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リーダーとして貞観政要を読む

こんにちは、youtaです。
最近、久しぶりに本を購入し、業務に関係のない読書をしました。

その本の名も「貞観政要」です。
本の内容は、かつての中国の皇帝、
太宗、李世民が貞観の治と呼ばれるほどの良い時代を作り上げる為に時の賢人たちと語らい、守成(政治)についての極意を書き記したものとなります。

その教えは、皇帝のみではなく、多くの人から支持されて、沢山の経営者やリーダーの指南書として現在も読み継がれています。

今日はその内容の中でもとりわけ私が気に入ったものとその解釈についてまとめていきます。

リーダーがなによりも大事にすること

リーダーがなによりも大事にしなければならないものは、「人民」
現代風に言い換えると一緒に事業をおこなう従業員や同じ目標をめざす後輩です。
彼らに誠の心をもって接するからこそ、協力をしてもらえるのであって、彼らに酷い仕打ちをして上手くいくことなどありません。
このことを本では、
”もしも人民に酷く接して、君主の欲望を満たそうとするなら、それは自分の足の肉を割いて食べ、自分の胃袋を満たすのと同じだ。”
と言及しています。

例え、中国の帝国のように広大な領土と人に関わりがなくても、チームのリーダーになる人間には是非覚えておいてもらいたい言葉ですね。

諫言こそ至言である

貞観政要の中で一際、大事にされているのが、諫言。
諫言とはすなわち、いさめること。
基本的には立場が下のものが上のものに対して意見をする時に用いられることが多いです。
現代でも先輩や上司に意見をするのは、難しいもの。

それが、かつての中国ですから、皇帝に意見しようものならそれ自体が罪に問われてしまってもおかしくはありません。
しかしながら、貞観政要では国を守っていく為に一番必要なことは、
部下や臣下の言葉に耳を傾けることとされています。

かつての皇帝とは神にも等しい存在として考えられ、皇帝となったものは徳が足りずに酒池肉林を楽しみ国を傾けてしまうことも少なくはありませんでした。

君子と呼ばれる人が忘れないもの

貞観政要によると、君子と呼ばれる人が忘れないものが、「義理」と「人情」
義理堅い人は短期的には損することも多いかも知れませんが長い人生の間で積み上がる信用はお金には変えられない価値があります。

お世話になった人や協力してくれた人への感謝はいつまでも忘れずに生きていきましょう。

反対に君子は取るに足らない人や物は無視をしても良いとのとこです。無駄なことには時間を割かないように集中してことにあたると良いかもです。

天に恥じない行動をする

上記と被りますが、「徳を積む」という考えを忘れずに天に恥じない生き方をしましょう。
一本筋を通していきている人間には徐々な凄みのようなものが身についていきます。

自分の行動を一番みているのは自分なのです。
常に誇れる自分でいれるように心がけていきましょう。

まとめ

最近は中国の古典を読むようにしています。
いつの時代でも通用する普遍の力を身につけていきたいです。

理想の世を実現するには、まずは自分の身をうまく修めること。
今日も頑張っていきます👍



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