見出し画像

サラリーマンが美大入学を決意した理由

皆さん初めまして、
学生サラリーマンのYou-Tarin(ゆーたりん)です。

2020年4月1日より、
社会人6年目の私は、武蔵野美術大学
通信教育課程へ3年次編入学をしました。

これを機に、サラリーマン兼学生となる
パラレルな生活を備忘録としてnoteへ綴ります。

定期的に記事を書く予定なので、
暇つぶしに私の記事を読んで頂けると嬉しいです。

では早速。

なぜサラリーマンを続けながら、
武蔵野美術大学(通称:ムサビ)へ入学を決めたのか。

結論から言うと、

常識にとらわれない生き方をしたい」からです。

常識にとらわれない生き方を実現する手段として、
なぜ美大進学を選んだのか、理由は4つあります。

1.アートへの純粋な興味

写真: "buggy"の展示"IMPULSE"@Tagsta(福岡)

母親が音楽の教師をしていたため、
幼少の頃から音楽に触れていたこと。

高校卒業後、
アメリカ西部に位置するカリフォルニア州へ
3年留学し、多様な文化やアート、音楽に触れる
機会に恵まれたこと。

そして、アメリカから帰国後、
日本の米軍基地内にある4年制大学へ編入し、
外資系TV局(音楽番組)でのインターンを
通じてビジュアルアートの魅力に気づけたこと。

抽象的ではありますが、これらの経験を通じて、
いつしかアートを学びたいと思う様になりました。

大学卒業後、漠然とアートに関わる
仕事に就きたいと思っていました。

でもそれに見合う技術や経験もなく、努力は皆無。

それだけでなく、
卒業後の最優先事項は「留学費用」の返済でした。
かかった費用についてはご想像にお任せします。

これらの事情(言い訳)を勘案して、
安定した所得が見込める企業を探した結果、
今の会社に辿り着きました。

怒涛のサラリーマン生活が始まり、
学費の返済に一息ついた社会人6年目のある日。

「自分が興味のあることと向き合いたい」

ふと学生時代の想いがよみがったことを機に、
ムサビ通信教育課程の資料請求や説明会へ参加し、
気づいた頃には願書の提出まで済ませていました。
(余談ですが並行してサーフィンも始めました)

ここまで読んでくださっている人の中には、
独学で良くない?と思う人がいるかもしれません。
それでも、ムサビへ通いたい理由が次の理由です。 

未知の世界にいる人たちとの交流

写真:草間彌生「幻の花」@松本市美術館(長野)

2つ目の理由は、
「未知の世界にいる人たちと出会いたい」
これは留学の道を選んだ時と同じ気持ちです。

未知の領域である「アート」の世界へ飛び込み、
知らない考え方や価値観を持つ人達と出会うこと。

その刺激によって、今まで以上に視野を広げて、
柔軟な考え方を養っていきたい。

そして、もしその場所が国内トップクラスの美大
「ムサビ」であれば刺激以外の何ものでもないと。

そんな淡い期待を寄せながら、
スクーリング(登校して受ける授業)を楽しみに
しています。
(感染症の影響で、どうなるのかは未知数ですが)

音楽×視覚的アートへの興味

写真:「MUTEK.JP(昼の部)」@EDGEof (東京)

音楽活動を改めて始めるキッカケとして、
美大で学ぶ「Processing(プロセッシング)」等によって、
「音楽×視覚的アートを融合した作品を作りたい」
そんな興味が湧いたことも、理由の一つです。

最近は活動をお休みしていますが、
DTM(デスクトップミュージック)で楽曲制作をしていたり、
DJMIXの作成やイベント企画やDJもしていました。
(海外在住のYoutuberへ動画用の楽曲提供も)

「作品を作りたい」
そう思う様になったキッカケは、
昨年12月に開催された「MUTEK.JP」のNight Time
Program(夜の部)へ足を運んだことです。

Ryoichi Kurokawaの「subassemblies 」、
Rhizomatiks Research x ELEVENPLAY x
Kyle McDonaldの「discrete figures」を鑑賞して、
鳥肌が立ったと同時に学生時代に感じていた
ワクワク感が蘇ってきたこと。

単純だと思われるかもしれませんが、
MUTEK.JPへの参加が自身の創作意欲を掻き立て、
「自分が興味のあることと向き合いたい」と
強く想う契機となったことは確かです。

仕事や私生活への応用

写真:NPO法人海さくら主催 ゴミ拾い@江ノ島海岸

がらりと話は変わりますが、
私は勤務先でCSR活動(企業の社会的責任)の一部で
ある「環境・安全衛生」の分野に携わっています。

この仕事に携わって以来、
日常生活においても、環境や衛生面の問題について
考える機会が多くなりました。

ムサビでは、デザイン情報学科
デザインシステムコースを専攻し、
プログラミング言語(PythonやJava)を学びます。
(Udemyの活用やkindleで本を読みながら勉強中)

プログラミング言語の習熟により、
身につけるスキル(データ解析/分析)が、
会社の課題解決へ役に立てないだろうか。
仕事中、そんなことを感じる場面が多々あります。

アートへの興味はもちろんありますが、
ムサビで学ぶことが仕事に活かせたら、
今の仕事がより面白くなるのではないか、とか。

物事の大小は別として、
日常生活の効率化や人の役に立つ様なツールを
思いつき、作れるようになれたらいいな、とか。

色々なことを考えながら、
サラリーマン兼学生生活を満喫していきたいです。

まとめ


社会人になってから学生に戻ることは、
日本では稀なケースと思われるかもしれません。
でも、海外では決して特別なことではありません。

アメリカの大学では、国籍問わず、
同世代の学生もいれば、主婦もいましたし、
中高年の方も授業で見かけたことがあります。

何かを始めるにあたり、
年齢なんてものは関係なく、
自分がやりたいと思ったら挑戦してみる。
もし自分に合わなければ、途中で辞めればいい。

海外へ一歩踏み出したからこそ、
「常識にとらわれない」ことの大切さに気づく
ことができたと思いますし、これから始まる
サラリーマン兼学生生活で実践していきたいです。

長文となりましたが、
最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました。

冒頭に書きました通り、
定期的にnoteを更新したいと考えていますので、
温かく見守って頂けると嬉しいです。

それでは。

2020年4月よりサラリーマン兼学生生活がスタート。 私のパラレルな生活を皆さんと共有出来たら嬉しいです。