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最善の道を突き進め

最善と全力。この二つの言葉の意味の違いを知った時、今までの自分が勘違いしていたことに気が付いた。これからは、どんなことにも”最善”を尽くそうと思う。

”最善を尽くす”ために不可欠な道具は、統計学である。例えば、まさに今のコロナウイルスの感染拡大予測には統計学が用いられている。そして我々は、この予測結果に対して次の行動の意思決定を行うのである。私自身も日常的に予測結果から意思決定している。むさしの森珈琲の抹茶オレだ。行けば必ず頼んでしまう。その時の注文までの意思決定は、”またあのおいしさを味わえるだろう”という予測から”今日も抹茶オレは美味しい”という仮説を立てる流れである。そして抹茶オレが届き、飲んだ時に仮説が正しかったことが証明される。つまり注文だけでなく、意思決定そのものは仮説を立てることから始まると思う。

”最善”のための意思決定には、仮説を立証することが必要である。統計学を利用する目的は、「フェアな比較に基づき、違いを生む要因を見つけること」である。(統計学が最強の学問である:p171)そして、この要因を変化させることが結果に良い影響を与えるのか、良い影響を与えるとしてこの要因を変化させる行動はできるのか、そして行動に必要なコストが結果に見合っているかを検討することが重要である。では、”違いを生む要因”をどのようにして見つけるのか??答えは、”仮説を立てる”だ。”因果関係の向き”に注意しながら”仮説を立てる”ことで、”最善を尽くす”ための扉は開かれる。

現代における統計学の第一意義とは、「有望な仮説抽出の精度とスピード」である。(統計学が最強の学問である:p95~96)


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