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数学嫌いやけど好きなりそう

今回は、岩波新書出版の数学入門(上・下)を読みました。本を読んだ感想を一言で表すなら、「分析と総合の可逆性」です。これをもっと具体化すると、数学の土台となる考え方は、「バラバラにすること」と「組み合わせること」を自由に行き来することであるということです。またこの考え方は、問題解決の本によく登場するMECEや、効率的なモノづくりの方法として確立されたリバースエンジニアリングの考え方とよく似ています。よって、時代を問わず利用される思考であるということが分かります。ちなみに、イーロンマスクさんの”第一原理主義”という考え方もまさに数学の土台となる考え方です。私は数学の問題は全然解けませんが、この考え方には感動しました。

なんかちょっとカッコつけて一言でまとめましたが、この考え方って数学以外のいろんな場面で使っていませんか??例えば、旅行の行き先を考えるときまさに僕は使います。行き先を決めるために、これは譲れないという要素を列挙してそしてそのすべてを組み合わせて、列挙をした要素のすべてを満たす場所を探します。他にも相手の話を一つ一つ分けていって、相手が欲していることを見極めます。そして欲してる要素を組み合わせて、これを満たす要素を返します。つまり、日常生活の中で自然としている考え方なんです。だから数学(math)の元になった言葉であるタ マタマタも、”すでに知っていることを知ること”と訳すわけです。

最後に、僕の好きなデカルトの言葉をお送りします。

「困難を分割せよ」

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