問題ではありませんが、一人一人の意識が高まれば、傷つく人は減ります。一つの書き込みで後戻りできない事が起きてしまうかもしれない。そういう認識や責任感をより多くの人に持ってほしいです。

しかし残念ながら、これは今誹謗中傷を書き込んでいる社会の一部の人の心には全く響きません。じゃあ、何すれば誹謗中傷が減るのか?誹謗中傷を断じて許さない社会になる事だと思います。誹謗中傷の書き込みを通報するだけではなく、「誹謗中傷を断じて許さない」というプレッシャーを悪質な書き込みをするユーザーやSNS運営会社に対して保ち続ける事です。社会が一丸となってプレッシャーを保ち続ける事ができるなら、いずれかは誹謗中傷をする人その風潮に負け、被害を受ける人も減るのが理想であり、一番現実的なシナリオでもあると思います。

なんでも話せる相手になる

悩み事を一人で抱えて、辛い思いをし、もう抱えきれなくなって自殺をしてしまうと人は少なくないでしょう。人によって悩む事は違います。ですが、どんなに重い悩み事でも、それを誰かに話すことによって、誰でも気持ちは少し軽くなります。しかし、人に自分の悩み事を話すのはかなりの勇気が必要。だからこそ、自ら定期的に周りの人達の様子などをチェックするのが大切だと思います。ただ、一方的に「最近悩み事がない?」と聞くだけでは相手も遠慮する可能性もあるので、先に自分の悩みも相手に打ち明けることによって、お互い遠慮せずに、相談できる関係を築きやすいです。人と話すことによって、これまで見えなかったものが見えてきたり、問題の解決策が見つかるなど、沢山のメリットがあると思います。誰にも悩み事はあります。ですが、深刻化する前にその悩みについて話せる相手が近くにいる、という社会に将来なるのが私の理想です。

自殺や悩みに関する電話相談窓口:

最後に:
色々長くなって誤字脱字が多いと思いますが、少しでも読んで頂けたのなら嬉しいです。質問などあればTwitterのDM(@Youth18Politics)で直接お願いします。

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